血統予想・コラム

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エールと叱咤を

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マカヒキを管理する友道調教師は、聞くところによると、長い距離の競馬が好きらしい。
アルゼンチン由来の母系で、日本でも場合によっては軽薄ともとられかねない南半球のスピード血統が、北米血統のヘイローやノーザンダンサー系のフレンチデピュティとどう融合すれば、距離がこなせるようになるのか、未だに謎は残る。
しかし、彼は言うまでもなくダービーウイナーなのだ。

重馬場でしか日本馬は活躍できていないのは、大いに心配。
ヨーロッパの速い時計の決着に対応できないのは、単純に、本当に厳しいプレッシャーを耐え抜く競馬を騎手がしたがらず、それに馬も応える機会が少ないという戦略上の不備がある。
道悪だと、ある程度思い切りの競馬もしやすい。馬群もばらける。

馬券を買おうと思えば買えるレースになった。
買い方は人それぞれ、自分のスタンスに合わせればいいわけだが、極端に日本の馬の売れ方が集中しすぎるのも、あまりにも節操がない気はする。
日本で買う人の意思だけで、そのオッズが変動する仕組みなのだ。

正確な情報を得たのなら、あとはファンが勝手に考える。
マカヒキは、有力馬というより、3歳馬の斤量利を活かした戦い方をする日本馬らしい追い込み馬である。
連軸で狙うより、イチかバチかの大駆けに期待する穴狙いの博打の基本形に則したタイプだ。

軸不動なのにやたらと参戦馬の多い昨年のようなケースだと、軸馬の置き方も重要になるが、日本のような全馬チャンスありの混戦とも違う。
ファンの資質も大いに問われることとなる。

それら全て、日本の競馬人にはあまり馴染みのない「シャンティイズアーク」であることによる、不安と期待なのである。
ロンシャンより道中の消耗は少ないだろうが、エイシンヒカリがそうであったように、競馬場が違えば、国内の馬場質の差以上に個性が違うというのが、ヨーロッパでは当たり前なので、直線の形態が変わるというのは影響大だろう。
ドゥラメンテは、ロンシャンより直線がタフになるシャンティイの方が合っていた可能性はあるが、マカヒキがそうだとはちょっと思えない。
出走馬が多いと、今年は少し辛いだろう。



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