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遅い時は速い血統

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ヘイロークロスのダービー馬は、サンデーの孫世代が活躍するここ10年で、実に3頭登場している。
09 ロジユニヴァース<3×5>
14 ワンアンドオンリー<3×4>
16 マカヒキ<3×5>

昨年は3×5×4のサトノダイヤモンドがマカヒキに際どく迫り、その後は菊花賞と有馬記念をジャック。
距離延長に意外なほど適性を示すヘイロークロスを持つ馬は、高速決着となった阪神大賞典・天皇賞(春)でも、シュヴァルグラン<3×4×5>ともども、連続して好走するのであった。

一方、今年のダービーではミスプロクロスを持つレイデオロが、非サンデー系で唯一クラシックディスタンスでも通用するキングマンボ系のプライドを示し、意外な展開を自ら作って、押し切って見せた。
これが3×4のスピード配合。
サンデーサイレンスが入っている馬が6年連続で勝ってきたのだが、メイショウサムソン、ウオッカらフロリースカップ系の馬を除くと、ここ15年で13回はどちらかの系統の馬が勝っており、完全に数の多さが結果に直接的な影響を与えているという偏在の傾向が顕著となっている。

また、今年のように平凡な時計になった時に、直系にクロスの入った馬が出番をモノにしているのである。
ロジユニヴァース 2:33.7<レコード比プラス10.4秒>
ワンアンドオンリー 2:24.6< 〃 1.3秒>
マカヒキ 2:24.0< 〃 0.8秒>
レイデオロ 2:26.9< 〃 3.7秒>

時計がレコードと1秒以上は離れているケースは、フロリース2頭、キングマンボ系、ステイゴールドなど、特殊な傾向を示した特別な才能が多く勝利していて、この点からも、普通のダービーになったら、サンデー系じゃないとどうにもならないということがよく表れている。
遅いと全体のレベルが低下してしまうから、出走各馬に余力が残る一方で、上位組の停滞はハイレベル決着と同じ傾向が出ている。
今年は26秒台の決着はエイシンフラッシュと時と同じだが、02年と08年はレベルが雲泥の差で、古馬と当たった時の結果に、答えを求めるしかないだろう。
今のところ、苦戦必至とみるが。
まだ運だけで勝敗が決まっているようなところがある。

 

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