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父仔3代秋物語(対天皇賞馬史)

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近20年の話で、関西馬がノータッチのブラッドストーリーなどあり得ないが、この話は珍しく、ライベルが全て関西馬という構図。
そして、何故だか天皇賞馬を負かすというゴールシーンが繰り返されてきた。

2度目の対戦の前にも、ライバル・スペシャルウィークは、天皇賞を勝っていた。
99年秋。ジャパンCでの再戦は流れ、暮れの大一番で最後のマッチアップの時を迎える。
前年の天皇賞馬、翌年の天皇賞馬。祖父グラスワンダーには、敵とはならなかった。
今度は後ろからライバルにマークされる展開から、いつも中団外からの競馬で、スペシャルウィークを4CM封じた。
有馬記念の名勝負列伝は、このハナ差からまた、ハナ差伝説を繰り広げることになる。

08年は、まるでノーマークのスクリーンヒーローがJCで踊った。
ダイワスカーレットはいなかったが、ウオッカとメイショウサムソンがダービー・秋天を共に制し、ディープスカイもその年のダービー覇者。
豪華メンバーの時ほど、死角に要注意。
関東の刺客・超上がり馬の良血・父スクリーンヒーローが、この頃から再び日本で活躍するようになったミルコ・デムーロの手綱で、正攻法の抜け出しから大穴を開ける快走を見せた。

15年は、その仔の時代を象徴する結果に。
秋はその輝きは増した。
春のマイル王・モーリスが、休み明けのマイルCSを楽勝すると、返す刀で香港マイルも快勝。
菊花賞の激闘から、しっかり立て直しを図り、夏に復帰後3連勝で重賞を制していたゴールドアクターは、父のように、勝っているのに人気にならない不思議なオッズで、春に悲願の天皇盾を奪取したゴールドシップの引退レースを牛耳り、完勝した。

しかし、いつの時代もロベルト系は燃え尽きやすい。
期待の5歳春に連勝をストップさせた仔らは、また秋になって息を吹き返した。
秋には縁のある血統。モーリスはついに、この父系悲願の天皇賞制覇を1番人気に応える形で成功させ、香港での大団円を臨むこととなった。
祖父の歩んだ道を、父の成功例に倣って辿ったゴールドアクターは、その父があっと言わせたジャパンCへ、今年は挑むことになる。

 

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