2冠馬ドゥラメンテが 競走能力喪失 電撃引退

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さよなら、ドゥラメンテ

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高速二冠馬。
メイズイもカブラヤオーもサニーブライアンも、秋以降は何もさせてもらえなかった。
キングカメハメハ、ディープスカイ等、近代競馬の基本形に倣った変則二冠馬もまた然り。

シンボリルドルフ、ナリタブライアン、ディープインパクト、オルフェーヴルは、元から器用さを兼ね備えている中型馬で、ある意味、神に愛された存在だった。
他とさして代わり映えしない細い脚と、それを動かすのに必要とされる繊細な筋繊維の集合体も、500kgの体を自在に躍動させるのはタフすぎた。

トウカイテイオーはあまりに走れてしまったから、屈腱炎になる前に、骨が耐え切れずにすぐに折れていた。
ドゥラメンテは、走ることへの執念みたいなものも、牧場に置いてきてしまったから、今度は骨折しなかったのだろうか。

天才良血馬。
堀調教師は、万全を期すために、強引なローテで共同通信杯を使った。
乗り慣れているはずの石橋騎手でさえ、掛かってしまったドゥラメンテは抑えきれず、止めるような格好で位置を下げて、著しい消耗で2着に終わった。
能力を開放するのが得意で大好きなデムーロ騎手は、皐月賞でも前半の押さえていくことをしたものの、馬込みで気持ちを盛り上げていく乗り方をしたから、いざ外へ誘って追い出しにかかった時には、馬の方が先にスイッチが入っていた。

中団から抜け出したダービーは、外々をつく正攻法の抜け出し方。
そして、一切ズブさを見せない皐月賞以上の競馬で、父の作ったダービーレコードの更新によって、父越えとダービーの金字塔を同時達成。

「終わるには早すぎるにしても…」
ディープインパクト、スペシャルウィーク、ウオッカだって、古馬のビックタイトルをレコード勝ちしている事実がある半面、その年の秋はあまりハッとしなかった。
それを考慮しての長期休養。しかし、3歳春に速く走りすぎた父の二の舞を踏むことになってしまった。

一部、血統的盲点のある良血馬とする論調もあるようだが、今流行りのヘイローの4×3と同じように、サンデーのひ孫が配合相手になれば、その3×4は可能になる。
速い馬を父以上に出す種牡馬となるはずだ。



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