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希望の星② -ビッグアーサー-

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テスコボーイの産駒には、
キタノカチドキ<皐月賞・菊花賞>
トウショウボーイ<皐月賞・有馬記念>
サクラユタカオー<天皇賞・秋>
ら、日本を代表するボトムラインとの結びつきによって、大仕事を成した名馬が多い。
特に、後2者が送り出したミスターシービーとサクラバクシンオーなどに代表される孫世代の活躍馬が、80年代以降の細く長い血の系譜を継承し、未だ重賞級を供給するトップサイヤーが生き残っている。

サイヤーサインの経年劣化の遅行性を示した系統は、今まで日本にはほとんどいなかった。
フィリーズサイヤーが多いのも原因だろうが、トウショウボーイもその気があったせいか、今は直系は残っていない。

血の存亡は、サクラユタカオーの子孫に託され、静かに息づく日々。
そして今、サクラバクシンオーの最晩年の才能が世に知られるようになった。
土曜日の淀屋橋Sを制し、デビューから4連勝を決めたのがビッグアーサー<牡4・栗東・藤岡厩舎>だ。

キングマンボ×サドラーズウェルズという母の配合は、エルコンドルパサーとまるで同じだが、その奥を覗くとキングカメハメハの活力を裏支えするトウルビヨンの血が潜んでいる。それは父の牝系にも共通している血統。
これは、別に派生したメジロマックイーン、トウカイテイオーの源流にある血筋で、気難しさの根本要因にもなっている。バクシンオーの距離適性にも影響していると思われる。

4勝目のレースは、差しを覚えさせようと、スローペースにも拘らず無理強いして、辛勝であった。
キレない馬。それがこの血筋が示してきた個性。
負け続ける日は続いても、いつか花開くのがプリンスリーギフトの末裔である。

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