血統コラム

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南米血統のディープ産駒の死角と欧州良血馬の弱点は同じである。
欧州配合の急進勢力たる若い牝馬は、近年トレンドではあるが、彼女たちを巡る内包した血の混雑具合は限界に達しようとしている。

血の濃縮度合いでは互角、ヘイローが沢山入っているサトノダイヤモンドの武器は、何といってもその安定感。
レース内容もそれを支える肝となる気性面も、常に実力の範囲内で力を出し切ることに向いた性質を持っているので、相手が強いからとかそういうことに惑わされず、いつでも自分の競馬に徹することができる。

最初はそれを評価され、高馬らしい気高き走りでファンを魅了していったが、そこに突出した決め手がないことに、ひとつの死角があるという風に捉える向きがあった。
陣営の狙いは常に、ゴールは凱旋門賞であると考えていたので、ダービーで残念なハナ負けを喫したあとは、今年のこのレースに向けた準備をしてきた。
1-1-1-1-3。
あの高速天皇賞だけ負けたのだから、問題ない。
フォア賞も勝てれば、もう言うことなしの古馬の有力馬である。

距離をこなすのに不適とされたヘイローのクロスは、今や長距離の高速戦では欠かせない血統構成であり、シュヴァルグランが春天でもっと頑張れていれば、こちらにやってきていても不思議ではなかった。
距離の不安を誤魔化すことはできない条件で、高速決着でも怪我無くここまでは過ごせているサトノダイヤモンドは、上がり勝負ではヨーロッパでも見劣りする可能性がある。

よって、混戦の凱旋門賞を期待する。
最近は、日本や南米、その昔のアメリカのタイトな芝も速かったわけだが、雨さえ降らなければ、求められる時計の対応力に大きな差異はどこもないというのが常識。
それなりのレベルの競馬で結果を残している馬は、その流れにどう対応するかだけが重要になってきた。
日本では上がりが速すぎるが、ヨーロッパでそれはまずない。
時計が出て、尚かつ力勝負になった時、本来の適距離である12Fでの争いで、サトノダイヤモンドが力を出し切れない理由などない。
父ディープとは違う個性が、実は勝機をもたらす可能性を秘めているのである。

 

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