血統予想・コラム

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未来へ・血の交錯

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サンデー系の発展、存続に必要なこととは。

孫世代の種牡馬が急増し、初年度から結果を出したヴィクトワールピサ産駒の血統馬・ジュエラーの成功で、一定の質がキープされることは証明できた。
ヴィクトワールの母父マキャヴェリアンは、ミスプロ産駒でヘイローを母父に持つということで、ロゴタイプを送り込んだローエングリンの父シングスピールなどと同様、ヘイロークロス、それも強い3×4・4×3などの、即効性のあるインブリードを誰にでも簡単に作れる強みがあった。

一瞬で効果を期待できるそれは、連綿と続く種牡馬系の中で、細かく見ていくときに必ずキーとなる、自身のすぐそばにある祖先の強いクロスにおける、リスクの副産物として、一種のエネルギー源となることが証明されている。
サンデー系は、まずはヘイローによって存続する道を見出したようだ。

一方で、グラスワンダーに賭ける夢も見逃せない。
少し前までは、渋とい中距離馬として名を馳せていたスクリーンヒーロー、アーネストリーが、最近の非サンデー系種牡馬の代表だ。
サンデーを入れて、種牡馬としての意外性を示したスクリーンヒーローの成功体験は、サンデーのないアーネストリーにとって、今後の発展を予測する指標となるだろう。

反主流とA級サンデーの混在には、リスクマネージメントの側面を持った、完全別種の交配の必要性を重視した配合の狙いが感じとれる。
サトノダイヤモンドやマカヒキの母系には、南米産の証であるサザンヘイローの血が入っているが、邪魔になる位置にはいないので、程よいカンフル剤となっている。

「単純なスピードとにわかなスタミナ」
ドイツ血統が10年以上も北半球のトレンドとなっているように、特殊なルールの下で作られたものや、北米のスピード血統の再生品を輸出する南米型の配合馬など、独自に発展した血は、基本同一系統である以外に、縛りをつけられたことによって主流をいつでも受け入れられる渇望感のようなものが、血統内にあるのだろう。

ロベルトは、モーリスの活躍を語らずとも、ヘイロー系よりワールドワイドな系統。
世界戦略において、日本の馬産は今後の発展に希望がある印象を受ける。


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