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親仔制覇<ダービークロニクル>

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先述のキングカメハメハ - ドゥラメンテ以外にも、この30年は親仔制覇を目撃することが多かった。
一応、これも除外対象か。
<72回>ディープインパクト - <79回>ディープブリランテ、<80回>キズナ、<83回>マカヒキ

父を超えたかどうか。そのワンイシューで語りたい彼らと彼女1頭がいる。
・(<51回>シンボリルドルフ)- <58回>トウカイテイオー

・<69回>タニノギムレット - <74回>ウオッカ

・<70回>ネオユニヴァース - <76回>ロジユニヴァース

ドラマチックな血と名手の固い絆が生まれるきっかけが、このダービーであったりもするようで、ネオーロジのコネは少し弱い気もしないではないが、両者とも道悪のダービー馬である。
父が果たせなかった夢を叶えたカツラノハイセイコ、サクラチヨノオーのようなパターンがある一方で、サクラショウリの代表産駒が辿った悲運の導線はダービーという特別なレースへの参戦の有無によって、何かが狂ってしまったようなところもある。
ロジユニヴァースが勝った時の1番人気は同父のアンライバルド。
鞍上、調教師は後にダービーを制したが、馬にリベンジの舞台は訪れない。サクラスターオーと少しダブる。

顕彰馬から出た顕彰馬と、幻の春三冠馬から登場した歴史的タフネスフィリー。
名手のひと仕事があった一方で、ブラッドストーリーの終着点たるダービーには、必ずと言っていいほど、配合を巡るストーリーがついて回る。
トウカイローマンではなく、その妹のナチュラルにルドルフの種付け権を譲ったからこそのテイオーの誕生がある。
ギムレットが故障しなければ、ウオッカは桜花賞を勝てたのだろうけれども、では、ダービーに参戦していたかはわからない。

つくづくこう思う。
「コピーを作っていては、血は残せない」
血統の教科書に載せておかねばならない金言を、彼らは生み出した。
父より仔の方がレース内容はずっとスマートで、強さも際立っていた。
故に、親仔制覇の価値は、他のGⅠとは格段に上なのである。

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