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策士の夏(前編)

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名を挙げるまでもなく、誰の軌跡かすぐにわかる騎手の夏の思い出をちょっと語りたい。

20世紀末。男を取り巻く環境は、より充実したものになっていた。この頃には定番化していた8月のフランス競馬参戦は、日本調教馬初の海外GⅠ制覇<シーキングザパール>へと繋がった。
また、タイキシャトルのジャック・ル・マロワ賞制覇の前に、その主戦である岡部騎手に有益な情報を伝えたという話も聞いたことがある。
200勝時代、ダービーマイスター時代、ディープインパクトとの思い出…。
間違いなく頂点にいたこの頃は何もかもが思うようにいっていたから、弱点を指摘されることもまずなかった。
17年前の夏、日本競馬に大きな影響を与えた快挙が、現在の国際的な立ち位置を礎を作ったのである。

2010年。後にドバイワールドカップを制するヴィトクワールピサに乗れなくなった。
骨折。そこからの復帰は長引き、梅雨明けの小倉開催にまでずれ込んでいた。かつて、JRA最多勝利記録を更新し、数多くのレコードタイムを演出した思い出多い場所なのに、何か違和感があった。

「死んだ…」
不謹慎にもそう思ってしまうのは、それがもっと昔、福永祐一騎手の父・洋一氏の競馬人生が暗転した毎日杯での落馬事故であったからだ。ザタイキも可哀想だったが、鞍上も然りである。
縁あってフランス遠征時には騎乗するも、JCでの幸運な鞍替えで騎乗機会を失った。

少し経って2013年。
雨中の函館で、怒涛の特別3連勝を決める男の姿があった。
この消耗戦とて、数多くの引き出しがあったから十分対応可だったのだ。
逃げ切りの札幌記念など、アンチが増やしそうなその強かな騎乗が、ある種の郷愁を誘った。

思えば、この年に史上最多記録をまた更新するダービー6勝を成し遂げていた。
そんな彼が、この夏の名手の腕比べに参戦することになった。しばらくぶりに、騎乗馬の質が上がって、結果もまずまず残せた。
来年も再来年も活躍するために必要な何かを、彼はよく理解していると思う。

 

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