血統予想・コラム

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世界を語れる血

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2015年は、春のオーストラリアでGⅠが一つ。

年末を迎えるまでは少しストレスの溜まる競馬が続いたが、獲れるところはしっかり獲れた香港ではカップのワンツー、マイルのエイブルフレンド斬りなどで底力を示し、十分すぎる内容での大団円となった。

古馬路線が低調だった分、3歳世代は勢いがあっていいと思っていたが、ダービー、オークスがハイレベルすぎて、そこで好走したルージュバックが秋は2戦不発。ダービー大惨敗のキタサンブラックは、秋に1-1-3と好調のまま年を越すなど、有馬記念も皮肉な結果に終わった。

高速ダービー馬が速い馬を生み、クラシック戦線をジャックした昨年。

ドゥラメンテとミッキークイーンは、連を外さない強さで、完成度でも他を凌駕した。

キングカメハメハとディープインパクト。その隙間でスクリーンヒーローや渋いSS系は意外な底力を発揮し、皆を驚かせるのであった。

思えば、この血統地図。

世界を夢見る時代が、世界を制する時代に変わった90年代後期の構図とよく似ている。

エルコンドルパサー<父キングマンボ>

グラスワンダー<代表産駒・スクリーンヒーロー>

スペシャルウィーク<SS産駒・シーザリオの父>

時同じくして、タイキシャトルやシーキングザパールなどの外国産馬やSS直仔のステイゴールドらひと世代上の猛者が、確かな足跡を残していた頃。

幻の同期3頭による直接対決の実現が叶わなかったが、その産駒は印象的な仕事をしてくれた。

三冠馬が登場しては、凱旋門賞をまたしても獲り損ねることを繰り返してきたが、他の路線なら、グラスもスペシャルもその子孫がきっちり遠征緒戦で結果を残している。

何も、朝日杯だけが再現VTRとなったわけじゃない。

これは、ドゥラメンテ・第二ストーリーの開演の知らせなのか。

で、また怪我をしてしまったら、ディープらしい小柄な牝馬のミッキークイーンにもっと暴れてもらいとも思う。

選択肢はたくさんある。

国内戦に専念するのも、今はむしろいい頃合いだ。自由な時代は、やはり素晴らしい。



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