2014菊花賞展望

JUST競馬予想ブログ

菊花賞展望

読了までの目安時間:約 2分

 

ワンアンドオンリーとイスラボニータの両者とも秋緒戦を無難に制し、体調面での不安は一切感じさせず、今年も安泰といった雰囲気の三冠最終戦となる公算が大きい。

ただし、一方で春のライバルとされた組に一変したという印象がなく、加えて、上がり馬の存在感もぼんやりとしてしまったトライアルであったこともまた事実。前者はむしろ凡走してしまった馬が、後者ではトライアル回避組に大穴の候補としての魅力はあるのだろうが、なかなか自信満々とはいかない。
こうなれば、もはやトライアル上位3頭の組み合わせでなんとかなりそうである。簡単だ。

ただ、実績馬が安泰だと、本当の適性が判然としてこないリスクもある。
軸馬としての信頼度では、ダービー掲示板組はいささかの揺るぎもないといった現状も、距離延長へのアドヴァンテージを実感できなかったのは少しややこしい。

そうなれば、自然とクラシックホース2頭に注目が集まる。足らないものは能力でカバーするのがコンセプトのレース。
そこで焦点となったのがイスラボニータ。まあ皐月賞馬の出否は最初から微妙ではあったが、結局GⅠシーズン突入直前に、当初の予定通り秋の天皇賞へ挑むことになった。

これでより支持を集めることとなるダービー馬。
キレ味勝負への不安が若干あるので、出たなりで秋緒戦から得た末の持続力を逆算した早めの仕掛けがポイント。枠も影響する。
東の名手の腕比べは、次の大きな舞台まで持ち越しに。

叩き一変に期待のハギノハイブリッドと、出て来るかはともかくミヤビジャスパーも穴候補。京都の外回りは得意そうだ。
関東の刺客は怖いが、今年はちょっと厳しい。

 

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新馬回顧 <9/27・28>

読了までの目安時間:約 2分

 

土曜
新潟芝1600M
完全ドイツ血統の母にディープをつけられ生まれたステラスターライトが、圧倒的な存在感を示した。
直線では進路をなくし、最後の最後でぎりぎり馬場のいいところをついて伸びたのだが、ゴール前は流していた。クラシック候補。

阪神芝1200M
勝ち時計はともかく、人気のエイシンアリエルとカレンローザネーラのスプリント能力には見どころあり。前者は好位から、後者は狭い内をついて伸びてきたが、結果はクビ差でエイシンの勝ち。力差はなく、お互い接戦に強そうだ。

ダ1800M
圧倒的な力の差を示したクロスクリーガーが、アドマイヤオーラ産駒の芝向きでは?の印象を根底から覆して見せた。一族はダート馬ばかり。何はともあれ、無事に成長して欲しい。

日曜
新潟芝1200M
チューニーの孫・フジマサジャンボが逃げ切り勝ち。距離適性は掴みにくいが、何となく今のローカルの荒れ馬場が合っていそうな感じはする。

芝1800M
少頭数で平穏な決着だったが、勝ったルージュバックとリーディング独走中の戸崎騎手の勝負勘が、他の追随を全く許さない抜けた存在であることを堂々証明する結果に。
中型の牝馬で、芝・ダートの本質的な適性の差が不明確な配合のマンハッタンカフェ産駒。ただし、よーいドンの展開なら、中距離型の牡馬より優位に戦える。長いところで。

阪神芝1600M
混戦模様のレースは、その予測通りに接戦のゴール。勝ったのは、結局1番人気に推されたスペシャル牝駒のプリメラアスール。レースセンスがあり、幸騎手が乗り続けるのが望ましいか。穴兄弟の血筋。やはり、単穴でこそ狙いたい。

 

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神戸新聞杯 -回顧-

読了までの目安時間:約 3分

 

よく勝った。それでは困るのだが、あくまでもここは、
「サトノアラジンでも五分なのでは」
という、上がり馬にももしも、の可能性が多分にあった前哨戦であり、また適性探りの競馬だったのだ。
それは、結局ダービー馬ワンアンドオンリーにとっても、当面のライバルであるサトノアラジンをとりあえず潰しに行って、そのあともとりあえず格好がつけばそれでいいという横山騎手のトライアル的騎乗に繋がったのだと思う。

混戦になっても不思議じゃない。その代わりに、菊花賞への手ごたえを得るためには、ただ本来の差し追い込みの策をとっても意味はない。
この先にあるものを追いかけた時、少しダービー馬を意識しすぎたサトノアラジン&浜中コンビが、ちょうどいいマーク相手となった。
直線どうなるかはともかく、調子が悪いわけでもないのだから、ダービーくらい走ってくれれば何とかなる。結果、その通りになった。
鞍上はおそらく、この馬の渋といところを理解していたはずだ。

そこで注目すべきは、ダービー11着だったサウンズオブアースの追撃だろう。
競り合いにまで持ち込むとは思いもしなかったが、好時計決着だった京都新聞杯でハギノハイブリッドの末脚には屈したものの、壮絶な2着争いを制して、勇躍東上を決めた経緯もあり、その時に、またダービーで得た強い相手と戦うために必要な何かを、ここぞとばかりにフルに繰り出した。
ネオユニヴァース産駒らしい渋く長い持続力のある末脚を武器に、ダービー馬へ真っ向から挑んだ結果、頭の差だけ競り負けた。

結果的に、併せずに行けば、もっと内の枠に入っていたら…、なんて差だったから、やっぱり勝ちたかったところだが、休み明けということはダービー馬と同じなのだから、まあ仕方ない。重賞の箔もない馬の事。
ここから上昇することだけを望んでいけばよい。
藤岡師&騎手の親子鷹にも注目。この馬のよさを引き出せるタイプかもしれない。

トーホウジャッカルは間に合わなかったものの、姉アマポーラ同様末を活かすのがベストのタイプだということがわかっただけ収穫。
どの道菊は使うのだろうが、2000M近辺の接戦では面白い。

さて、2番人気のアイツについてだが…。正直、思った通り。共同通信杯でイスラボニータに全く歯が立たなかった時から、本質的な底力のアップは考えにくいし、やはりこの条件がタフすぎたはずだ。
今から中距離に絞って使っていくもいいと思う。

 

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神戸新聞杯 -予想-

読了までの目安時間:約 4分

 

人気の予想は難しくない。展開についても、ウインフルブルームがいるんだから超ハイペースはあり得ないし、超スローもまたあり得ない。
力勝負になる。あとは、サトノアラジンがどの程度の支持を集めるかだけ。
週末は晴れそうで、また気温もそれなりに上がるとの予報。皆が力の出しやすい競馬になる。

ワンアンドオンリーの弱点について考えているうちに、
「なぜ、菊花賞との関連性がより強固になったのか」
と、ここ数年におけるその顕著な傾向に、ふと疑問が湧いてきた。推理の鍵は、やっぱり次なる大本番・菊花賞での扱い方だ。

ダービー馬にとって、鬼門とはなり得ないのがこのレースだ。
外回り2400Mになって以降、2勝2着1回。昔から秋までちゃんと無事に過ごして、菊花賞トライアルにもきっちり出てこられることはあまり多くないから、決してサンプル数が少ないとは言えない。
ちなみに、ダービー2着馬ついても、
【2201】
前述のとおり、経年の蓄財を引き合いに出すまでもなく、この数も至極当然。
ダービーと神戸新聞杯は直結する。距離もコース形態も大差はないわけで、ダービーの再戦と言ってもメンバーは違うのだから、好勝負となるのは必然。

加えて、ダービーと神戸新聞杯を両方好走した馬が、また菊花賞で連対する例も多い。
ドリームジャーニー、リーチザクラウンらにはムラは出たが、アサクサキングス、ローズキングダム、オルフェーヴル、エピファネイアらは3戦全て連対。
ダービー僅差の5着だったゴールドシップも、後者の仲間と言える。特別なスタミナは必要ではないということだろう。

このレースの出走馬は、過去10年でダービーで再先着していた馬が連を外したことはない。
ゼンノロブロイにしてやられたネオユニヴァースが3着に敗れた03年以降、ずっと続くこのジンクス。

それでも、ワンアンドオンリーはゴールドシップほど強引には動けないタイプで、オルフェよりはさすがにスケール感は下回る。
血統背景から彼と同じく、距離に不安のあったオルフェ以外の3戦全連対馬の3頭は、ダービー2着馬だしなあ…。
1番人気になったことのない馬を、ここでいちいち本命視することもない。無理くり穴狙いをしてみる。

ここでもうひとネタ。
トニービンは買い。
ディープは勝ち切れないが、トニービンinの馬は06変則開催年以降では、10年以外は必ず3着以内に入っている。ここ3年では、2着馬は揃ってトニービンin。
また、オウケンブルースリやビッグウィーク、ソングオブウインドなど、ナスルーラ系の上がり馬でかつ3着権利獲りに成功した、後の菊花賞馬もいる。

だから、ここはトニービンと同じゼダーン系のチチカステナンゴ産駒で、カルドゥンの3×4を持つシャンパーニュの権利獲りと、ダービー馬の差し損ねにも期待して◎。小倉で新馬勝ちし、札幌で成長を示した晩成型にとって、この神戸新聞杯は格好の試金石の舞台だ。ゆきやなぎ賞快勝の実績がなくとも、この条件なら侮れない存在だろう。
トライアルなら、才能の発掘に力点を置いても悪くない。

 

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落ちても負けない

読了までの目安時間:約 2分

 

佐藤哲三騎手の引退が報道されてから、もう1週間が経つ。
埒沿いでの落馬事故が原因。かつて安藤騎手が阪神で宙を舞う衝撃的な映像を目撃したことが思い出される。
今、内田騎手や後藤騎手が闘病生活を送っているが、万全な状態で戻れる保証など全くない。命の危険と隣り合わせの仕事。
タフでなければ勤まらない。

ローズSでオークス馬を駆り、見事秋緒戦を制した岩田騎手は、命の重みをこの上なく再認識した一人だ。贖罪の道は、ただ馬に乗り続け、勝つことに拘る気持ちを切らぬことだけだ。

落馬が運命を左右しなかったこともある。
最近よく落ちている印象のある武豊騎手のモットーは、休んだ分を取り戻す活躍をすること。タニノギムレットもキズナも、落ちた後に勝ったダービーのパートナーだ。今武騎手に元気がないのは、あの人のせいなのだろうか?
あろうことか、サマーシリーズチャンピオンを賭けた戦いの前日に落馬負傷しながら、翌日きっちり対象レースを勝ってみせた田辺騎手のようなパターンもある。

そういえば、ヴィクトワールピサが皐月賞を勝った時は、主戦の武騎手が3月の落馬事故で乗れず、岩田騎手へと乗り替わったのに、皐月賞直前に落ちてしまったものの、ガッツを出していつものイン強襲を決めていた。
落馬時の対処方法でも、一流を極めねばならない。

無論、命を落とす騎手は世界中どこかに必ず存在する。
特に障害競走の落馬事故だけは、運の部分も大きい。常石騎手の悲運は、今思い出しても切ない気持ちになる。
それでも毎日競走馬に跨り、真剣勝負へと挑む。我々ファンたちと同じ人間なのにだ。
尊崇の念を忘れてはならない。

 

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秋華賞展望

読了までの目安時間:約 3分

 

ハープスターの積極的回避決定後も、そのステーブルメイトであるレーヴデトワールが紫苑Sを快勝し、堂々3歳戦最終ステージへと名乗りを上げた。そして、タガノエトワールまでもが突如有力候補へ上ったローズSには、厩舎の宝物であるビワハイジの愛娘・サングレアルの名前も。

松田博資厩舎、恐るべし。全てを切るのは難しそうだ。

 

休み明けの組も何頭かいる。ただし、春の好走馬はみなトライアルに出てきたから、オッズがある程度つかないと手を出しづらい。30倍辺りが取捨のラインか。

そういうタイプが穴をあけたり人気馬の場合だと、ものの見事に吹っ飛んだことが数年おきにあったりしたが、マーブルカテドラルやホウライアキコが出てきても、人気にはならないだろう。あとは自己判断で。

 

今年の主役級であるレッドリヴェール、ヌーヴォレコルト両GⅠ馬は、前述の流れに乗ってローズSへ顔を覗かせた。ところが…。

オークス馬の圧倒的な安定感と比べ、2歳女王のレッドリヴェールは、ここまでの疲れが影響したのか、成長力が全くないのか、それとも脚を…、などと良からぬことまで勘繰りたくなるほど見せ場なく敗退。

最近、その一番最後の考えない方がいいことを考慮せずに3歳戦を戦い抜ける馬が多い。ただ、メンタルが萎えてしまっている可能性も否定できない。実態の再考が急務だ。

 

ヌ―ヴォレコルトは万全。鞍上の岩田騎手も案外の鋭い反応に、武器が増えたと手放しに喜んでいた。

ただし、阪神の1800と京都の2000Mでは、大きな着順の入れ替わりがない割に、求められるものがまるで違う。

ローズSの再現が、勝利への最短距離となる。

 

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必勝の大一番

読了までの目安時間:約 2分

 

凱旋門賞の勝利は、悲願成就ではなく、もはや既定路線である。

勝負気配のメンツがこぞってロンシャンに襲来する流れが、極めて順調に調整の進められた中で、他陣営に次々と生じる不安材料のオンパレード。

 

不安は日本馬にもある。特に2400MのGⅠでの実績に関しては、欧米に比べても施行数が絶対的に少ない以上、もっと海外遠征しないと穴埋めできないゆゆしき問題。

案外、馬場質の違いや世界の趨勢に則った見立てをすると、決して2400Mへの適性は重要な要素とはなり合えないのかもしれないが。

好走馬のベストパフォーマンスは、むしろロンシャンであり2200M以下の場合が多い。三冠馬2頭も然り。

 

日本の馬は、スピード能力に長けている。

ロンシャンコースのレコードである24秒台で、ダービーもJCも走らないといけない時代。これを武器にしたい。

少なからず瞬発力勝負に不安のあるゴールドシップには、無理のない位置取りができるかが鍵。

差す形がベストのハープスターには、無理な好位抜け出し策は決していい選択とは言えない。そのイメージは必要でも、札幌記念より早い仕掛けはできない。

 

ジャスタウェイには、その両方ができる。距離延長のことなど、最近はあまり念頭に入れた乗り方をしていないが、特別引っ掛かるわけじゃないから、前半が遅ければ、ディープみたいな先行するパターンもアリだ。

それを嫌な展開だ思い込みすぎていなければ、突き抜けても不思議じゃない。シーザスターズで行きたい。

 

負けるのは仕方ないことだ。勝負をしているのだから。

でも、勝つ気に行かないと絶対に勝てないのが、国際超A級GⅠというものだ。

 

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新馬回顧 <9/20・21>

読了までの目安時間:約 2分

 

土曜は1600の日。

阪神では牝馬限定戦らしく瞬発力勝負となり、最後は一騎打ち。

珍しくディープの仔はいなかったが、きっちり兄が代役を務めた。勝ったアスカビレンは、母方に底力のある中距離型が配されているので成長力があるか。2着ティーエスクライもレイナワルツの仔で同タイプ。黄金配合のレッドメアラスは過信禁物。トレンドのノーザンダンサー系のクロスを持っていない。

 

新潟は、人気のネオ×シルクプリマドンナのネオルミエールがぎりぎり内のいいところを伸びて、クラージュシチーの追撃を凌ぎきった。

最後は2頭が抜け出す形となったが、2着馬はハービンジャーで守備範囲は違う可能性も。

この日のもう一鞍は、新潟ダ1200。パイロ産駒のファイアフライが好位から抜け出した。ドイツ牝系のダート馬とは変わり種だ。

 

日曜

阪神ダ1200戦は、前日からの荒れ模様を引きずってか、人気馬総崩れ。ファスリエフの牝駒で5番人気のウェディングランが逃げ切った。

 

この日は2000Mデー。

阪神では断然人気のドラゴンヴァースが快勝。器用な感じのネオユニヴァース産駒。母父はタイキシャトルを送り出したデヴィルズバッグ。何となくワンアンドオンリーと同じ雰囲気もあるが、決め手勝負では辛いタイプか。2着はヴィルシーナの下で、こっちは差し馬に育ちそう。

 

新潟は内回りコース。

人気の一角だったオルロフが、内から抜け出し快勝。2、3着には人気薄が入った。オルロフはスペシャルウィーク産駒の大型馬。外枠で見せ場を作れなかった中型馬とは対照的。ただ、小回り適性の差もあった。勝ち馬は、もしかするとダート向きかも。

 

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ローズS -回顧-

読了までの目安時間:約 3分

 

衝撃的な展開ではあったが、この勝負はレッドリヴェールが向こう流しでどうもリズムに乗れなかったことから、この結果を予感させるものがあった。

本来の走りができなったのは、きっと、春と比べて+10kgだったにも拘らず、内面的な成長がほとんどなかったことが原因であろう。距離適性の再検討を含め、あまりわせわせと馬を追いこむような使い方をすべきではない状況にあるのかもしれない。

明らかに、蓄積疲労が成長を阻害している印象を受ける。

 

一方、こちらも休み明けで春のいい頃よりは反応はイマイチでも、気合をつけられてからはしっかりとしたフットワークで抜け出したヌーヴォレコルトの強さが際立ったトライアルとなった。

-6kgでの参戦。栗東での長期滞在はトレンドでもあるし、騎手との兼ね合いも考えたら、女王杯までは同じリズムで使える方を選択するはずだ。

お互いにほとんど成長はなかったが、明暗はくっきり。本来、血統的な見地から考察してみても、むしろこれから先の方が本番という感じはするものの、休みを有効に使えたかどうかの差ははっきり出てしまった格好だ。

 

ヒルノマテーラに着目していたから、内から伸びてきたもう一頭の緑色の勝負服にびっくりさせられたのだが、タガノエトワールにはさすがに参った。

単勝オッズが示すように、未勝利勝ち直後の馬が、路線の最高水準の馬を相手にきっちり結果を残した。その才覚を否定する意味合いは全くない。

キャリア3戦の身で、それも乗り替わりでかつ初めてのコースで初めての坂。何をとっても単勝100倍に異論のないところだったが、全てがかみ合った結果となった。

 

インから伸びるのは、今の馬場を考えたら最低限の穴馬のルールで、それがハマるのもまた穴馬だからこそではあるが、上がり3Fメンバー中断トツの33.3秒の衝撃は、想像をはるかに上回る新星登場を予感させる。

母は活躍できなかったが、社台の中核を形成する優秀な牝祖ファンシミンから派生した最も結果を出しているダイナフェアリーが曾祖母という血統背景。松田博資師の手腕を加味すると、体重増なら本番も怖い。

 

春に続いて、トライアル3着で本番の出走権を得たリラヴァティはゼンノロブロイ産駒で、決め手勝負に持ち込ませなければ、春より快速型が減ったことも手伝って、また積極策に出た場合は引き続き面白い存在となりそうだ。

 

 

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ローズS -予想-

読了までの目安時間:約 4分

 

雨が降るなどと言われると、最近は何だか胸騒ぎがしてしまうが、どうやらその心配はいらないようだ。

だが、阪神・牝馬限定・9月の前哨戦という要素を吟味してくと、敢えて、狙いを本番の穴馬絞りに定めることが、人気2頭の粗探しに終始するわけではないような気もする。

 

どうしても解せないことがある。

オークスで3着したバウンスシャッセが、函館と新潟で各々使われ、ものの見事に惨敗を喫したことだ。夏の短距離路線でもしかすると、最高の季節を謳歌するように思えたベルカントやクリスマスもまた然り。

 

何だかなあ…。レッドリヴェール・ダービー参戦の結果的な失敗は、その非力な肉体に、またそのローテションの持つ意味に十分な根拠を求めることは可能なのだが、それらトップクラスに及ばずともある程度肉薄したグループの案外すぎる不発に、とにもかくにもがっかりしてしまったわけだ。

思えばもう、秋雨や台風で季節変わりを感じる秋分の頃合を迎えている。

 

「歴史的ハイレベル世代という幻影」

ハープスターが強く、それに続く馬もなかなかに強い。がしかし、ハープスターが強すぎることで、能力を最大限引き出されてしまった馬もいれば、返ってその存在が能力発揮の障壁になった馬もいる。

悲喜こもごも3歳牝馬路線も、あと1か月で自然解散。

一縷の望みに賭けてではないが、トライアルから春に消耗していた馬を推すことはないと考えた。

 

最近のクラシック組安泰のムードに楔を打ち込むが如く、ここでは穴狙いをしたい。

それはまだ少しだけ、ハイレベル世代にありがちな新星誕生への期待があるからなのだが

 

ヒルノマテーラから。昆厩舎の馬なのに、四位、藤田両ダービージョッキーを乗せていないのは、牝馬とはいえ、何だか心許なくもあるが、前走から引き続き跨る田中勝騎手には、悩みが生じるような癖馬ではない。それも返って怪しいのだが。

前走弥彦特別は、スロー見え見えの1800戦で、大外枠に重馬場のおまけつき。

案の定、まだ馬場悪化の直前だったせいもあり、同日セントライト記念に出走するサトノフェラーリのインからの抜け出しを喫し、完敗の2着だった。

 

ただし、初コースで5月末から4戦を消化した割に、体重には極端な変化もなく、むしろこの後関西圏で競馬をできるのなら、まだまだ成長できそうな伸びしろを感じさせる。

また、前々走は開催末の中京で勝っているような馬だから、阪神替わりは決してマイナスではないだろう。今年は異常に速い馬場でもない。

 

新潟戦を無難にこなしてるから雨乞いの必要はない。

牝系にはあまり重要な場面での仕事に向く血は含まれていないが、母父はテスタマッタと同じヒムヤー系のコンセーン。マンハッタンカフェの仔らしく、意外なとこで大きな仕事をしそうな気配はする。

相手は下手に絞り込まず、万遍なく押さえたい。どう乗るかわからないが、プリモンディアルの決め手は侮れない。

 

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