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猛烈カメハメ波

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春のクラシックシーズンのちょうどど真ん中の頃に、期待以上に産駒が走っている種牡馬の特徴を探りたくなるのが、競馬ファンの性というもの。
一にも二にもサンデーサイレンス系の日本競馬なのだが、数にモノを言わせる彼らに真っ向立てつく孤高の存在に、今皆が驚いている。

何故にキングカメハメハ産駒にはこれほどまでに底力があるのか。
社台グループの隔年ごとにいい繁殖牝馬を当てていくスタンスを要因とするには、やや一線を画した桁外れの重賞馬増産傾向。
中山の2000Mで高速決着になって、己の弱みを露呈した父に比べ、クラシック一冠目には縁のなかった同士の配合からドゥラメンテという何かしでかしそうな馬が皐月賞を制し、進化をみせた。

距離不問の特徴は、ディープインパクトとも通ずるが、ダートでチャンピオン級を出す能力は、1つ下のダービー馬にはない。
完成がゆっくりのいかにも正統派チャンピオン血統。
ラブリーデイが初重賞を制したのが5歳。勢いに乗って京都記念まで制したわけだから、軽い印象もない。

ノーザンダンサー系が3本入っていて、サンデーサイレンス程相手が自由に選べるわけじゃないが、ヘイルトゥリーズンの血は入っていないから、余計なことを考える必要はない。
唯一、気難しい側面を見せるのが欠点とも言える。限界を前にして、突き抜ける時とそうじゃない時があり、好調時は高速決着を好む。

とはいえ、この勢いの根源にあるものは一体なのか。
恐らく、ディープにつけられる相手はカメハメハにもつけられ、つけられないものが単純に少ないことが要因だろう。質と量を両立できた約10年弱の繁殖期間が、今まさにやってきたのである。

 

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