大井競馬場 JBC競走レディスクラシック クイーンマンボ回避

JUST競馬予想ブログ – 血統予想・コラム

クイーンマンボ出走回避

読了までの目安時間:約 2分

 

筆者はちょうど10年前のある日曜朝のことを思い出してしまった。
ウオッカ、出走取消。
昨年の秋も似たことがあった。
ホッコータルマエ回避。
タガノトネール、事故死。

実に残念なニュースだった。
金曜日、文化の日に大井競馬場で行われるJBC競走の最注目馬とされた、レディスクラシックの大本命馬・クイーンマンボ(牝3、西・角居)が、右前挫石を発症、当レースの回避が決まった。
「先週末に痛みが出たため、様子を見ながら調整を進めてきましたが…」
調教助手の話によると、火曜朝時点で馬の状態に劇的な変化が見られず、追い切りを行うことはできないという結論になったとのこと。
大きな故障ではないので、厩舎内で治療し、再調整されることになるとの旨も語られたが、陣営の無念さは察するに余りある。

芝での2戦こそ全く見せ場なしで、ローズSを以って砂専門の道を進むことになったわけだが、前走のレディスプレリュードは、圧巻の関東オークスを更に上回るホワイトフーガという最大目標に対し、実に8馬身差をつける決定的な着差をつけての圧勝だったために、もはやGⅠ制覇は既定路線とされていた中での出走断念。
みんながっかりの展開の中、良馬場で屈辱的な敗戦を喫したアンジュデジールら後塵を拝した組には、俄然、勝機を望める舞台へと変化したことで、また違った意味での面白みが生まれることになりそうだ。

10月は雨に祟られたために、力を出し切れなかった馬も多かったが、月が替わって最初のビッグレースは一体どんな結末を迎えるのだろうか。
有力馬の動きを注視したいところだ。

 

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2歳馬選定<~アルテミスS>

読了までの目安時間:約 3分

 

格の高い順からどんどん回顧。
サウジアラビアRC
渋残りの馬場ながら開幕日であり、またペースも速かったことで、人気馬同士の争いに。
新馬と同じ馬場で、戦法も同じだった休み明けのダノンプレミアムがレコード勝ち。しかし、全く届きそうもないところから追い込んできたステルヴィオも、評価急落の内容ではなく、総合力勝負向きの馬がまたしても登場となった。

アルテミスS
馬場は良のままだったが、雨が降って、開催日に必ず降る雨の影響も出たのか、不良馬場のダービーの連対馬の産駒同士で決着。
左回りで直線スパートだと少し危ういところも匂わせたラッキーライラックのスケール感は素晴らしかったが、人気勢のパワーや少々足らなかった印象。距離延長でのパフォーマンスアップが成功の鍵を握る。

オープン
アイビーS
不良馬場で行った行った。勝ったコスモイグナーツはAフラ×SWで、2着はVピサ産駒で母母父ミルジョージ。クラシック向きの鋭さは必要ではなかった。
萩S
重馬場を外々からグイグイ伸びたタイムフライヤーは、ハーツ×BT×アルザオ。ロックディスタウンに負けただけの馬は、今後も要注意。
もみじS
道悪で直線グイグイ伸びた人気のダノンスマッシュは、サンデーが入っていないので信頼感が増した印象。マイルまでは強い。

500万はダート戦が熱かった。
プラタナス賞(不) ルヴァンスレーヴ<1:36.2・レコード勝ち>
なでしこ賞(不) ハヤブサマカオー<1:23.4・レコード勝ち>

新馬
京2000 /8 ジュンヴァルロ<ニューアプローチ>
京1800 /9 タングルウッド<シユーニ>
東1600(稍) /14 マウレア<ディープ・全姉アユサン>
東1800(重) /15 ギャンブラー<ハービンジャー>
東2000(重) /21 オブセッション<ディープ×スモークグロッケン>
京2000(不) /22 グレイル<ハーツクライ・半兄ロジチャリス>

レッドランディーニ(牝)…短距離型に非ず。京都マイル重馬場で圧勝が本質。
キングスヴァリュー …アウトサンデーのキンカメでそれなりに上がりの脚を使えるパワー型。
未勝利勝ちの注目馬も東西1頭ずつを挙げておく。

 

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新馬回顧<10/28・29>

読了までの目安時間:約 3分

 

京都は今週も、渋馬場からレースがスタートした土曜競馬。
重のダート1200では、断然人気のペルペトゥオに並びかけられたところから早め抜け出しで押し切りを狙ったロードエースの粘り腰が、相手の戦意を奪って、後者に軍配が上がった。
エーシンフォワード産駒、母父エイシンサンディは渋い。
芝1800は稍重競馬。
人気のスーパーフェザーが勝ち上がった。上がりは36秒台で見た目以上にタフなコンディション。ディープインパクトでは、これくらいまでが限界であろう。

東京は雨がぱらつく程度。
ダートも一応良馬場で、しかし、こちらはさすがに重たい状態は有り得ないから、1:25.0の好タイムでプロミストリープが9馬身差圧勝を決めた。
ヘニーヒューズ×フジキセキの牝馬。貧弱さはなかったが、さて。
芝のマイルは牝馬限定戦。こちらでも対抗評価だったリリーノーブルが快勝。
使える脚が短いビーバップの系統にルーラーシップが入ったから、ガッツは十分ありそうなタイプか。

またしても不良の日曜・中央場所は、ディープ産駒が底力を発揮し、特に人気馬がガッツを見せた。
京1600はディープ×サクラサクⅡのレッドサクヤが快勝、東1800は結果人気順にディープの上位独占で、最後は外から根性でねじ伏せたサトノソクタスが断然人気に応えた。
共に雨が似合う鞍上の浜中、デムーロ兄両騎手の勝利。勝ち時計には驚くものもあったが、この経験は大舞台でのアドヴァンテージになるはずだ。
展開がよく似ていた東京の1400戦は、兄に先んじて弟クリスチャン騎乗のヒシコスマーがハナ勝ち。
コスマー系でブラックタイド産駒。消耗戦は案外歓迎だったか。

辛うじて重発表の新潟マイル圧勝のノーブルアース<ハーツクライ牝駒>と、京ダ1800を差し切り勝ちしたマリオ<エスポワールC×ヤマトマリオン>らは、明らかに道悪適性で浮上の馬。
加えて、メンバーの層が薄かった印象は否めない。
2週続けての不良馬場GⅠ。さすがの伝統と格式のレースも、ちょっとグレてしまわないか心配になってしまう。

 

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天皇賞(秋)-回顧-

読了までの目安時間:約 5分

 

普通ではないことが起きそうな予感のあった菊花賞並みの極悪馬場をいち早く抜け出してきたのは、本物の古馬一流馬だけであった。
完全に自分のリズムでは走れなかった前半を、もうこの馬場では大外進出が有利とはならないことを悟ったように、最後は本物の道悪巧者・サトノクラウンとの至極の叩き合いへと誘った武豊騎手の判断力は、言わずもがな世界トップクラスであると改めて証明する結果となった。

最後は右へ左へとどう併せるのか考えながら、最後まで王者を追い詰めたミルコとサトノクラウンの闘志も絶賛されるべきところがある。
道悪でこそ、ではないことを示すような追い比べは、しかし、持っている勲章の数の差もあったか。
本物になってもう2年以上のキタサンブラックに対し、昨秋やっとGⅠ馬になったサトノクラウンは、僚馬のドゥラメンテだけではなく、この日素晴らしい出来だったリアルスティールや当然キタサンブラックを追いかける立場にずっとあった馬だ。

衝撃の皐月賞に始まったライバル物語は、人馬一体、よりタフさを高めた人馬同士の一騎打ち。
生き残りという表現とは違う、選ばれ続けた馬の底力が、結果にも反映されたようにもみえた。
だから、やっぱりこの2頭なんだ。
ゴールシーンの壮絶さには、他の16頭にはまだ出番がないという印象も与えるほどの、清々しさがあった。

菊花賞以来末脚不発が続いていたレインボーラインは、雨の高速決着だった宝塚記念も大した見せ場もなく、ゴール前伸びてきただけの5着だったが、終始上位争いに加わっていた根性の走りは、ステイゴールド×フレンチデピュティ×レインボーアンバーという配合の成せる業か。
先週のクリンチャーやポポカテペトルらにも通ずる、特別な適性を秘めていた才能である。
こういう馬、この場面の競馬で勝ち切れないとやはり今後も苦しい。
元より、作戦が限られる馬。
強い馬になるためのレースで、いつもように強い馬を気持ちよく走らせた後にこっそり入線では、体調の良化具合に進境はみられても、成長をしたとはすぐには言えない。
賞金面の課題がまだ残った点でも残念だ。今日も完敗である。

リアルスティールは普通に乗るしかなかったのかもしれないが、本質的に上位勢とはパワーの差があったから、ダービー4着と同じような結果と考えたらいいだろう。
どんなに努力したところで、同期の2頭やドゥラメンテとは、骨格も血統もまるで違う。

マカヒキは頑張った。
最後は外に出して、中団から血統のイメージ通りの走りを見せたソウルスターリングを、最後は執念で差し切った。
しかし、ディープ産駒ということもあるのか、これも見せ場づくりに過ぎない。
着差とかタイムは良馬場ではないので参考にはならないが、根本的な部分で、この手のタフな競馬に対応できるほど中身が充実しているわけではないはずだ。
この5着であり4着について、力があるとするのは、次のレースの選択次第で、意味合いも変化する。JCでは残念ながら、きっと用なしだ。

グレーターロンドンの攻めの競馬や、シャケトラの本質的な道悪への対応力など、しっかりとした体の状態で戦えたなら、もっと違う展開もあっただろうと思わせる期待の穴馬の走りなどが目にもついたのだが、これはもう、格が上位2頭とは違ったというより他はない。

ラストシーズンを迎えたキタサンブラックにとって、昨年はここを回避してJC直行だった点に、やや画竜点睛を欠くといった心持ちもどこかにあったのだろうから、こういう選択は悪いことではない。
また、鞍上には因縁の不良馬場、断然支持の休み明けということで、進行の仕方こそ違うが、一時は凱旋門賞も狙ったという点で、メイショウサムソンと10年前に制したこのレースの勝ちっぷりを思い起こす筆者であった。
あの時は、直線の外の方で謎の側方接触事故が沢山起こった、実に後味の悪いレースであったが、サムソンは涼しい顔をして、人気通りに走った。

その時は、やや仕掛けのタイミングを待って、直線に入ってから伸びてきた。
グイグイ相手を突き放す新境地の競馬。
それと丸被りでは、以後未勝利というタマモクロスとも同じ経過をたどることにもなりかねないが、ここで変わったことをすることも、より難攻不落になるあと2戦に向けては、いいステップだったのではないだろうか。
高速化だけは、どうにか勘弁願いたいというのが、最後の陣営の願いである。

 

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スワンS -回顧-

読了までの目安時間:約 3分

 

雨が降ったことは想定通りだったので、全く問題なかったのだが、ペースが落ち着いたことより、菊花賞の時のようなドタドタ馬場ではなかったこともあって、古馬戦らしいタフな叩き合いは、馬場の三分どころで繰り広げられた。

体が増えるとやけに元気になる体重倍増計画中?のレッツゴードンキが、ここ1年で3度目の二桁増での出走で、ついに桜花賞優勝時から50kgくらい増やして510kgになってしまった。
馬場状態を加味しての人気は、前日発売の時点から不変の1番キープであったが、キレというよりも、自分の中でやれることを一所懸命に頑張るタイプらしく、ここでも3着までに入ることはできたが、前は捕まえられず。
GⅠが本気の仕上げではなく、次のGⅡは…、などと簡単に問屋が卸すわけがない。

接戦をモノにしたのは、久々に本格参戦のクリスチャンの方のデムーロ騎手鞍上・サングレーザー。
ディープのくせに冴えない…、などと言われることもあっただろう期待馬は、武豊騎手を手こずらせた時期を経て、1600未満で3連勝、3度目の重賞挑戦全てがGⅡで、全部上位入線していたが、ついに勢いに乗って勝ち切ってしまった。
インの窮屈なところから、重馬場だから京都外回りのイン突きは決まったが、そこはやはり渋った馬場での争い。
重得意のマンハッタンカフェの仔・ヒルノデイバローといういい目標を、手応えよく上がってきた勝ち馬コンビはフルに活用して、しっかりと勝ち切ったことが何よりも素晴らしい。

3歳春の初めまでは、こいつは何をやってるんだか…、という馬だったのがウソのような勝負強さである。
故に、あまり軽くない馬場、叔母ロフティーエイムと似た雰囲気の適性での勝利の可能性も匂わせる結果になった。
底力があるのは確かだが、東のオルフェーヴル・ラッキーライラックもそう、こういう荒れ馬場専門のような馬に有利な馬場だったことは間違いない。

 

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天皇賞(秋)-予想-

読了までの目安時間:約 4分

 

良馬場は有り得ない。
雨が降らないという言質は誰からも取れないし、2週続けてのタフすぎる芝へ変質が、いくらか中間回復しながらも、どうせまた少なからず雨が降れば、また想像よりもずっと重たい馬場になるのは目に見えている。
1分57秒台で決着した渋残りのジャスタウェイ独走のような馬場は想定しなくていい。

同時に、猛烈なペースを演出する馬はいない一方で、逃げなきゃ意味のないロードヴァンドールやネオ、キタサンら上手に運べる馬が多いから、超スローも考えなくていい。
レースをしてみないとどう行くか分からないエイシンヒカリのような馬はいないのだ。

◎ソウルスターリング
○キタサンブラック
▲リアルスティール
注サトノクラウン
△ネオリアリズム、レインボーライン、グレーターロンドン、シャケトラ

絞り込むのが難しい一方で、買いたい馬もそれほど多くない組み合わせ。
また逃げるかもしれないという、やや気性面で変なスイッチが入った可能性を匂わせるようになった3歳牝馬のソウルスターリングは、自分と同じくらい上手な馬が登場することによって、自分の競馬に徹することができるようになるその確率が、格段に上がるように思う。

そして、馬場質が大きく変化している可能性がある含水率が異常に高い芝コースのキープという面で、Bコースに替わるというのは、結局、内を通ればそれが全て正しいというケースが大レースほど見られる傾向が、たとえ良馬場であろうとも、高速の上がりにはなり得ない状況であれば、重厚すぎるこのサドラーズウェルズ系の才女に大いに味方となる好材料にも感じてならない。

加えて、タフすぎた桜花賞で不発に終わった理由も、関東馬の遠征ということより、その関西圏での競馬が直前2戦を強烈なハイレベル決着に自ら持ち込んできたせいで、やや消耗しきってしまった面も含まれているから、良馬場でも十分に初黒星の可能性は、今にして思えばかなりの確率で有り得たのではと筆者は考えている。
重馬場になるかはともかく、日本のパンパン馬場が合うようなタイプではなく、オークスの高速決着のような、自力で時計を作れるような馬場への対応以外、そもそもディープが活躍するような環境は、本質的には合わないはずなのだ。

逆説的な根拠はともかく、彼女には他の馬よりスピードがあることを、基本距離において結果を出し続けて証明することに向きすぎた一流血統だから、前回のように今後のために目一杯の仕上げは不可能な競馬で結果が出せなくても、それを次戦にも引きずらないとここは信じたい。

ディープの台頭さえなければ、キタサンブラックの持続力勝負での力比べで大敗は想像し難い。
そういうレースになりそうだと分かっていれば、相手を間違えず、また道中の位置取りで少し劣る面がありながら、直線終盤できっちりとした挽回を遂げる仕掛けが続いているJRA所属の外国人2騎手を買わない手はない。
同じ位置であれば、よもやのギブアップという毎日王冠のようなことは想像しがたいソウルスターリングの敵は、今回に関しては雨ではない。
根性を出して頑張るタイプではないにしても、絶対的な距離不安があるわけではない今回は、4kgもらいの斤量が活かせないこと=単なる貧弱な乙女という構図が成り立ってしまう一戦となる。

オークスの内容から、左回りの中距離戦がベスト。現役生活最終盤の父フランケルと同じ適性をここで示せれば、もうあとは怖いものなしだ。負けてはいられない。

 

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スワンS -予想-

読了までの目安時間:約 3分

 

3歳馬がやけに多いのと、4歳馬がセイウンコウセイのみという組み合わせ。
いよいよ欧州競馬が終幕を迎え、トップ騎手もちらほら登場してきた。
まさか武豊&ダノンメジャーの先行策というのはないとは思うが、トウショウピストが一番速いという見立ては共通するところ。
これが行くか行かないかで、道中の流れはかなり影響が出そうだ。

何となく、中距離型のような気もしないでもないミスエルテは、同期のキレ馬・ラビットランと似たところがある。
前者の母はプルピット×ヘネシー×サラトガシックス<アリダー直仔>、後者はタピット<プルピット直仔>×デキシーランドバンド×アリダーという配合。
ノーザンダンサー系のキャラ違いは、父フランケルを加えることで、大まかだが補完できる。

この馬は、1年前にファンタジーSを劇的逆転で快勝して見せたが、それから3戦全てGⅠで全て着外はおろか、上がりの時計を見るまでもなく、あの時のキレが一切見せられないでいる。
期待馬だけに、陣営も歯痒いところ。
これが最後の1400と思われた条件に戻って、原点回帰を図った。

成長力がないとされる可能性は当然の指摘になる。
クラシックを戦い抜けるだけの底力は、どうみても相手軽しの朝日杯で逆の意味で証明している。
ただ、元々本番型の馬はなかなか勝負で競り負けることの多いレース。
昨年までのサトノアラジンやスーパーホーネットなど、一気に差し込む馬はここが勝負のレースとしやすい。

問題は雨か。
降ろうが降るまいが、荒れ馬場には変化はないだろうけど、Aコースのまま今週も開催される京都の芝レースは、ちょっとのことでも大きな変質が見込まれる。
こと短距離戦の差し馬が道悪で苦しいことは、言い訳の代わりに記しておく。

◎ミスエルテ
○サングレーザー
▲セイウンコウセイ
注ビップライブリー
△ジューヌエコール、ダノンメジャー、レッツゴードンキ

中山組は雨歓迎、上がり馬も似たところがあり、サングレーザーは配合のイメージより母系の重厚さがアメリカンっぽくないので、パワー勝負向きのディープに思うので、相手筆頭とする。

 

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ジャパンC展望

読了までの目安時間:約 3分

 

今年も外国馬は、あまり日本適性を感じさせる大物はいないし、冷やかしのビッグネームの登録以外に、脈ありのタレントはなし。

都合12連覇濃厚の地元勢の勝利の条件を、その期間において見出していきたい。
1番人気は4勝のみだが、馬券外の4着以下というのは、やや過剰に人気を集めた11年のデインドリームと3連覇の懸かった14年のジェンティルドンナだけ。

その年のGⅠ馬が上位3番人気以内に推されると、①-③、③、②-③、①、<1位降着>②、-、①-②-③、-、②、③、①という結果。
10、13年は、前年1位入線のオークス馬という2頭が勝った年で、その時からずっとGⅠだけを使われていたから、例外と言える。

菊花賞、天皇賞組以外で台頭できた組は、
アル共杯①<08、16>
京都大賞典<09①、16①④>
秋華賞①<09、12>
凱旋門賞<10着外、11②、14着外>
その全てがハイレベルの争いであり、10月以降のレースであったという点が同じ。

前走が夏の2000M路線やオールカマーでは間が空きすぎるという点で、最低でもGⅠ連対以上の実績があれば、前走で勝っていなくても大丈夫だが、理由もなく台頭するシーンは考えられないというのは、昔から変わらない。
調子が悪いということとイコールだから、休み明けでいきなり好勝負というのは有り得ないのである。

昨年の上位3頭は一応合格ラインだが、キタサン以外戦績は伸び悩み中。
加えて、32回もやっているのに、連続連対した牡馬はテイエムオペラオーをおいて他になしという衝撃のデータがある。
前年はレースの質が軽かったから、何とかなるかもしれないが、もうキタサンブラック以外は新たな力が台頭することになるだろう。
データ上では消しもありのレイデオロ、ソウルスターリングら藤沢勢に、出てくれば今年は面白いサトノクラウンなど関東のトップホースが有力も、初タイトル奪取が案外多いレースだけに、タンタアレグリアやトーセンバジルの出来如何では一発を秘める底力はある。

秋天の質は最近年ごとにまちまちだが、JCの質は極端に低下したりはしない。
故に、人気の根拠を厳密に判断する必要がある。

 

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6歳秋の血断

読了までの目安時間:約 2分

 

連日の雨に台風禍も重なって、投票日でもあった菊花賞デーは大変な一日になってしまったが、南方で誕生した新たな台風は、11月の日本にも来襲する可能性が出てきた。

21日豪・コーフィールドC<同名競馬場芝2400M>で、低評価を覆して優勝したブームタイムが、予定通り11月初めに行われるメルボルンC参戦後に、ジャパンCへの挑戦を示唆する発言を管理するベイズ調教師がしたという。
アメリカの芝馬同様、オセアニアの中距離路線もまた低調な昨今、欧州組でさえ手を焼くJCへの参戦は実現するのか。
父フライングスパー、母父トムフール直系のスニペッツも、日本では格調高いGⅠに向く血統とは認識されていないが、果たして。

一方、同い年のスプリントチャンピオン・レッドファルクスは、直行ローテでのスプリンターズS連覇達成で意気上がる中、次走について、JC前週のマイルCSへの参戦を目標とした調整がなされることを、グラブオーナーの東京サラブレッドクラブがHP上で発表した。
香港遠征や、ダートで活躍していた頃から得意としていた1400Mの阪神Cへの参戦が主だったところの候補に挙げられていたが、春にあと一歩のところで勝ちを逃したマイルGⅠで短距離路線の天下統一を目指すことになった。
キレるが底力では見劣るスウェプトオーヴァーボードの名を高めた同馬が、ここ1年で見せた著しい進境を混戦模様のマイル戦線でも体現できるかどうか。

ソウルスターリングを筆頭に、3歳牝馬は個性派も多く、早速古馬戦線に挑む面々が出てきている中、古豪の活躍で迫力のGⅠレースを展開する可能性に賭けてみるのも面白い。

 

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牡馬クラシック総括

読了までの目安時間:約 3分

 

雨予想が外れた高速の皐月賞ウィーク。
馬場は悪くなかったが、誰も速く走れず変わった展開になったダービー。
台風に刺激され、秋華賞の雨が翌週倍増で再びターフを濡らした菊花賞。

何一つとして、レース史に日本競馬史に記録されたそれらとは、全く違うレースになった。
故に、勝ち馬は評価される。同時に、似たものを探す手間が馬券を買うファンには増えてしまった。
同じものがないのだから、違う何かを見つけることも難しい。

前年のレコードがまさか翌年、それもちょっと切ない牝馬1番人気の年に更新された皐月賞。
毎日杯の結果は重要だとされ、それでも人気になることはまずない裏路線組<皐月週に関してのみ>のアルアインは、マイル路線からの転戦で評価もそれほど高くなかった。
が、ファンディーナが厳しい展開に対応できず、代わって、馬込みから叩き上げて上がってきたペルシアンナイトとの叩き合いは、見せ場十分。
軽くはない競馬だったが、距離延長では…。

青葉賞独走でアドミラブルが本命視されたダービー。
軽いレースではないが、しかし、色気がみんなにありすぎて、本当は差し馬と思われるマイスタイルがドスローの逃げ。
動けるのは誰だ…。
動いたルメール・レイデオロと、最初から好位付けに成功していた四位・スワーヴリチャードの叩き合いは、動いた前者の勝利。
記録がいろいろ生まれたレースながら、人が目立つダービーは、あまり歴史的評価が得られない。

さて。
キセキだけが道悪適性を凌駕した激走で突き抜けた菊花賞。
思えば、毎日杯の3着馬で、古馬戦2連勝はもっと評価されて然るべきだったはずなのだが…。
数年に一度クラスの台風と長雨を降らせた前線の影響で、馬場が極めて悪化した。
外を伸び伸び走ってくるイメージがあった馬。
ただ、毎日杯はうまく内を突いて上がってきた。前走の神戸新聞杯も同じ。
この馬場さえこなせれば…。
思った通りの適性だったクリンチャーや望外も時計勝負は苦手そうなポポカテペトルが後方で2着争いをしていた。
勝ち馬だけ、違う世界が見えていたのかもしれない。

各々の個性はどう活かされていくのか。それが分からない年も珍しい。

 

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