ジャパンカップ名勝負

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JC名勝負<ベストレース>

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敢えて、このレースを挙げたい。
2分25秒を切り、上位3頭全て1馬身以内だったのは07年のみ。

上位2頭がクビ差以内で、2馬身以内で3位以内まで入線の2分24秒を切った年が、
05
09
3頭とも5番人気以内だと、
05 アルカセット ハーツクライ ゼンノロブロイ
07 アドマイヤムーン ポップロック メイショウサムソン

ただ妙味があるのは、
09
ウオッカ ルメール
オウケンブルースリ 内田
レッドディザイア  四位

このレース。
武豊騎手のリーチザクラウンが逃げて、ハイペースを演出。
単に行くしかなかったとはいえ、脚の使い方が絶妙だった3頭の好走要因は、ここまでの経験と鞍上のこだわりが全て好走するための必要絶対条件であったことで、それが分かりやすい形で引き出される展開は、GⅠ馬である彼<彼女>らには有利だった側面はある。

同時に、牝馬には使える脚の限界がつきまとい、牡馬のステイヤーでは追い出しのタイミングが同じように存在する中で、その難しさを楽にカバーした3者の騎乗技術と、3頭の充実度合いが見事にマッチした至極の名勝負でもある。
特にウオッカは、前2年がスローで、その前のレースで消耗することが多く、必ずしもベストではない状態での参戦に展開の不利も重なった部分はあったが、ルメール騎手は彼女の良さを全て理解するように、ロスのない中団からの抜け出しで、脚が上がることも織り込む済みで、正攻法の抜け出しで結果を出したことは、人馬とも高く評価されるべきだ。

物語の終着点は、必ずしも幸せとは限らず、有馬記念ではそれが多いかもしれないが、ウオッカだって三度挑んだドバイのそれもAWで惨敗を喫し、鼻出血で無念の引退となってしまった。
しかし、後年のブエナビスタもそうだったが、ラストシーズンの中でベストの条件で勝ち切る底力を見せられたことは、やはり幸せなものである。
納得のGⅠ7勝目から10年弱。
今は牝馬に優しいJCにまた戻った。ウオッカが果たした貢献度はあまりにも大きい。



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