2014古馬戦線回顧

JUST競馬予想ブログ

古馬戦線回顧<短距離路線>

読了までの目安時間:約 2分

 

ジャスタウェイの秋競馬は、他流試合に終始した。ただ、ここに入れられない馬である。
不良馬場での春2戦、時計の掛かった新潟戦。でも、マイルCSはレースレコード。路線の混迷は例年通りだった。

主要前哨戦の連対馬が上位を占めた高松宮記念。
当時コパノリチャードは、名実ともにトップスプリンターであった。逃げなきゃダメなタイプでも、足下への注意力が必要な馬場状態だったので、逃げることへ馬が執着しなかった。いかにもミルコの得意そうな形。阪神Cはその再現に。
そんなリチャードが全く競馬にならなかった新潟・スプリンターズSは、その時芝での戦いに目途を立てたスノードラゴンのレースになった。
外差し傾向の馬場で、大外枠を引き当てた。中京でも17番枠。父も安田記念は18番枠。ああ、後藤騎手も傍にいたような…。
13番人気なら、絶対奮起するだろう条件の揃った出来レースであった。

結局、安田記念好走馬が勝ったマイルCS。地味な役回りに徹したダノンシャークの男気を見た。
富士Sは7着。前に行ったら止まる。
テン乗りの騎手には、その最小限の情報だけあればよかったという結果になった。直線でのダノンシャークに、在りし日のオグリを思い出した。

今年は香港組もまずまず良かった。
ミスブロンズメダル・ストレイトガールはGⅠで3回目の3着になった。
香港スプリントが一番スムーズに競馬できる舞台だったのだろうが、結局本格派の集う舞台でも、爪の甘さを露呈してしまった。きっかけにしないといけない。
グランプリボスの香港マイル3着に、ジャスタウェイを苦しめたGⅠ馬のプライドを見た。
サンカルロも去り、若い世代の活躍が待たれる。

 

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2歳戦総括-クラシック展望

読了までの目安時間:約 2分

 

12月の新馬勝ち、未勝利勝ち上がり、または500万組の目立つ存在はみんなハービンジャー産駒だった。
中でも27日の中山で新馬を勝ったマッサビエルが、完全にバランスを崩すような不利を受けた後、直線猛然と追い込んだパフォーマンスは秀逸。強い馬になれる。

牝馬路線はだいたいの主力級がJFに出ていたこと、それは桜花賞と同じ条件で行われることも加味すると、上位3頭と巻き返し必至のロカ以外の注目馬は見当たらなかった。
また、組み合わせという面でも、ショウナンアデラかロカかどっちかという雰囲気になったし、結果を出したショウナンの体調が大きな焦点となる。

牡馬は重賞昇格で、前身のラジオNIKKEI杯との棲み分けをなくして、将来性を統一した競走で見出す試みが緒についた。
そのホープフルSでは、シャイニングレイに勝たれてしまうと他が目立たなくなりそうで嫌だったのだが、そうなってしまった。
恐らく、揉まれなきゃ最強馬なので、トライアル断然人気時の馬の挙動には要注目か。基本的にはイスラボニータと同質。

朝日杯ではダノンプラチナが大分強烈な追い込みを決めて、中距離くらいなら問題なしの楽勝であった。
東スポ杯や重賞昇格早々才能が多く集った京都2歳Sなど、勝ち馬には魅力的な素材が多いのだが、まだ粗削りすぎて全容が掴めない。

結論としては、両GⅠで決定的な勝ち方をした2歳王者を中心に、そのままトライアルシーズンを迎え、上がり目のある未知なる才能にのみ大逆転が可能という流れか。
間に合えばという意味では、牝馬は文句なしでロカ。牡馬はホープフル⑥、サムソン×ランペイアのマサハヤドリームにチャンスが残ったか。

 

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新馬回顧 <12/27・28>

読了までの目安時間:約 2分

 

土曜の芝の新馬は、大いに見どころありという結果となった。
中山2000では、2番人気のマッサビエルが位置取り争いでの不利をものともせず、坂上で前を捉えきった。これがハービンジャーの底力なのか。ドーベルの孫。晩成型だろうし、無理使いはしないほうがよい。
阪神1800快勝のリアルスティールは、ラングレーの全弟なので順当勝ちではあったが、ミエスクの一族ということもあり、コース替わりでこれ以上のパフォーマンスは期待しないほうが吉か。
マイル近辺が合う。揉まれ強くさせたい。

ダートはパサパサ。中山ではコパノハリスンが、ゴール前で一気に前を捉えて速さを見せた。サウスヴィグラスの仔だから、差し馬ではないと思うが。
阪神1800で大穴をあけたスマイルフォースは、ここで人気になった馬と同じエンパイアメーカーの直仔にあたるバトルプランを父に持つ。
良血種牡馬で、人気がない時の好走率は5割増しの印象だ。

日曜は3鞍。
中山ダ1800を勝ったモンドアルジェンテはクロフネ産駒。何故だか、ダービー馬の仔がそれに続いた不思議なレースだったが、勝ち馬は3着馬の父メイショウサムソンの近親で底力型。渋太く活躍してもらいたい。
芝マイルはスローとはいえ、コスモヨハネの逃げ脚に流石はビッグレッドという印象を受けた。父は名前を見れば一目瞭然だが、前者に続きこちらはウイニングチケットを出した一族出身で、在来牝系の底力が目立った。

今年最後の新馬は、阪神の芝1400戦。障害からの連勝を決めた森騎手騎乗のマルターリデルが逃げ切った。どうもこの馬場は、差し馬には厳しかったようだ。

 

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有馬記念 -回顧-

読了までの目安時間:約 3分

 

3強がそれぞれの持ち味を活かして、その前には最近パッとしなかった春先の主役がいた。

「世界一を競う舞台に挑まなかった第四の女」
思えば、宝塚の道悪を苦にするところがあったから、4歳夏の時点でロンシャン行きを諦めていた。メイダンの2400Mでは崩れなかったのに、だ。

あり得ないローテーションをとってきたのは、やっぱりジャスタウェイの方だったのだと、1角を回った時に思った。枠の有利不利がはっきり出る競馬とはいえ、ゴールドシップをスローペースで前に見る位置に押し込められたのは痛かった。
何もさせてもらえず、最後は風船が萎んでしまうかのように、坂を上った時に馬は諦めてしまっていた。

そんな馬に、ジェンティルが2度負けたからと言って、自身がGⅠを勝てなくなったわけじゃなかった。
今年のジャパンカップで再戦するまでのGⅠ勝ち星の差はイーブン。それも2つずつだから、単純に下降線に入ったといわけではなかったのである。はあ…。

ジェンティルとは何度も戦ってきたが、中山で不覚をとったゴールドシップ。器用に見せて、全くそうじゃない競馬観を持つ不肖の男は、自ら上がって行く自分のスタイルを忘れてしまったかのように、この日はおとなしい競馬に終始した。
岩田騎手とは合うようだが、好スタートを決めた割に、普通に走っているのを見て、これでは勝てないと確信した。

個性こそ違えど、父の域に達する唯一の方法論は、GⅠの勝ち星で少なくとも同じにすることだった。多くのファンが7つ目のタイトル奪取に思う、感謝と有馬らしい出来レースへの幸福感。
何にも代えがたい時間を、殿堂入り確信の手応えと共に、皆で共有させてもらった。素晴らしい。

父の域に届かなかったとするならば、日本人騎手では制御できない気難しさの系譜なのだろうか。
結果だけを見れば、そう言われかねないクリスエス-エピファコネクションの怪。エピファネイアには、器用に戦うことはできなくても、スタミナがみんなよりあるはずだったのだが、それを活かすことはできず。
逃げられる器用さがない分、レース場のランドマークに成り下がってしまった。速さは父には及ばずが証明されてしまった。

直線、皆が外を見ている時、ジェンティルドンナと戸崎騎手だけが、外からの豪脚一閃のみを注意する余裕があった。有馬ではよく走る血を持つトゥザワールドを連れてきて、2分35秒と時計を要した競馬を、完全に自分だけのものにできたのも、有力馬で唯一消耗をしていなかったことが要因であったのだろう。
ただ、愛しき彼女の首を振る姿をもう見られないというのは、喪失感が大きい。さよならでは寂しい。
ごきげんよう。

 

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有馬記念 -予想-

読了までの目安時間:約 4分

 

話題の抽選会の映像を生で拝見することができたから、尚のことそう思うのかも知れないが、
「有馬らしいな」
というのが、正直な枠順発表後の感想だ。
一番最後に、16番と言うためだけに苦笑いしながら蛯名騎手が画面に映し出された時には、世の中帳尻が合うようにできているものだと、妙に感心してしまった。

抽選のやり方は色々あるだろうが、そもそも有利不利があるコースなのだから、多様な方法論を選択して出し尽くした時には、今回のやり方が固定化される可能性を感じた。
「だって、内枠をみんなとりたいと思っているに決まっているじゃないか」
有馬記念にまどろこしい方策は必要ない。どんな枠でも、展開次第の競馬なのだから、力の足らない馬にしか枠順は重要ではないのだ。

さて、普段よりは発走枠のことを熟考する場合が多いこのレースを、一応、3分の1くらいの馬が思惑通りの馬番を得られたときに起こり得る展開から読み解いていくと、やはり、力勝負になるのではないかと仮定することができる。
皐月賞2着、有馬記念優勝、中山記念圧勝。
13番枠から外に、ある意味ではくじ運悪く、やや不利な枠を頂戴してしまった今年のGⅠ勝利馬3頭は、少なくとも他馬よりは今の中山の馬場状態を味方につけられるはずだ。
皆道悪で複数回GⅠの好走歴を持っていて、かつ勝利時のインパクトは強烈な個性派ということにも共通項がある。
正直言って、内に先行馬や位置取りによって着順が変わりそうな馬が集中しているこのレースは、力を発揮しやすい競馬だと思う。
まあ、気性面からくるやや難儀な脚質の3頭なのだが、揃って上位に食い込むことは間違いないようにも思う。

人気馬が数多く上位を占めた時、この有馬記念にはマイル実績のある馬がよく来る。
最初にオグリが勝った時は、サッカーボーイが繰り上がって3着になった。ナリタブライアン圧勝時は、2着に同期の2歳女王ヒシアマゾンを連れてきて、歴史的2歳王者であるグラスワンダーがグランプリ3連覇を決めた時は、史上初の秋の古馬GⅠ3連勝を目論んだスペシャルウィークと、翌年自分だけの時間を作るテイエムオペラオーを同時に負かした。
ディープがラストランを圧勝した時の3着はダイワメジャー。ブエナビスタが有馬記念で中心視された時は、決まってその年にマイルGⅠを勝っていた。

歴史に学ぶ、ではないのだが、もし上位勢が人気馬ばかりなら、一番崩れないのがジャスタウェイだろう。
どの馬にもチャンスが生まれた競馬で、堅めに収まりそうな予測を立てた以上はこの傾向は無視できない。
もちろん、1枠にそのマイルGⅠでの実績馬が奇しくも共に入るという珍現象が発生しているから気にはなるが、ジャスタウェイとの比較となると…。トーセンラーは狙おうとは思っていたので、買い目には加えるが。

順番は、15-13-14。が、そもそもハイレベルの混戦で、不確定要素が展開次第で無限に想定できる舞台なので、完全敗北はないように立て目も漏れなく押さえたい。
ミーハーもいいところだが、現状府中では力が足らなかったと思われるジェンティルと出遅れるくせに内枠時に好走歴が集中しているダービー馬には重点配分する。何せ、その年の2400M重賞好走馬は6年連続で馬券になっているので侮れない。
良馬場限定では、15年以上この傾向が続いている。まあ、当たり前ではあるが。

各馬に対しては、様々な思い入れはあるのだが、それを語るのは陣営がノーサイドとなるレース後の方がいいだろう。
今はまだ、みんな戦闘モードでそれどころではない。
直前のホープフルSは、中山男・蛯名正義跨るフォワードカフェに穴をあけてもらいたい。今回は好位につける手もあるだろうし、父の名にも縁を感じる。

 

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阪神C -予想-

読了までの目安時間:約 2分

 

最近は関西圏の締めのレースとして定着している阪神Cが、土曜日に行われる。
2年続けて有馬記念の翌日にやっていたから、妙にヘンテコなポジションに収まってしまい肩身の狭いレースに成り下がっていたが、本来は来年に繋がる路線の重要競走。
しっかりと見ておく必要がある。

が、今回はGⅠで先行して押し切った馬がどういう逃げ方をするかでレース展開は大いに変貌する可能性がある。先行馬は狙いにくいと決め打ちして、オープンクラスでは今ひとつの戦績も、1400Mは合っていそうなトーホウアマポーラを買いたい。

昨年の夏からずっと安定して1200Mを選り好みせず好走し続けていたが、決め手が鋭くないせいか、上のクラスでは着順がパッとしない。
でも、混戦とはいえ、どのレースでも勝ち馬からせいぜい0.5秒差くらいしかつけられていない上に、少なくとも、高速馬場向きではない。弟とはそこが違う。

うまく前につけようにも、先行タイプが多いから中団追走になるだろう。馬場状態がCBC賞を勝った時と酷似していそうなこともあるし、路線のA級馬が順当に走るわけでもないレースでは面白い存在だ。
昨年1番人気のダイワマッジョーレも、少しは良化してきたようなので、こちらも注目。半端な距離向きだろう。

 

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東京大賞典展望

読了までの目安時間:約 2分

 

結局のところ、みんな出て来るようだ。
チャンピオンズCが盛岡JBCの第2ラウンドだったように、例年より1週ほど間隔は詰まっているが、その再戦がまた大井で行われる。テーマは単純明快、
「フェブラリーSと何が違うのか?」
コパノリッキー次第とも言える。

前回の中京では、枠の利を最大限に活かしたホッコータルマエの巧みなレースコントロールにより、他の15頭は完全に脇役に甘んじる結果となってしまった。
一語で表すならば、実力勝ちという競馬。
一方のコパノリッキーは、大出遅れではなかったものの名うての砂巧者に進路を奪われ、結果として外を振り回されることとなった。
差し馬ではないのは確かだが、あそこまで何もさせてもらえないと、今度変に人気になられても困るくらいの惨敗。
左回りで3連勝中だったこともあり、乗り難しさはより増幅しそう。

あとは、外国馬と有力の3歳馬の取捨。
前者は上がり目微妙の6歳騸馬、後者は休み明け古馬初戦ながら完敗である以上、本命にする線はちょっと薄い。

近走安定して走っているのは、5歳馬のホッコータルマエとナムラビクター。距離は問題ない。時計が速すぎなければまた来るはずだ。
高速決着なら、JBCの上位2頭。むしろ、そうならないとまた惨敗もある。
大井のタイトルを持つ古豪2頭は、彼らが不完全燃焼になった時、非JRA勢とともに突っ込んでくる公算大。
棲み分けくっきりのメンバー構成。案外、勝ち馬だけが目立つレースになりそうな気もする。ならば、コパノリッキーの先行策からの押し切りが最有力か。
芝も砂も、自分のツボにはまった馬に有利な総決算の競馬になりそうだ。

 

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2歳戦総括 牡馬編

読了までの目安時間:約 2分

 

あと一つ残る最重要競走については、来週の総括で、クラシック展望の足掛かりにする基準レースとして位置付ける。メンバーも揃いそうだ。

さて、こちらも候補多数だった朝日杯FS。色々な意味で驚きの結果となった。
ダノンプラチナは重馬場をこなし、このコースならば、ディープ産駒はいつでも差し・追い込みが届くことを改めて証明した。
前週のショウナンアデラとほとんど同じ性質の持ち主で、競馬ぶりまで瓜二つだった。
唯一、本質的にクラシック向きとは思えないアメリカ血統の牝系であることを差し引いても、ロゴタイプも似たようなものだったから、ダービーでそれを考えればいいというくらいの小さな課題しかない。正直、ここまで強いとは思わなかった。無論、世代No.1の評価を与えるべき才能だ。

アルマワイオリにも驚いたが、馬込みをつく大胆な騎乗は、過剰に人気を下げた時に怖い勝浦騎手ならではのもの。フロックじゃないけど、マツリダゴッホや祖母スエヒロジョウオーの血も大いに味方した快走に思う。推定時計が判断基準か。

いちょうS組がそれに続いたが、人気通りくらいにしか走らなかった。正直言って、GⅠでの上がり目を求めるのは辛い感じの内容。まだ、アクティブミノルの方が自分のリズムを持っている分、一発もある。

以下、ブライトエンブレム、アッシュゴールド等の重賞好走組については、このレースの前にいい競馬をしすぎた付けが回ってきた感じで、参考外ではあるが、今名前を出した以外では、流石に4月以降の活躍は苦しいか。
まあ、殿負けのペプチドウォヘッドは、川崎に行ってたら良かったのにと思ったくらいだ。

 

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新馬回顧 <12/20・21>

読了までの目安時間:約 2分

 

渋った馬場が展開に影響した土曜5鞍。
中山は人気薄の2頭が勝ち上がった。
坂上で人気馬を捉え突き抜けたカラダロマンは、今後ダートの長距離砲に育ちそうな素材。地方行脚も向くタイプか。スズカマンボ産駒。
芝のマイルでノリスペシャルを決めたジャポニカーラは、フサイチエアデールの孫。少し窮屈な競馬の方が決め手が活きるところは似ている。

直前の雨を味方につけ、逃げ切りを決めた阪神マイル勝ちのクローソーは、ハービンジャーの牝駒。牡牝の差はあれど、小柄でもパワー勝負向きなのは血の宿命か。人気馬は揃って、重は不得手だったようだ。
ダ1200戦は、稍重悪化で(外)アンクルダイチが楽勝。祖父がマインシャフトでカジノドライヴを出しているし、走るリズムは大事にしたい。
中京の1800(重)楽勝のマウントハレアカラも同様のことが言える。カネヒキリの仔。

日曜日は、回復途上の馬場で3戦。
中山はダ不良、芝稍重。
ダートのスプリント戦は、人気のシルバージェニーがもっと前に行けたら期待に応えられたのにという4着。先行押し切りでジャストザヨコハマが快勝。母は英国産だが、牝系はアメリカ血統のプリサイスエンド産駒。
芝1800も似たような展開。スローペースを利して、番手抜け出しを図ったクイーンズリングが3馬身差快勝。ここから出番と思しきマンハ牝駒で、母系は一本筋の通った底力型。大物になれる。

阪神はちょうどここから、芝は稍重に回復。
2000M戦は、重巧者が結構いた印象だが、ハーツ産駒のコティニャックが人気のフォルクローレの仔との競り合いを制した。共に時計勝負が課題となる。

 

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朝日杯フューチュリティS-回顧-

読了までの目安時間:約 3分

 

アッシュゴールドは、パドックから少し気負い気味。これでは好位につけて、無難に立ち回ることはできない。捲るにしてもその前の消耗を考えると、無理はできない。馬場は合っていたはずなのに…。ドリームジャーニーに似てきた。

クラリティスカイが抜群の手応えで上がってきた。岩田騎手は今年も相変わらず騎乗停止はあったが、安定してGⅠではいい馬を供給され、人気に推されれば結果を出していた。
が、そんな騎手の技量をもってしても、この日は一息入った後の一戦とはいえ、ちょっと勝ち馬に迫力の差を見せつけられる結果になってしまった。
同じようなローテのブライトエンブレム&田辺も然り。こちらは気配一歩。チャンピオン戦への臨戦過程としては、あくまでもイレギュラーな策には違いない。こちらは距離伸びて、であろう。

驚いたのはアルマワイオリと私的好奇心をくすぐらせる存在だったアクティブミノル。
双方が自分に合った枠を利して、人馬一体の大立ち回りを見せた。勝てはしなかったが、前者は自在性を証明し、後者は十分にマイルは守備範囲であることを示した。
言わずもがな、この2頭は鞍上の好騎乗も忘れてはならない。

そして、それらをまとめて面倒見たダノンプラチナのポテンシャルと主戦騎手である蛯名正義のフィーリングは…。向かうところ敵なし。マイルGⅠ最強のディープの血を味方につけ、迫力の追い込みを今週も堪能させてもらった。
これは、他がどうであれ、簡単に勝てる相手ではないという結果だった。
ファンの見識にも敬服の意思を示したい。勢いだけで選んだ馬ではなかったのは凄い!

今週も後ろから馬込みを狙って前を捉える策を選択した騎手は、デビューからずっと跨っている強みを活かし、人気ではあっても、ロスのない競馬で脚を溜めるディープらしさを引き出そうとした。
先週は、多分についていた部分もあったが、道悪という点を考慮すれば、今週の場合、それは積極的な選択をしたまでのこととも言える。

思った通り、脚を溜めスムーズに外に出せた後は、馬が気分よく前を一気に捉え、あっさり抜け出してしまった。あまりの手応えの良さに、ゴール寸前、鞍上は外を確認する余裕さえあったくらい。
ディープの重下手は周知の事実だが、こういったGⅠを楽勝するような馬には全く関係なかった。
現に、この日の阪神では、ディープ産駒が2勝している。

ただ、体型を見てしまうと…。
それでも、これだけの脚を見せられたならば、世代の一番馬として、十分誇れるだけの内容だったと胸を張って、中山2000への対策をじっくり練ってゆけばよい。

 

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