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七夕賞のセオリー

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荒れるのが当たり前の七夕賞。
前走掲示板を外していた馬が、過去10年で4頭も勝っている重賞だから、今年の場合、直後にGⅠを勝つ馬が制したレースの5着馬が勝ったということで、比較的平穏な決着…、にはならなかった。
20倍弱の馬がヒモに必要なことはわかっていたが、マデイラはどう買えばよかったのだろうか…。
3連単など、とてもじゃないが当てられそうもない競馬となった。さすがは七夕賞である。

ただそれでも、2分を切るので精一杯だった頃の七夕賞ではないことは明らかだ。
3年連続の1分58秒台の決着。
結果的に、高速決着で強い勝ち方をしていた重賞馬が、2週目開催になって以降ずっと勝っている。

混戦になって荒れるのではなく、走り切れる馬が限定されるから、本格的な中距離型しか来れなくなったのだろう。
BCターフレコード勝ちのチーフベアハートの仔と、レコード決着のJC2着馬・ハーツクライの仔が立て続けに勝利し、今年は皐月賞圧勝のアグネスタキオンのA級馬が快勝した。

加えて、2着ステラウインドは、有馬記念で大レコードを出したゼンノロブロイを父に持ち、芝でもダートでも速かったクロフネの仔が3着。
わかりやすいと言えばわかりやすい。
小倉では、大体隔年で激烈なスピード勝負が展開されるが、今年断然のレースレコードが出現したこのレースも、スピードの限界に挑む競馬へと変質しつつある。
雨が降ったら、また今度はどんな穴馬券が発生するのか。ファンを飽きさせない七夕賞は、これからもみんなの当てたいレースであり続けるだろう。


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