フェブラリーS コラム

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ゴールドとキング

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2014年。フェブラリーSでとんでもない出来事が起きた。
コパノリッキー、突如開眼。
今年もそれと似たような光景を目撃した。
ゴールドドリーム、一変でGⅠ獲り。

4歳馬でフェブラリーSを制したのは、過去7例あり、うち一回は中山開催のゴールドアリュール。
そして、その仔が4歳で2勝、5歳でも2勝と躍動している。
惜しいことをしたものだ。でも、本当はそれでよかったのか。
死の持つ意味合いは、その時々で変化するものだ。

何度となくフェブラリーSに産駒を送り込んできたキングカメハメハ。
同父のエルコンドルパサーも菊花賞馬とダートチャンピオンを送り込んでいる。
血統構成が似ている両者。三冠牝馬とダートGⅠ10勝馬で応戦した。
アリュールとは2つ違い。
一方は、あっと言わせるダービー5着。もう一方は、衝撃的なダービーレコードウイン。

エルコンドルパサーに唯一劣る弱点は、フェブラリーSを勝てないこと。
2頭のGⅠ馬でワンツーを目論んだ時に壁となったのが、ゴールドアリュール産駒であった。

ともにニジンスキーの血を持つ。
長らく東京マイルのレコードホルダーであったナリタハヤブサもその直系の孫だ。
東京マイルで2度も1分35秒を切って走った馬は、ここ数年ではいないわけでもないが、2勝している馬は彼だけ。
唯一、母母父父にニジンスキーを持つスピード系ダート種牡馬のゴールドアリュールにしか、それは破れないのかもしれない。
エスポワールシチー、ゴールドドリームに共通するのは、最初のハイレベル決着でそれに対応できたこと。

道悪適性では負けていないカメハメハも、唯一しっぺ返しを食らう相手はゴールドアリュールだった。
コパノリッキーとホッコータルマエの対戦において、良馬場では自分のフィールドを守り、道悪ではそれを侵すという構図が繰り返された。
産駒の秋のタイトルがほぼ互角の星勘定であるから、かなりのスピード決着になることがあるフェブラリーSでは、もう適性の差は歴然と言える。
逆転するには、大きな壁でもある完成度の進展が鍵を握ることになるはずだ。

 

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