2015 2歳戦線総括

JUST競馬予想ブログ

2歳戦線総括② -牡馬編ー

読了までの目安時間:約 3分

 

締めはホープフルなのか、やっぱり朝日杯なのか。

正直、阪神に馬が集中するのではとも思っていたのだが、中山には今年もクラシック級の期待馬が集った。

「リオンディーズの真価」

ミルコも凄い。血筋も申し分なし。ライバルが戦いやすい血統背景であった点も差し引くべきだろうが、2000Mの新馬快勝後に、即世代エース級のエアスピネルをねじ伏せてしまうとは、ちょっとスケール感が違う印象を受けた。

一方で、マイルという距離が生んだゴール前大逆転だったともいえる。

「2000Mなりの結論」

ハートレーの末の安定感は、ムーアの欠席に見事な代打タイムリーヒットで応えたボウマンの確かな腕も手伝ってのこと。

昨年のシャイニングレイみたいなことはないにせよ、リオンディーズと同じで、完璧に勝ちすぎると、型を変えにくくなるリスクもある。

もっと溜めないとダメと分かったロードクエストや本質的に器用ではなさそうなバティスティーニの方が、返って、戦いやすくなった側面がある。

信じるものは救われるのだろうけど、単純に中山の2000Mを戦ったことで、適性が判然とするという利点はある。

3歳シーズンの4月に中山でGⅠを戦うということを念頭に置くのであれば、暮れは使わないのも手だ。

でも、本音は5月末の府中が大目標。

本線の正統派クラシックロードの前哨戦的位置づけのレースたる東スポ杯や札幌2歳S組のぼんやりした印象は、ホープフルSでも変わらず。

メンバーの分散化によって、結果として、年明けのレースにおけるビッグマッチ実現の流れになっている。

今は、無理なく賞金加算できるレースが増えた。

年末回避組の取捨…。

でも、今ここまでの流れは、そんな本流の1800以上の組より、裏路線からドカンという感じ。

いきなりの本流突入を難なくこなした2頭が、完全体として本番を迎えるには、信じられないほどの脚質の幅を披露する必要がある。

両勝者とも、そこまでの万能性はない。

いい意味で、みんなにチャンスが出てきたというのが、12月時点での結論だ。

 

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短距離戦線総括

読了までの目安時間:約 3分

 

ストレイトガールとモーリス。

エアロヴェロシティという大陸のスターホースに、ストレイトガールの不安材料が一気に噴出した高松宮記念だけは穴埋めしていただいたが、あとは総じて2頭の競馬。

ただ、路線の不安定さが継続しているのか、それともきっちり統一されて平定したと言える段階なのか、最後の香港ではその実態がよく表れた結果となった。

本来あるべき姿を1月の中山で披露して以降、タフに使い込まれることはなく、余裕のローテで6戦6勝としたのがモーリス。

こんなに強かったのか?ではない。

こんなに強くても不思議じゃないけど、ここまで安定して走るとは誰も思わなかった、であろう。

3歳のトップホース・ドゥラメンテとは少々毛色の違う良血馬であるモーリスは、転入生として堀宣行厩舎に所属することとなった。

過去のことは水に流して。すべての粗が消えたわけではない。

ただ、同時期のゴールドシップとは対照的に、レースぶりに大きな進展はなかったが、結果は確実に残していくのであった。

戸崎圭太と紡いだ連勝街道。

思えば、それは今期2戦目から彼が跨って悲願のGⅠ獲りに成功したストレイトガールにも同じことが言える。

猛ペースで見えたGⅠの勝ち方。

直線で唯一鋭く伸びて勝つための末脚を繰り出したヴィクトリアマイルで初タイトル。

対照的に、超スローのスプリンターズSでは、でも、似たような位置からのスムーズな差し切りでやっと欲しかったスプリントのGⅠを手中にしたのであった。

戸崎騎手がいなくなっても。

川田騎手だろうが、世界のR.ムーアが駆ろうが、モーリスは変なところをみせることはなかった。

当たり前のようにGⅠを勝ち、結果1番人気に応えたのは安田記念だけだったが、自在に立ち回れる最強マイラーとして、世界レベルの能力を示した今シーズン。

有馬記念に乗れなくなったムーアの無念だけは、情念として中山競馬場を漂うことにはなったが。

ビッグアーサーとイスラボニータにもチャンスはあったのかもしれない。

が、ここぞの場面で、路線のキーホース相手に後手を踏んでしまった。

始まりの予感がする。

 

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二強体制の崩壊

読了までの目安時間:約 2分

 

人気馬の中で一番スタートが良くなかったのはコパノリッキーだった。

その逃げを、終始1馬身圏内で2番手追走の絶好位につけて追い詰めたのが、不滅の大記録を打ち立てようと今回もGⅠへ挑んできたホッコータルマエ。

完全にいつもと同じ展開で直線を迎えたのだが…。

第61回東京大賞典。馬場は良。2:03.0の勝ち時計。

しかし、結果は2頭のレースではなかったと、記録には残される。

付かず離れずの3番手評価。

5歳騸馬のサウンドトゥルーの実力は、想像の遥か上であったことが証明された。

道中誰にも邪魔されることのない中団単騎の追走。

誰よりも早く押し上げていき、直線入り口でワンダーアキュート共に前を行く2頭を射程圏に捉えた。

もうそうなれば、直線の攻防は想像がつく。

またしても執拗な追撃にいち早く音を上げたコパノリッキーが止まり、無人の野を驀進する構えのホッコータルマエをどちらが追いかけていくかと言えば、答えは見えていた。

GⅠで連続好走中。

破竹の勢いで勝ち進んでいた同脚質のノンコノユメとも、前回のチャンピオンズCでコース取りの差の分だけのクビ差の勝負。

もしも、このレースでGⅠ10勝が叶わないのであれば、同じく前走でまだ自身の衰えがないことを叩き良化で動き一変によって前を潰していった中京の時と同じような負け方をするのではないのか。

ファンの目は肥えている。

本当は波乱なのに、有馬記念のような高額配当は発生しなかった。

ワンダーアキュートの3着は感動ものだった。

登場人物がもう少し欲しい。これも勝負の神様の粋な采配であろう。

 

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古馬王道路線総括

読了までの目安時間:約 3分

 

最後はどうなるのかと思って見ていたのだが…。

思えば、1月から今年の古馬チャンピオン路線はラブリーデイとゴールドシップが中心の競馬だった。

前へ進むに連れ、必ずどちらかが障壁となり、春はGⅠを勝ち分けた。

レコード走とディープのエースを一挙に2頭打ち負かした淀の波乱の立役者。

強くはないと思っていたから、背伸びした3000M級の2戦は、望外でもなんでもない力負け。

が、あいつがいたおかげで…。

「負けることを何とも思わなくなってしまったのか」

ジャパンCのこともあるから、今年の5戦は、前年まで程全てのレースで万全の状態で戦えたわけではないと思う。

だから、意識的な陣営の求める勝負度合いの強弱は、裏目に出た部分はある。

そうすると、春天のひと捲りは、余計な一手だったのか…。

2頭の間隙をついて、突如として息を吹き返した4歳世代第4の女・ショウナンパンドラ。

前年春のクラシックは無縁の勝負弱さが、あの淀の高速決着で一変。

宝塚で似たようなイン強襲で3着後、オールカマーでついに開眼と相成った。

東京2戦で④-①。同じ外枠。

やっぱり、ゴールドシップの存在が、勝負の駆け引きを生んだという印象だ。

と、ここまでは既存勢力同士の戦い。

3歳が混ざって、さてさて…。

暮れになって、充実一途の4歳馬がまとめてGⅠをモノにしていった。

またしてもスローの有馬記念は、ゴールドアクターの勢いを止める者なしを証明する一戦に。

速い馬が多くなかったのもあるが、3番手確保の時点で、他の馬にはもう出番はなかった。

振り返ると、5戦すべてが平凡な展開で、面白くないと言えばそうなのだが、最初と最後の長距離戦に関しては、勝者となった騎手と馬の勝負に対する意欲が、一番の勝負所で最大限表出したことが、多少なりともレースの盛り上げに繋がった。

向こう流しとスタート直後。

肝を押さえた2人は、有馬記念の後、いい笑顔を多くのファンに見せてくれた。
  
 
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新馬回顧<12/26・27>

読了までの目安時間:約 3分

 

グランプリイブ。競馬は不思議なスポーツであると、改めて再認識させられることとなった。

特定の騎手ばかりが上位争いした土曜前半の中山は、しかし、波乱も多く。
この4レースの時点で2度目となった三浦-蛯名の決着のダ1200戦は、Dメジャー×クリスエスらしい馬体で、パミーナコラッジョは牝馬同士の叩き合いを制した。

一方、大野騎手らしいスマートな競馬で穴を出した2000M戦を制したのは、ダーレーのAムーン牝駒・ルネイション。
近親にヘクタープロテクターのいる名牝系出身。怪我なく育てば、難儀な穴馬になりそうだ。

渋残りの阪神。こちらも組み合わせの難しい決着続き。
稍重芝1400は、勝浦マジックというか、一度画面から消えたカフジビーナスが、ゴール寸前馬込みから顔を出す展開。
ディープらしからぬレースぶりは、プロポンチス系でも特に渋い一族の血の成せる業なのか。

ダ1800(重)を勝ったナムラアラシも、在来牝系出身でナムラコクオーの近親という血統背景を持つ馬。
ただ、エンパイアメーカーの三択がこのレースの楽しみだったというレベルの方も勝因のひとつか。

日曜日の中山は、例によって戸崎祭り。今年何度目だろうか。
ダ1800戦は、人気の超大型馬・マイティーゴールドを駆って、番手から無難に抜け出し快勝。
ゴールドアリュールは様々な体型の馬を出すが、こんなにわかりやすいダート巧者は珍しい。

芝のマイル戦は、戸崎マジックというか、後方から豪快に前を捉えたサトノキングダムの迫力が目立った。
父ディープが共通の1番人気イマジンザットとは、本質で差はない配合にも映るが、勢いが違った。

阪神芝1800も、ディープ産駒のジークカイザーが勝利。
こちらは、人気上位のディープが一団でゴールする混戦となったが、ズブい血が入っていない分、器用に走ることができたのかもしれない。
外差し傾向の馬場も味方につけたレース。
ディープ向きの馬場ではなかったが、レベルは高くなかったと思う。

 

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有馬記念 -回顧-

読了までの目安時間:約 5分

 

テンが速くなることはないにしても、一瞬でもスタート直後にゴールドアクターが先頭に立てたことは大きかった。

あれだけ強い強いと言っていた馬に、誰も注目しなかったかのような10倍台中盤のオッズ。

思えば、11月になってからは、芝路線の主役は4歳馬だった。

誰にも止められない領域に入った時のロベルト系の底力は、彼の日この舞台で復活勝利を挙げた祖父グラスワンダー譲りの他を寄せ付けない勝負強さとして現れた。

いや、どんなに相手が強く、たとえ接近されたとしても、最後は絶対に勝つ。

豪華メンバーが揃った7年前のジャパンCで、ダービー馬3頭をまとめて封じたのは、その日初めてレースに乗るM.デムーロだった。

土曜メインはうまいったミルコ。

しかし、誰が乗っても2着のサウンズオブアースなのだから、これは仕方ない。

JCの悔しさは返せたが、菊で3馬身半差つけて先着した相手に完璧に今回は封じ込められてしまい…。

またこの手の役者が登場した。

ゴールドアクターを千両役者にしたのは、もう一頭の存在が大きい。

テン乗りの横山典弘騎手は、3歳世代の先行馬の実力を完全に把握していた。

リアファルはもちろんのこと、結果としてドゥラメンテの才能を完全に引き出すような春二冠のラビット役の完遂が、この出来のキタサンブラックならば、少し気負い気味の気配なのであれば、あわよくばを狙うために、そして、

「ゴールドシップの苦手とする展開に持ち込むため」

有馬記念としては、比較的紛れの小さい流れを作ったのだ。

粘り込んでの3着。

本来の形よりは積極策だが、リアファルは完全にリズムを崩し、古馬の実績馬に無駄脚を使わせての逃げなら、誰もケチはつけられない。

本来ならば、菊花賞ほどでないにせよ、逃げ馬を見る好位付けの方がいいのだが、そこは相手がいること。

この相手くらいは正攻法で負かせないと、という感じのゴールドアクターとサウンズオブアースに見事に立ち回れてしまった分の0.1秒差負けであった。

それだけ、ゴールドアクターは完璧だったのだ。

むしろ、アルゼンチン共和国杯でメイショウカドマツに大分いじめられた時の方が、よっぽど厳しい競馬だったはずだ。

昨秋の疲れを癒し、既定路線の1000万クラスからの再スタートを連戦連勝。

何か、昨年の菊花賞でできなかったことを、より成長した有馬記念で全てやりきったようなレースぶりだった。

牝系が特に渋いゴールドアクターの血統表は、よくよく見ていると、祖父のグラスワンダーの中に入っているターンートゥ、ノーザンダンサー、レイズアネイティヴなどの有用な血が、そっくりそのまま分岐した母方の別系統の中に含まれ、絶妙な関係性を作り、全体的にバランスをとっている。

それにセダンやトサミドリも入っているから、深く掘り下げるまでもなく、高速決着の減った最近の中山で行われる有馬記念では、キレもスタミナも、この舞台に最も適した理想の配合馬であったとも言える。

連勝馬は他にもいた。

けれども、一線級の馬が揃ったこの舞台で、器用さ以外で勝負する手段はあまり多くはない。

アルバートもトーセンレーヴも、本来は中山向きでないという結果に終わった。

マリアライトをリアファルと勘違いしていた人は多いだろうが、この馬の頑張りも凄い。

ここは素直に、気配良好も評価が妙に下がった馬の好走ではなく、GⅠ馬らしい堂々した走りでの当然の4着と評したい。

前に馬がいると普通に馬になりやすいラブリーデイの脆さと好気配ながら中山はちょっと遭わなかった感じのルージュバックなど、陣営は言いたいことはあっても勝ち馬を称えるしかない状況にあって、この日もエンジンがかからなかったゴールドシップだけは、自分の走り方について、何だか人間が急に理解してしまった事へ反抗するかのように、強い自分を見せることを躊躇っていたような感じがした。

信じてくれるのはいいけれど、ここは俺のラストステージには相応しくない。

優しいゴールドシップを見て、そのままお別れというのも、ゴールドアクターの充実ぶりの陰に隠れて、とても寂しい結末になってしまった。

あの春の天皇賞は、やはり別れの挨拶だったのだろう。

 

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2015年 有馬記念 予想

読了までの目安時間:約 5分

 

昨年2番人気5着。
本来の位置取りではなく、またJCの圧勝が少なからずマイナスとなっただろうエピファネイアの入った枠に、今年はGⅠ未勝利のルージュバックが選ばれ、記念すべき60回目の有馬記念のスタートは13番と決まった。
「井崎先生もか…」
今のところ、これが最大の心配事である。(笑)

菊花賞では枠が内外大きく離れて、競馬の内容も対照的だった3歳牡馬2騎が、今度は⑪、⑫という何とも言えない枠に入った。
内枠で位置取りを主張するのは、スタートがいいから選択権の多くなるラブリーデイくらいなもの。
もたもたしていると、それと同じくらい競馬センスのいいゴールドアクターに、思い通りの競馬をさせてしまう。

C.ルメールに横山典弘。
凡策に失する中途半端な二流騎手ではない。普通に出られれば、みんなの思った位置につけられるはず。
故に、外枠が不利になるような展開にはならないだろう。
古馬陣のプレッシャーもある。

できれば、きさらぎ賞の再現を、と願っていたのだが、もう一つの注目点である「ゴールドシップを巡る動き」の中で、ルージュバックだけはメンバーで唯一、受けて立つ展開になっても潰されない高性能エンジンを持っていると思う。

相手はこのメンバーと比べるレベルではないのかもしれないが、どこから仕掛けるにしても、他馬のスパートに負けないゴール前まで伸び続ける末脚を、この馬は大きな武器として持っている。
それが繰り出せていない近2走は、桜花賞で大敗を喫した後の負けられないオークスとそれ以来の競馬となった道悪のエリザベス女王杯だ。

一方は超積極策でミッキークイーンに理想的な競馬をさせてしまい、もう一方では、大事に乗らざるを得ない後方待機策からの大外ブン回しで、うまくスパートできなかったタッチングスピーチにも先着を許すことになった。

まあ、得意不得意もあったのかもしれないが、ともに外枠で人気も背負っていたから敗因はしっかりしている。
加えて、桜花賞での不発も、完全後傾ラップを後方から差し切る形が合わず、あの時こそきさらぎ賞と同じ競馬が出来なかったからこそという歴とした敗戦の理由があった。

「必ずしも器用ではないステイヤー」
この馬のことを買いかぶり過ぎていた桜花賞前の評価を、あえてこの大舞台で再度しようと思う。
時計の速い競馬は2回しか経験していないが、面白いもので、その2戦で彼女に接近したベルーフとミッキークイーンは、続く2000M重賞でともに快勝している。
3歳春までは、2000Mは長い方の距離に入る。
事実、ルージュバックの戦績は2000M以上の競馬をよく使われているから、そこでの結果はそのまま彼女の評価基準となる。
1-2-4。
ただし、前述の通り負けた2戦は自分の競馬はできていない。

コーナー6つの競馬に初出走。
キャリア7戦目での有馬出走は、ファインモーション<5着>の例もあれば、グラスワンダーの復活劇もある。
前例はいい方をとりたい。

ただ、GⅠを勝っていようがいまいが、昔から何が起きても不思議じゃないレースで、グレード制導入後の絶対的なルールがある。
「GⅠ馬が必ず連に絡む」
30年以上やって、毎回必ずというレースは、JC以外には知らない。

オッズからして、馬連でも妙味十分だろうから、今年は割と少なめのGⅠ馬の中では、7戦5勝というイメージを誰も持っていないという点で菊花賞馬のキタサンブラックが面白いか。
ともに、主戦場と違う場所でクラシック出走権を得たわけだが、その当初の評価はルージュバックはダービーに出てきても…、であった。
よくある同期の初対戦は、古馬戦経験の利と地元での競馬という2点で、本質ステイヤーのマンハッタンカフェ産駒らしい末脚で戦う馬だから、初の中山でもルージュバック有利と見る。

その他相手は、皆ほぼ納得の枠順なのであまり偏らない方がいいか。
でも、ここで一番買いたいのは、1年前は元気だったアドマイヤゼウスとラストインパクトだろう。
切る理由がなくなっただけでも、好走要因は増えたと言える。

 

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時代・有馬記念考

読了までの目安時間:約 3分

 

<歴代牝馬覇者との相違点>

14年 ジェンティルドンナ
08年 ダイワスカーレット
71年 トウメイ
恐ろしいほど強かったというよりは、レースをすることで勝つために必要なものをしっかりと心得ている名牝である。

牝馬は、よく来たり、全く来なかったりと時代によって、トレンドの様なものがしっかり出ている。
近10年で、牝馬が馬券に絡まなかったのは半分の5回だが、1番人気の好走率が昭和の中盤頃くらい高いので、人気上位馬はよく走り、相応の評価を受けた牝馬も当然成績がいい。

前出のダイワスカーレットとブエナビスタは、3歳時点で好走している面も含め、例外的扱いがいい。
オグリキャップやオルフェーヴルもそうかもしれない。なんだかよくわからないけど、有馬記念になると元気になる馬がときどき現れる。
理由はどうあれ、ファン投票の末に出走権を得て、なおかつ好走できる馬というのは、牝馬であるなしに拘わらず素晴らしいことだ。

昔から言われる、桜花賞馬特注はまさにその通りという結果が続いている。
長いスパンで見ても、3着以内に好走した牝馬がマイル重賞を勝っていなかったのは、記憶している限りトゥザヴィクトリーしかいない。
01年ドバイWC2着馬。例外にするには十分すぎる戦歴である。

後にGⅠを勝つ馬を面白いように2着に連れてきたダイワスカーレット、ブエナビスタ、ジェンティルドンナは、至極当然の好走だったのである。

さて、今年に関しては…。
最大出られて3頭の牝馬は2頭になり、また両方とも2000M以上に向く馬なのだ。
考え方が難しい。

「2400Mで好走している」
エリザベス女王杯も、人気上位馬で2200M以上に好走歴のある馬は必ず馬券に絡む。
これに該当する前走女王杯組のステイヤー型牝馬が、今年の有馬記念の最大の惑星であろう。
ルージュバックもキャリアの浅くてどうにも掴めないけれど、前走は道悪で、おまけに少し長めの休み明けだった。

走れる条件の揃っている牝馬軍団。
ジェンティルほどではないにせよ、稀有な戦歴は牡馬崩しの最大の武器になる。
狙う価値は大いにある。

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名誉の撤退

読了までの目安時間:約 2分

 

有馬記念で有力の一頭と目されていたショウナンパンドラの出走回避が決まった。
最終追い切りを無事に済ませた後、普段とは違う様子を高野調教師が敏感に察知し、万全でのレース参戦とはならないと判断したという。

「いつもはすぐに息が入るのに、今日はなかなか入りませんでした」
最近というか、オールカマーから有馬記念の期間がちょうど3か月という短い時間で4つのビッグレースを使われる牝馬というはまずいない。
おまけに、ショウナンパンドラは栗東の厩舎に所属する関西馬。
中山での2戦のみならず、東京の世界最高レベルのGⅠ2戦を使うだけでも消耗するのだから、冷静かつ賢明な判断だという声が多く聞かれることだろう。

残念なことではあるが、来シーズンも現役続行の意思を陣営は表明してる。
ひとまず、春季のレース選択は国内戦のみとし、最大目標を今年3着に終わった宝塚記念に据えるということだ。
復帰戦を楽しみに待ちたい。

池添騎手とのコンビで、③-①-④-①と、牝馬ながらトップクラスの牡馬と伍して戦い、今季GⅠ2勝のラブリーデイともほぼ同格のレベルのパフォーマンスを披露。
秋華賞を速い時計で勝つと、その後の活躍は約束されているというデータは、その走破時計の強烈さからすれば、宝塚辺りの季節で復調してくるのが自然なのだろう。
思えば、同じレースで休み明けながら同期の菊花賞馬も好走していた。

激しい競馬に反動は付き物だが、復元力を証明したショウナンパンドラは、やはり名牝である。
この1年でまた成長したからこそのJC制覇。なかなかできることではない。

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逆風・有馬記念考

読了までの目安時間:約 3分

 

<チャンピオンの苦悩>

古馬の大将は、レース後お色直しを控える全身真っ白の新郎さんではなく、GⅠ2勝で新チャンピオンとなったラブリーデイである。

が、1番人気になるかどうかまでは、直前になるまでわからない。

そもそも、彼に勝ってほしいと思っている人が、ゴールドシップなどに賭ける勝負師ではなく、言わばビジネスライクな投票が彼を支持する大半なのである。

面白いことを起こさない代わりに、今年は2000M近辺では不敗。

JCも何とか格好をつけられたから、ファン、関係者各々のレースプランの中では間違いなくキーホースとなっている。

どんな贔屓目で見ても、京都大賞典は強かったが、GⅠ2勝の内容に凄味のような感覚的表現で的確な言葉が見当たらない。

器用に立ち回れるようになって、GⅠでも通用するようになった。そこには、強い馬がいなかった。

相手が楽だった宝塚、秋天と比べてもそれほどレベル差のなかった前走のJCでは3着と距離への不安は払拭できず。

宝塚記念やその前哨戦である鳴尾記念、レコード勝ちした中山金杯に、3歳時唯一の重賞好走を果たした小倉記念。

共通して、少しタフなコースで揉まれなければ、いつでも走れることを示した。

一方、野路菊SやメトロポリタンS、終始スズカデヴィアスとの叩き合いにはなったが見事に競り勝った京都記念など、広い馬場での競馬でも結果を出している。

どっちなのか。

意外なほど、彼は不器用なのではないのか。七夕賞は2番人気6着。

コーナー6つの競馬は、ここまで3戦して全てで掲示板にすら載れていない。これが本質だろう。

金杯やAJCCの勝者が、ひょっこり穴をあけるように激走することはあっても、彼はもうチャンピオンである。

ただ、ゴールドシップがいるから…。

キタサンブラックと一緒にやってくる展開ならば、何となく納得できる気もする。

何故なら、お互い強い馬がいると恐縮してしまうタイプだからだ。

頼りない馬が、より強くなる時なら、頭から狙えるのだが…。

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