横山典弘

JUST競馬予想ブログ – 血統予想・コラム

策士の夏(後編)

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札幌競馬には、この騎手の思い出が詰まっている。

99年
賭けの札幌記念
様々な縛りから開放する術を見出し、歴史的な菊花賞馬へと大成したセイウンスカイと歩む日々は、苦しみを伴う勝負の連続となった。
当時は追いかけてくる強力なライバルも多く、連続して好走することはできなかった。

悩み多き芦毛の打開策。もう、普通に乗るよりほかない。
同期の二冠牝馬を後ろに従うにしても、中団から捲っていくよりマークのきつくなる展開からの押し切り。うまくいった。
でも、秋の天皇賞ではゲートになかなか入ってくれず…。今また、同じ悩みを抱えた馬と付き合っている。

08年
ダービー馬との出会い
当時ダービー4勝のあの男が騎乗して、阪神での初陣を楽勝していたロジユニヴァースに、彼は導かれるようにして札幌2歳Sで跨ることとなった。
そこを快勝後、ラジオNIKKEI杯、弥生賞も楽勝。三冠へ…。
皐月賞。初めて尽くしの競馬で惨敗。ダービーは同じ1枠。でも、重たい馬場は経験済み。圧勝だった。
体調不安を拭えぬパートナーを信じきれなかった自分自身に不満は残ったが、昨年のダービー制覇で、その気持ちは晴れた。笑顔が清々しかった。

そういえば、思うように仕上げられず、札幌記念で後方を追走するので精いっぱいというようなロジの物悲しいシーンは、向こう流し失速のセイウンスカイのラストランと重なる部分がある。デジャヴの男、なのか。

今年、彼は北海道での名手の腕比べに舞い戻ってきた。
札幌→新潟→札幌、否、自由か?
騎乗馬の質の低下は、どうにも避けられないのに拘わらず。
勝負勘もさることながら、時間をかけて深い関係を築いてきたコネクションが弱まったのだから仕方ない。

陣営が悩んでいるとき、必殺の一芸を伝授するスタイルは、今2歳戦でのいいスパイスになっているようだ。
ただ、WASJへの緊急参戦、最終戦での2着に、今までと違う何かを感じた。
バイガエシの伏線というか、敢えてここを負けておいて…。
新たな才能に遭遇した雰囲気だった。

 

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