血統コラム

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突如の一変<古馬王道路線の変わり種>

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GⅠ未勝利で連対歴もない馬が勝った例は、

秋天
カンパニー、トーセンジョーダン、スピルバーグ

JC
スクリーンヒーロー

有馬
ゴールドアクター

何故かレイズアネイティヴの入っている馬ばかりなのだが、直系のサンデーが少なく、それに伍して底力勝負を挑み、20年前のチャンピオン路線に足跡を残してきたトニービンの直系やロベルト系のトップホースのグラスワンダーの直系が、明白にイレギュラーな存在として名を高めたのは、きっと偶然ではない。

血統の特性を深掘りするつもりはないが、やはり、サンデーが入っている馬とそうではない馬とでは、成長の度合いにゆったりさがある馬の方が、本当は古馬路線では有利なのである。

加えて、有力とされた面々がやや下降線に入っていて、ファイトしたところで高が知れていた場面で、きっちり穴埋めした結果がこれ。

カンパニー→ウオッカ

トーセンジョーダン→ブエナビスタ

スピルバーグ→ジェンティルドンナ

彼女たちが5歳時に、前年のレベルのパフォーマンスを見せられず、後塵を拝す結果に終わった。

スクリーンヒーローは激走直後のウオッカやディープスカイ、洋行帰りのメイショウサムソンらを一刀両断。

ゴールドアクターも、やややる気が失せていた感も否めないゴールドシップの引退レースで快走した最大の上がり馬。

当然、上位人気馬はいない。

血統以外で推せる要素を見つけようとすると、今までと違う何かを見せたことが重要だったということか。

久々の重賞でも中身の濃いレースをしていたスピルバーグ、ゴールドアクターに、GⅡを非常に印象深い内容で制した3者。

これら全てが、1年以内に東京の中長距離戦でハイレベルのパフォーマンスを見せている共通項がある。

カンパニーはレコード決着の秋天4着の1年後、同じタイムで勝ち切った。

上がり目の判断基準は、決まって、変わり身とも言える。

今はキングカメハメハが元気だから、アウトサンデーのミッキーロケットの成功例に乗る格好で、今後もこの手の活躍馬が増える可能性がある。

早熟性がより問われるようになったクラシックの功罪は、晩成型に易しい古馬GⅠという構図を生んでいるのだ。



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