キタサンブラックと相棒

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生え抜きの仕事

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秋の3歳最終戦の覇者には、それぞれ信頼のおける相棒がいた。

キタサンブラックにも縁あって跨ったことのある浜中俊のパートナー・ミッキークイーンは、早くから強い馬だった。
デビュー戦から早速、生来の癖ともとれる大出遅れを披露。
絶望的な後方進行となりながら、最後繰り出した上がり3Fの33.7秒は、現在までのベスト。十分な能力の指標となった。

2戦目楽勝後に、クイーンCは3番人気を大いに裏切る逆噴射。新馬と同じような末脚で、キャットコインとタイム差まで猛追し2着。
-20kg。この経験が秋華賞快勝に繋がったように思う。

その頃、奇しくも後藤騎手の亡くなる1週間前にキタサンブラックの手綱を預かることになった北村宏司は、平均ペースからの好位抜け出しでクラシック候補を完封し、皐月賞参戦の挑戦権を得ることに成功。
ペナルティで本番には出られなかったものの、スプリングSではまた、クラシック候補をねじ伏せて有力候補の一頭に名乗りを上げた。

面白いもので、浜中の宝物となったミッキークイーンの兄でクラシック候補でもあったトーセンマタコイヤが4戦目で初めて負けた時の鞍上はこの北村だ。
昨年、北村跨るバウンスシャッセ相手にフラワーCで敗れた、浜中騎乗1番人気のショウナンパンドラは、以降手が替わったものの500万下しか勝てず、秋華賞で手元に戻った瞬間、勝利をものにし、今年の連覇へと繋げた。

昨年ほどは重賞を勝てないでいた浜中に勇気を与えたミッキークイーン。
今年は、フェイムゲームを育て上げてオーストラリア遠征の道筋を立て、スピルバーグと王室競馬に参戦した充実の北村。

因縁の絡まることはなかった淀の直線。
いつもより前にいたミッキークイーンを、昨年とは違う正攻法の抜け出しで勝利へと誘った浜中。
いつもよりずっと後ろで、最後の下り坂をじっくり脚を溜める場所にしたのち、キタサンブラックにしては積極的なイン強襲で勝利へとつなげた北村。
技を見せ、主戦騎手としての仕事をやり遂げた両者は、共に有力馬で盾獲りに挑み、今年は浜中が男になった。

 

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