2015 天皇賞(春)展望

JUST競馬予想ブログ – 血統予想・コラム

スタミナ馬の関門<天皇賞(春)展望①>

読了までの目安時間:約 2分

 

阪神大賞典と日経賞は速い馬じゃ勝てない。
今も昔もそれは変わらない。6歳SG兄弟の明暗も、去年と同じだった。

春の天皇賞への直結度は、グレード制導入後の勝ち馬の前走を見れば一目瞭然。
87年から春開催になった阪神大賞典が、一番新しい前哨戦なのだが、このレースがやはり時代の要請に則したレースであるためか、
88・89・<91ー92>・97~00・06・08・12(11)
と最多勝。90年代の必勝ローテだ。
一方の日経賞も、
84・85・87・<93・95>・02・09・<13・14>(9)
以下中山記念は、
86・96(2)
産経大阪杯
90・01・03・07・11(5)
京都記念
94・10(2)
その他
04・05(2)
時代に合わせたローテの変動性があるのが近代競馬の常識なのだが、スピード化の進行した最近の傾向は反映されず、本質的な適性のみが問われる。

特殊であることもそうだが、4着以下の馬が複数本番で巻き返しているのは、この東西の前哨戦のみ。
<>の馬は、言うまでもなく春の天皇賞を2勝している馬が勝った年。それも阪神大賞典と日経賞の組しかしかない。

これに血統のファクターを加え、勝ち馬の父を書き連ねると、
阪神
シービークロス
ミルジョージ
メジロティターン
ブライアンズタイム
メジロライアン
サンデーサイレンス2回
オペラハウス
フレンチデピュティ
ミスキャスト

日経
シーホーク
パーソロン
シンザン
リアルシャダイ
サンデーサイレンス
チーフベアハート
ステイゴールド

このバラバラさが荒れる理由にもなるが、最も合理的な配合馬のみに、盾の栄誉を浴する資格があるとも言える。
日経賞組が有利だろう。

 

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高松宮記念 -回顧-

読了までの目安時間:約 4分

 

この直前の雨は…。
昨年の馬場コンディションとはまるで違うが、今年も結局は、外差しが届くことはなかった。

エアロヴェロシティには、前半の3Fが34秒台だったことが、明らかに自分のリズムに合っていたように見えた。
想定と違う展開。否、アンバルブライベンというのは、先行力のあるスプリンターには珍しく、出た直後は速くても、その後はどんどんペースが落ちていくタイプ。
突つかれることを嫌がるわけではないから、意外なほどのスローペースでの牽引はあり得た。大分大人になったハクサンムーンにしてみれば、それを見てスパートするのは理想形。
ただし、決め手で勝負できない彼らにとって、内を掬うようにエアロが伸びてきたのでは、もうお手上げである。
雨はエアロにとって、外差しの煙幕に隠れて、理想的なコーナーワークをするには最高のアシストになった。普通の先行馬では交わせなかっただろうが、相手はまだ勝ち癖がついている状態ではなかった。

スローに迷惑したのは、大外枠の有力3頭。ミッキーアイルは、うまく流れに乗って前走以上にスムーズに立ち回ったが、如何せん、ハクサンムーンには楽な流れ。若さで距離短縮に対応した印象だが、自分の競馬にはできなかった。馬場も合わない。
敢えてついていかなかったコパノリチャードにとっても、戦法が限られたストレイトガールにしても、外を回らされた分のロスしか結果に反映されない展開に、見せ場を作れず。この2頭は、絶好調ではないにせよ、距離延長で大立ち回りを演じるタイプじゃないから、少し辛い立場になってしまった。
ダイワマッジョーレは、まさにスタートからアウトの競馬だったが、想像した通りのハイペースであれば…、とか色々あった違う展開の想定は、全てエアロの勝ちパターンである、行った行ったの形で封じ込められてしまった。

サドンストームやアフォードが、格下でありながら、前記の実績馬と同等クラスのパフォーマンスを見せられたのは、やはり馬場の影響もあるのだが、結果的には、ほとんど現状のレーティングに則した着順のように映った。力通りとも思える。

だからって、人気がそれと比例することは稀。4-6-3番人気の順になったのは、2、3着馬が外枠で、エアロは4番枠だった影響も大いにあるだろう。
ニュージーランド産馬で、基本的には晩成のスピード型が大物に育つ環境で育ったせいもあるのかもしれないが、大きなマイナス体重でありながら、この馬には4歳馬にも負けないピチピチ感が、パドックから漂っていた。
日本馬とは違うものは、一体何だったのか。
トムフール系とサートリストラム系の配合から生まれたビッグスターには、日本の良血馬よりも、ゴール前皆が目撃したようなあと一歩の伸びしろが潜んでいたのであろう。
この競馬の奥深さが、ハクサンムーンの悲運をより引き立てる。

 

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皐月賞展望<牡馬クラシック展望①>

読了までの目安時間:約 2分

 

サトノクラウンとの比較が、出来た馬とそうではない馬との対決という構図。
彼と同等に評価したいのが、スプリングSの上位組だ。
レース時のリアルスティールは、鞍上曰く、調子はあまりよくなかったとのこと。目標は5月の最終日曜日。当然か。
末脚に手応えを感じたか、もっと自分らしさを出すには好位に拘った方がいいのか。主戦騎手の偉大なる父を想起した場合、前か後ろかどちらかはっきりした方がいいように思えた。
反応で、サトノクラウンに敵わないことは理解できたはずだ。
キタサンブラックの粘り込みは、前走の競馬を見ていれば十分あり得たことで、自信を深めただろうが、2歳王者と共に、無難な位置をとる縛りが勝機とリンクするようなレースぶりだったから、突き抜けることはないか。

一方、サトノクラウンは、ここまで上手く行き過ぎたこと以外に、不安材料そのものがない状況にある。何でも来いだろう。
唯一、中山のハイペースで過去色々なドラマが生まれたことを考えると、自分と同じようなキャリア3戦の有力馬の中ではトップという位置付けに収めないと、コース形態に則した評価にはならない。
だから、2着ブライトエンブレムの男気溢れる不器用な姿は、例年なら人気落ちするような内容ではなかったと、別個に評価すべきに思う。
クドいが、力はサトノクラウンが一番だ。

2月重賞組に魅力的な素材は多い。
若葉Sで見事飛んだポルトドートウィユと、共同通信杯から直行する大王の仔・ドゥラメンテというエアグルーヴコネクション。
妹ポルトフィーノの方が、姉アドマイヤグルーヴよりも完成度は上だったが…。
ディープとカメハメハで推すべき素材には違いない。賞金ボーダーの下にいる彼らが、最大の惑星となりそうだ。
他馬については、直前にまとめて。

 

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高松宮記念 -予想-

読了までの目安時間:約 4分

 

逃げそうな馬は、
アンバルブライベン
ハクサンムーン

いつでも逃げられそうなのは、
エアロヴェロシティ
コパノリチャード
ミッキーアイル

基本的に差すタイプというのは、
ストレイトガール
ダイワマッジョーレ

近3年の高松宮記念の勝ち馬の3、4角の位置取りを見てみると、
14年 コパノリチャード
2-2
13年 ロードカナロア
9-7
12年 カレンチャン
2-2

冷静に判断すれば、阪急杯の勝ち馬と昨年の1番人気馬が展開有利の立場にあるから軸に据えるのがいいと考えるのが、極めて妥当なように思うが、かつてのジャパンCでもそうだったが、ペースが上がったからといって、差すことがベストになるわけではないというのが、当たり前のように証明されてきた以上、絶対的な有利不利は考えない方がいいと思う。

ただし、このレースの半日前に行われるドバイのダート戦とは違い、芝での戦いである以上、決め手比べも要求される側面は否定できないから、上がり調子のダイワマッジョーレを少なくも連下に落とす狙いはない。
休み明けでなければ本命も考えていたストレイトガールについても、まあ、レースと関係ないところで勝負する非常識な手段をとるタイプではないから、それ以下の評価とて、軽視まではできない。

組み合わせ方の難しいレース。これが、今回の高松宮記念の本質のであろう。
行った行ったなんて、あの坂を考えたらあり得ないし、それでも、簡単に外差しが決まるほどヤワな先行馬じゃないから、誰かは必ず残るだろうな…。

前回断然人気を裏切り、不可解な敗戦を喫したとされるコパノリチャードだが、敗因ははっきりしているように思う。
「雨、前哨戦、逃げられず」
昨年のこのレースで、何故かガンガン逃げたエーシントップの後ろで足元を気にしながら、うまくリズムを守り通したことで、直線は圧倒的なパフォーマンスで鞍上の方までもが注目される姿は皆の脳裏に焼き付けられたが、要するにこの馬に大切なのはリズムなのである。

ロケットスタートを決めた二ホンピロアンバーをマジンプロスパーが突つく展開で、ミッキーアイルはテーマを持って好位から抜け出しを図る競馬。
それらを見る位置にいたコパノリチャードには、ベストの流れにも思えるが、そもそも上手な馬ならば、もっと後ろから直線勝負にかける方が望ましい展開である。
良馬場なら細工はできるが、あの不良馬場で上手に差し脚を伸ばすとか、力でねじ伏せるには、前半の他流試合の時間が長すぎた。

早めスパートというより、自分が速いと感じた時に抑えて、誰にも影響されず自分のタイミングで動いていく。
そんなスプリンターの本質を地で行くような不器用さは、GⅠでこそ活きてくるように思う。
それが、エアロヴェロシティとの勝負に挑むべき戦法の在り方にも思うし、唯一正攻法で太刀打ちできるのもこの馬だけだろうと考える。
前年は全てうまくいって、この馬の持ち味が最大限結果に反映された競馬だった。成長した今は、多少融通の利く競馬はできるし、力勝負は歓迎だろう。

リズムを崩されてまで押し切れるとは思えないアンバルブライベンは、オッズ面との折り合いを含め、買うけど本線にはできない性質が窺える。
ミッキーアイルのスピード能力の転換は期待感の持てるものだが、決め手まではない。ならば、昨年追い込んで5着のハクサンムーンの方が、前での粘り込みはあり得そうだ。
日本と香港のスプリントチャンピオンを軸に、自分の形を持っている順に評価したい。

 

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ダート馬の分水嶺

読了までの目安時間:約 3分

 

ダート王に返り咲いたホッコータルマエと、ダービーのお返しを究極のJCで完遂したエピファネイア。
共にスーパーエースではないが、これ以上の才能もまた少ない。

あくまでも、ターフがメインではないのがドバイミーティングの本懐。
ただし、無残にも討ち死にしたジャパニーズスターに学ばなければ、謙虚に大胆に大物食いなどできるわけもない。
その中にあって、立ち直ってきたホッコータルマエは、陣営も馬そのものも称賛されて当然である。
2年続けて結果を残した上で、参戦できた馬など記憶にない。

本質的な問題はスピードだったが、芝の馬が通用すると分かって、今年の少数精鋭での参戦には納得だ。
一応、他にも興味のある馬はいる。
何故かお熱になって、今年3頭も挑むことになったUAEダービーや同期の華ハープスター・ワンアンドオンリーのシーマクラシック獲りも見逃せない。
が、それはそれぞれに必要なタイトルには思えない。
前年は、ホッコータルマエがワールドCでもっとやれると思っていたが、全てアウェイという負け方だった。

必ずしもフェブラリーSが、ドバイの競馬への招待状を得るために必要なタイトルではないことは、前記の通りに証明済み。
トゥザヴィクトリーはGⅠを勝ったわけでも、ましてやダート実績があったわけでもないのに、見せ場を作って惨敗ながらも、2着に粘り込んでいる。
特別な年のオールウェザーは芝GⅠ2勝のヴィクトワールピサが、逃げたトランセンドを僅かに競り落としての歓喜だった。

日本で思うようなダートと違う以上、無謀な挑戦にも思えるが、ホッコータルマエに期待される先行力は、昨年参戦時以上に可能性を感じる。
秋の復帰2戦目からは、逃げ馬も差し馬も封じている。
頂きに立てれば、その世界観は180度変転する。ワンアンドオンリーと共に、人気のない方の激走に期待だ。

 

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波乱の予感

読了までの目安時間:約 2分

 

ドバイ・メイダン競馬場のダートが、どうもおかしい。
前年馬場のタペタ(オールウェザー)とナドアルシバ時代のダートとの比較で、アルマクトゥームチャレンジR3<GⅠ・2000>がAWの平均より1秒以上遅く、ナドアルシバの最後の5年の平均より3秒近く劣る2:04.92での決着。
スピード馬の集うマハブアルシマール<GⅢ・1200>も同比較で、前平均時計に対し0.6秒、後時計だと1.7秒以上も遅い1:12.13で決まったことで、まだ馬場の方が仕上がっていないというのが、大方の見立てとなっている。

「大井に似ている」
西浦調教師がこのようなコメントを残したくらいで、今我々の知っている速さを競うダートのイメージとは、一線を画した競馬となる予感がする。

それを察してか、マクトゥームファミリー随一の相馬眼を持つと言われるハンダム殿下が、
「ワールドカップは、アフリカンストーリー、プリンスビショップ、ホッコータルマエの争いになるのでは」
と、馬場傾向を加味した推察を記者に語ったとのこと。
タルマエの前に挙げた2頭は、前記前哨戦GⅠの1、2着馬であり、また昨年のワールドカップとその前哨戦の勝者である。
同時に、カリフォルニアクロームやリーといった、アメリカのエース級は今年も苦戦するとの見解を披露した。
エピファネイアはどうなんだ?
少なくとも、アメリカとは違う馬場質ならば、かなりの勝機が見込まれる。

 

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コース改修の妙<高松宮記念の進化>

読了までの目安時間:約 2分

 

ハイセイコー、オグリキャップらが勝った時代とは、レースコンセプトがまるで違う。距離短縮後の勝者に学ぶ。
20回目のテーマは、現役チャンピオン決定戦。
香港のトップスプリンター・エアロヴェロシティなる9文字以内の名前の実力馬参戦は、主催者側にもうれしい。(笑)
南半球のマイナー血統を凝縮した配合の馬が、日本で走ることの意義はあるが、それ以上にドバイやオーストラリアでも、同価値のレースがこの時季に、中京は時計が掛かりますキャンペーンを張っても、水を撒いても速いものは速いと平行線を辿ること間違いなしの状況ながら来てもらったのだから、きっちり力を出し切ってもらいたい。
ロードカナロアにも感謝である。

本質マイラーは最近来ていない。
それはしかし、活きのいいの新星が、若いうちに力を出し切るべき正しいスプリントGⅠの在り方にも思える。
日本の距離別体系が、重賞競走の再整備と増設を繰り返す中で、この不思議なポジションにあったレースは、今確実に、春の「真のビッグタイトル」へと成長を遂げようとしている。
その証拠が、前年覇者に香港スプリントの覇者と日本馬で再先着した昨年の1番人気馬ストレイトガールも登場するという、スプリンターズSでも滅多にない好カードになったことだ。

冷静に判断すればは、ロードカナロアやカレンチャンがいないのでは一枚落ちの感も否めないが、キンシャサノキセキが連覇して以降、ミッキーアイルのようなマイル以上のGⅠ好走馬は、一切来なくなった。
今年も、そういう競馬になると考えるべきだろう。
熟成されたGⅠの伸びしろは、これからもその幅を広げていくはずだ。今注目のレースである。

 

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新馬回顧 <3/21・22>

読了までの目安時間:約 2分

 

今週もダート1800戦のみで、現3歳世代の新馬戦はこれで終幕となった。

阪神の重馬場で行われた土曜日のレースは、岩田・福永・和田という、騎手買いすれば簡単に取れそうな組み合わせで決着。
アンブライドルドの孫とひ孫の叩き合いを、エンパイアメーカーの仔(孫の方)エルメネジルドが制した。
この馬はゼンノロブロイとは従兄弟の関係で、案外奥行きがあるかもしれない。
ひ孫のエイシンハリケーンは、単調そうな血統構成で、競り合いは不得手だろう。

日曜の中山も渋残り。
稍重馬場での一戦は、逃げた人気のジャイロスコープを追いかけたピアシングステアが競り落とすという前日のパターンを踏襲するかのような結果となった。
パイロ産駒が抜けた人気というのは怪しかったが、来るときはいつも超人気薄のバトルプランの出番といえばそうか。
勝ち馬は、シルの系統でマルゼンスキーの一族。ミスプロ系が3種入り込んでいて、ノーザンダンサーのクロスも薄く入っているから、狙いを持った配合と言える。
どんな道が待っているか想像できない部分もあるが、日本でもこういう馬は今後増えていくだろう。

今週は、未勝利組で特別目ぼしい存在はいなかった。圧勝馬の殆んどが、前走は完敗だったから、即昇級戦で買いとかいかない。
強いて挙げるなら、日曜中山の2000を楽勝したウイングレットの牡駒・ウイングチップか。
今シーズンは、ルージュバックと2歳王者2頭は2戦目以降の競馬内容で正当に能力評価できたが、サトノクラウンとリアルスティールだけは、どうやっても能力を見抜けなかった。
生涯修行の身。競馬道は厳しい。
 
参考:競馬必勝法各論
 

 

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スプリングS -3歳重賞・回顧-

読了までの目安時間:約 3分

 

時系列順で、ファルコンSが一番最初に行われたのだが、これがまた絶妙なポジショニングのアクティブミノルとそれを追走したタガノアザガルとの、実に際どい勝負となった。
正直、ここでの勝ち負けが大事なレースにも思えない難しい競馬だったが、タガノアザガルはハマると絶対潰れない馬なので、忘れた事に狙いたい。1400は合うが、次どこで来るかはわからない。

若葉Sは、必ずしも力勝負にならないレースだが、メイショウサムソン産駒でダンスパートナーの一族の良血馬・レッドソロモンだけが、シュタルケマジックで走ってくれたような展開に。
賞金微妙の人気馬にとっては悪夢のような出来事。破壊力不足といい意味でのグレイジーさも足らないから、コースが合わなかったのかもしれない。

フラワーCのアルビアーノは、アメリカのクラシックに出てそうな配合の馬なので、本質的に馬場が向くかどうか気にはなっていたのだが、程々に体を絞ったことで、持続力が出たのか、今回も快勝。中山なら1800もというのは、昔の(外)とも共通しているが、桜花賞でもマイルCでも怖いことには違いない。レース間隔を考えたい-12kgかどうかは、登録レースで判然とする。この馬の先行残りだけは、信頼に足るところがある。

で、スプリングSなのだが、前走圧勝の勢いそのままに、キタサンブラックの臨戦過程に余力があった分の差が、気持ちでは楽な人気馬の積極性のないトライアル的姿勢とマッチしたことで、きっちり頭一つ残す結果に繋がったように映った。
ある意味、ダークホースはこの馬という見立てがオッズに現れていたが、かつてここで負けたダイワメジャーくらいのスケール感があればいいのになあ、と密かに注視していていたものの、どうも常識的な範疇の中距離馬のようである。牝系に距離延長に耐えうる血筋は見当たらない。

ディープ2騎は、ダノンプラチナが折り合い専念の位置取り、リアルスティールは差しを試すことより、意外とダノンがいい位置をとっていたことで、どうも追い出しが遅れた印象がある。
本番がこの馬場なら着順通り、高速化ならあっさり逆転だろう。ただ、お互いパワーが足らないかもしれない。
そのパワーでベルーフの逆転も想定されていたが、やっぱり器用ではなかった。難儀な男に育っていくのだろうが…。

 

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阪神大賞典 -予想-

読了までの目安時間:約 2分

 

逃げた後に、普通の競馬をしてダメだったスズカデヴィアスは、逃げて好走後、また逃げられそうにない。
普通に考えて、メイショウカドマツの先導で進められる競馬は、自力勝負になると推察できる。

万が一のある馬どころか、三が一のゴールドシップでも、ここは相性ぴったりのレースなのだが、多頭数の競馬も、性懲りもなしに連続不発憂き目に遭ってきたし、3連覇推しはしないことにする。馬の騎手に対する不満が、心配だからだ。
敢えて、今回は常道の鞍上キープを選択してきたが、騎手の腕で動くような小物ではない。
シップは、勝負の主導権は自分に渡してほしいと思う男だ。それは、勝負師としては決して間違っていない信念である。
それを理解してあげる時間を、岩田騎手と一緒に作れたならば、ここはおろか、鬼門の春盾奪取さえ既定路線になるが、そんなケアを陣営が力点を置いて施したとの報道はない。

早仕掛けは、今回は危険に思う。同期生のメイショウカドマツはスローペースを作るわけではない。
先行するタイプも多い。強引な競馬を好まない人馬には、自分の流れに持ち込めるかがキーファクターとなる。
シップ次第。
京都記念で粘り強い先行力を証明したスズカデヴィアスは、その上に来る可能性がある。渋とさを買いたい。

 

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