2018年函館2歳S レース回顧

JUST競馬予想ブログ

函館2歳S -回顧-

読了までの目安時間:約 3分

 

まさかまさかの展開で、ゴール前も謎の多い接戦。

自身、かなり期待をしていた面々ばかりが上位争いをしていたのに、これはちょっと解釈が難しいな、と色々考えさせられるレースになった。

スタートははっきり言って失敗だったアスターペガサス。

小崎騎手がペース判断云々ではなく、とりあえず前を追いかけないことには…、の懸命の巻き返しは、ほぼ一団の馬群をうまく捌くことに、余計な考えがうまれる状況にならなかった分だけ、決して格好のいい競馬ではなかったが、うまく仕掛けた差し馬の競馬に持ち込めた部分はあるだろう。

本質的にはこういう形は望まないのだろうが、鮮やかな初戦の勝ちっぷり以上に、馬込みをかなり揉まれながら、さすがはジャイアンツコーズウェイというファイターぶりをここで証明して見せた。

それにかなり追い詰められ、ゴール前まではあり得ないローテで殊勲の快走をみせるところだったのが、ジャスタウェイの娘・ラブミーファイン。

1800の新馬で異次元のレコードが発生したこの日、その1800M新馬戦を正攻法ながら、時計にして5秒見劣るラブミーファインが、あわやの2着。

完成期に入るまでよく適性の見えなかった父同様、若いうちは買ってでも苦労した方がいいのだろうか。

母はラベンダー賞3着馬ではあるが、黒に評価しつつ、驚いてしまった。

惜しかったのは対抗評価であったカルリーノだったか。

2度も9秒台の時計を叩き出した昨年のカシアスタイプの彼が、最後伸びきれなかったのは、マツリダゴッホのせいなのか。

将来的なことは置いといて、この時期だとまだ完成には届かない馬が多い…。

それはまやかし。代表産駒のロードクエストやアルマワイオリ、ディバインコードなども、夏の終わりにはオープン馬になっていた。

単純にスピードを競うより、タフな競馬を好むから、くじけずどんどん使っていった方がいい。

 

レース回顧   コメント:0

中京記念 -回顧-

読了までの目安時間:約 4分

 

ゴールシーンだけを見ると、良馬場のマイル戦らしい力の勝負になったが、近走の行きっぷりの悪さが影響したウインガニオンの序盤のモタモタが、33.8-45.3-57.0という中京ではハードすぎる流れを生む要因となった。

アメリカズカップやマイネルアウラートなどは、この高速馬場では普通に乗ってはどうしようもないという組の根性をウインガニオンがより引き出したことになったので、先行勢は総崩れの直線の展開に。

京王杯SCがうまく前についていくことのできなかったグレーターロンドンが本命のこのレース。

レコードがそれに近いタイムが想定勝ち時計になっていた状況で、外差し傾向がやや例年の半分程度くらい出ていたことも味方に、最後は持っているモノの違いを見せつけるようにして、しっかりと勝ち切って見せた。

GⅠにもGⅡでも出ている遅れてきた大物が、然るべき条件であるGⅢをようやくものにした。

この1年、色々な経験をしてきたクラシック血統の6歳馬は、この勝利により、少なくともGⅠで出走権を失うような隠れた大物候補ではなくなったことに価値がある。

連続して使えるようになってからが長かった。

スローの展開を自分の力で直線勝負でも、自分の型を崩さず戦ってきて、しっかりと結果を残してきた馬だけに、オープンクラスの様々な展開に対応するのに、かなり時間がかかった。

デビューから2年で6戦しかできていなかったような馬である。

どうやったって、近道など存在しない。

ほぼパーフェクトの戦績でオープンにまで勝ち上がり、早い段階でGⅠにも2度使えたが、肝心の出走権を左右する本賞金が稼げないまま。

中間、中山の内回り等右回りのコーナー4つの競馬も使いつつ、得意にしていた左回りのマイル戦で不発があったり、脚質面での進境が見られない中で、中京記念に満を持して参戦。

安田記念4着のある馬に、56.5という斤量がどう働くか疑問もあったが、結果だけ見れば、一番力を出せる条件が、ここにあったということになるだろう。

後のGⅠ馬を3歳明けすぐに負かしているロジクライ、ミニグレーターロンドンのような成長曲線を見せる3着のリライアブルエースなど、それらしい雰囲気のある良血馬や実力馬が上位に台頭する展開で、1:32.3にレコード決着。

こうじゃなくては困る。

陣営の本音は、きっとそうなる。

思惑はそれぞれだろうが、こういう展開。

ウインガニオンが人気勢では最下位の8着で、重馬場のきさらぎ賞勝ちの実績があるアメリカズカップが人気を大きく上回る好走を見せた以外、ちょっと時計が速すぎて内枠も良くなかったスマートオーディン以外の人気上位馬は、8着以内に全て収まっている。

その底力勝負を証明するかのように、キングカメハメハ以外の主要種牡馬の産駒が登場したこのレースで、掲示板に載ったディープ産駒3頭は全て、1分32秒台で駆けている。

全てレコードタイムかタイ記録。

一番信用できる種牡馬の産駒が上位を占め、最上位に支持されたグレーターロンドンが期待に応えた。

まるで新生となった後の中京記念に似合ったキャラクターではないのかもしれないが、これが本来の姿であることを、ようやく証明できた今年は、価値あるレースになったのだと、筆者は確信している。

これなら、グレーターロンドンがGⅠを勝つシーンを今後目撃しても、不思議な気持ちになど一切ならないはずだ。

 

レース回顧   コメント:0

中京記念 -予想-

読了までの目安時間:約 4分

 

中京記念は荒れることを前提にしないといけないのだが、今週末も雨が降りそうな気配はない。

それなりに馬場状態はキープされ、夏に移設後よくみたどうにもとっつきにくい波乱の構図は、本質的にタフな今の中京競馬場のレイアウトからして、本当はそれほど期待すべきではないと思う。

これまではメンバーレベルの関係もあり、1分33秒台までは出せてもそれ以上はほぼ不可能な領域だったはずだが、今年はその例年の縛りは解かなければならない。

とはいえ、いつもよりはまあまあいいメンバーだから、あまり気にしないでもいいようで、各馬の時計の限界のようなものはある。

スプリント戦ではそれが顕著に表れる結果は出やすいが、マイル以上の距離では体調も影響したりするので、それほどアテになるような情報が掴めていないケースも多い。

一応今年は、関屋記念のようなイメージで、斤量の経験だとか、近走の内容なども見て、おおまかに分類が可能な組み合わせと考え、マイルなら力勝負という前提で、実績馬から狙っていこうと考える。

そこで俎上にのせたのが6歳の実力馬2頭。

重賞を勝ったからと言って、ウインガニオンとブラックムーンの57.5には、どうにも中身の差がある感じもしないではない。

前走の安田記念は着差以上に、58での走破タイムの差で、ウインガニオンはブラックムーンを圧倒。

持ち時計に差はないが、今年57でGⅢを勝ち、同斤量で1:31.9の好時計勝ちを決めた昨年のブラックムーンでも、重賞レベルで時計を縮めた経験はない。

脚質の面でも、本質的な格では、現状はウインガニオンが上だろう。

猛ラップとまではいかないまでも、半マイル45秒台中盤から1:32.0で駆け抜けたウインガニオンには、そこから斤量減のアドヴァンテージもあり、この比較ではウインガニオン。

同期にもう一頭、重賞はなかなか勝てないまでも、何となく中京のマイルがベストでは…、と思わせるキレ馬グレーターロンドンも登場した。

京王杯スプリングCは流れにうまく乗れずも、勝ち馬とほぼ同タイムの4着にまで突っ込んできている。

そこにはウインガニオンがいて、それと0.2秒差だったが、こちらは休み明けでいつもより行けない中で、極めてハイレベルな展開に対応できている。

得てして、この手の春の激走組は消えやすいものだが、スピード決着必至の状況で、とてもいい形で上昇軌道に入ったような超重賞級の上がり馬はいない。

無論、例年通りくらいの決着になれば、いつものようにゴール前一変の展開も想定されるわけだが、実力のある馬が大きく消耗しないまでも、確かなステップを踏んでここに挑んでいる以上、軽視はしづらい。

◎ウインガニオン

○グレーターロンドン

▲ロジクライ

△フロンティア、リライアブルエース、ロワアブソリュー、ワントゥワン

フレッシュな組と期待の5歳以下の台頭は望みつつ、極めてレベルの高い京王杯SCでその時生まれたレコードタイムと大差なく走った2頭のうち、夏への適性、斤量の対応力と馬のリズムを知り尽くした津村騎手がしっかりと騎乗してきた点まで考慮したら、激しくつつくような馬もいなければ、自分のリズムを崩すほどの先行馬は見当たらないので、しっかりとキャリアを積んでスキルアップも明白な今、連覇は濃厚と考える。

妙味は差し馬だが、それと同等の先行力があるロジクライが、グレーターロンドンの追撃をどう受けるかは注目。

本質的には、この馬が軸でいい組み合わせだが、暑さとキャリアを見たら、絶対視するのは少し勇気がいるので、次点評価。

 

レース予想   コメント:0

函館2歳S -予想-

読了までの目安時間:約 3分

 

先週の新馬戦を快勝したジゴロが、名前からして?注目される存在になったのだが、まだ脚元が連闘に耐えれないということなのか、成長の方を優先したいという体からのサインが出てしまったため、ここは回避。

完成度が高いとしても、若駒を無理に使い込むわけにはいかない。

残念ではあるが、対抗評価で推挙しようと思っていた候補のうち、新馬戦の勝ち方というかそれを勝っているアスターペガサスをここでは本命にする。

ジャイアンツコーズウェイ産駒はストームキャットの直仔ながら、自身がタフすぎる芝のミドルディスタンスチャンピオンになったように、スピードを前面に押し出した自身と似た消耗戦向きの芝向きの馬を結構出している。

日本ではアメリカ型の先行力をフルに活かしたタイプは、基本的には早熟型ばかり。

同じ前に行く馬でも、どんどん距離を延ばして小回りなら1700くらいがむしろベストというようなドリームキラリみたいな馬は、まず成功例は少ないと言える。

新馬戦は2番手追走から直線独走となったアスターペガサス。

フォーティナイナーのきついクロスを同系配合でかけられた母馬に、比較的バランスのとれた主流系統の組み合わせであるジャイアンツコーズウェイとの配合なら、血統背景がやや似ているスタチューオブリバティ産駒でこのレース快勝のアクティブミノルのような勝ち方は十分に期待できる。

武器があった方がいい一方、今年はちょっと小粒なメンバーが多く、ライバルは限られる。

◎アスターペガサス

○カルリーノ

▲ラブミーファイン

注ラブミーリッキー

△スズカカナロア、ヒストリコ、ロードワンダー

例年の傾向通り、馬場は開幕の頃の状態ではないから、未勝利勝ちの馬でも間に合うだろう。

人気になりそうなナンヨーイザヨイに新馬で完敗後、しっかりと差して好タイムを継続して叩き出して勝ち上がりのカルリーノは、配合の渋いマツリダゴッホ産駒で、気楽な時こその藤岡佑介騎手なら、是非押さえたい。

 

レース予想   コメント:0

春のクラシックと福永祐一を考える<後編>

読了までの目安時間:約 3分

 

地方【1101】

中央【11010】

福永騎手の調子は普通だろう。

でも、ダービーを勝った。

勝負強さを勝ち取った。そう言いたい。

称賛するには、結果論だけではいけない面がある。特に、2000勝した騎手となると。

逃げる手を選んだ後に、いい反省の時間があった

そういえば、ルメールのキセキ、コパノリッキーの逃げ方でミステイクのあった戸崎、シュヴァルグランでの逃げでミソをつけた福永。

その後、他の騎手がいい乗り方をして結果を出したり、馬が変わってしまったりして、考え直しをした後に、素晴らしい才能と出会っている。

ライバルはいたけれども、自分の競馬に拘った

皐月賞はワグネリアンが全く走れなかったが、総じて、クラシック戦はここまで、力通りの結果になったところがある。

一番強い馬やその流れで一番適性のあった馬が、しっかりと結果を出した。

そのために、牡牝の結果の出方が違うのに、収まりのいいレース内容だったと総括できた部分もある。

客観的に見ても、恥ずかしい結果の出るような乗り方ではなかった

そもそも強い馬がいて、評価は後から考えれば結構間違っていたが、それでも、アーモンドアイとエポカドーロは、相手を見て戦うという戦法はとらなかったから、正しい形で走り抜くことが叶った。

それでも、ダービーは特別だった。

昨年のルメール騎手の大胆進出に代表されるように、今は、古くから残る格言に再び従うように、ダービーポジション18頭バージョンが、ほぼ毎年踏襲されている。

出会いの時期も、相手関係もどこかに縁がないといけないのがダービー。

福永騎手は、そういう考え事が増えやすいレースに挑むとき、割に合わない外枠の不利を完全に味方につける正攻法を選んだ。

残り1000Mくらいで、有力馬をしっかりと捉える位置に少し引いて、勝負所では彼らを追い詰める進出で、自分の流れに持ち込んだ。

筆者は感じた確信的勝機は、実は、福永騎手の中にもあったはず。

最後は一所懸命でも、勝負はその時にもう決まっていた気がする。

ダービーの勝者が味のないレースをすることはない。故に、美しさの極致が体現され続けるのだ。

 

タグ : 

コラム   コメント:0

アウトサンデーの人気馬とGⅠ連対馬

読了までの目安時間:約 3分

 

上位3番人気以内

フェブラリーS テイエムジンソク② クロフネ×フォーティナイナー

NHKマイルC タワーオブロンドン① ゴーンウェスト系×ネヴァーベンド系

安田記念 ①モズアスコット NoD4種クロス

宝塚記念 ①ミッキーロケット ヌレイエフクロス、②ワーザー サドラーズウェルズ直系

サンデー系の淘汰は勝手に進行するから、それほど問題にはならないのかもしれないが、違う血を持つ系統で、かつ、直系がサンデー系ではない馬の成功パターンは、是非ともマークしておきたいところ。

馬券戦略以前に、違う形をした別のキャラクターの登場は、そこに参加するしないに関わらず、大きな影響を持つものである。

事の本質は、条件が合う合わないの幅がはっきりと見えていることだろうか。

良馬場とはいえ、ある意味での重馬場化した状態でのタフなハイペースマッチで完全にリズムを崩されたテイエムジンソクが、その典型的な被害者であった。

サンデーサイレンスの入った2頭が、それも地方の交流GⅠにこのレースの前後で縁のある両者の競馬になり、2着ゴールドドリームは母父フレンチデピュティで近い関係にありながら、中京の時とは全く違う競馬になった。

その後の両者の立場は、月とスッポンである。

タワーオブロンドンは、アーリントンCの開催時期の変更も味方につけ、休養十分でそこに挑み快勝した。

さて、本番は…。直線で揉みくちゃにされ、全く競馬にならず。

伏線があるならば、朝日杯とトライアル両方の好走馬のマチカネホクシンが、母系に似たような血を持っていたことか。これは3着。

外からディープにぶち抜かれたことでも、まるで良さが出なかった。

伏兵で勝利の2頭には、重厚なノーザンダンサーの血が入り、クロスしている共通点があり、似た適性をワーザーも持っていた。

前走の内容だけではない理由でサンデー系が人気になり、厳しい争いに上がり目のある本格派血統の馬が台頭の構図は、馬場状態等を考えると、ある意味、これが普通であるべきという見方もできる。

 

コラム   コメント:0

怪しいGⅠの分析

読了までの目安時間:約 3分

 

ヴィクトリアマイル ジュールポレール

重賞未勝利馬による、レース史上初の優勝、連対達成。

3着の例はこれまで、

’17自身

’15ミナレット

’09ショウナンラノビア

’ブルーメンブラッド

ブルーメンブラッドは前走の阪神牝馬S2着馬で、秋にはGⅠ馬になった。

今年の3着馬である、レッドアヴァンセはそれと同じような戦績があったが、ストレイトガールのように不利があった年の3着から、その後連覇するようなはっきりとした武器のある馬ではない点で、極めて特異な結果と言える。

宝塚記念 ミッキーロケット

重賞1勝馬による勝利は95年のダンツシアトルと02年のダンツフレームがあるくらい。

時計と実績で上位人気だった2頭に比べ、枠順だけで大レースを制したこと自体が極めて異例の出来事。

ダンツシアトルの時も稍重で、いくらか縛りが解けるとはいえ、近1年以内での重賞連対1度のみの馬の好走そのものが、13年のカレンミロティックしかいないから普通ではない。

共通項はそれが中京の暮れの2000M重賞での連対実績ということになるが、何とも言えない。

調子がいいという声は聞かれていたし、ケイアイノーテックのパターンにある直前乗り替わりのGⅠ春初制覇も珍しいパターンだが、日本の小市民の一人である筆者には、この2頭の快走に今でも疑念がある。

人気のGⅠ実績馬の凡走や不発、勝負に挑む際に必要な際どい場面での勝負強さの点で、2着馬の方が遥かに格上のようで、勝負強さや持ちうる武器はGⅠ級だったと、レース後に気づかされるパターンは、あるようで意外とない。

何せ、先行馬よりマグレの確率が断然低い、中団グループの差し切り勝ちの類である点も、道悪は抜きにして、極めて珍しい。

道悪とて、時計が平凡だったわけではない。

歴代のハイレベル決着に及ばないまでも、良馬場のアヴェレージより上というタイムだった。

フロックという論理では、どうにも説明のつかない結果。

好走理由や血統に目を転じると、割れ気味の単勝オッズの中争われた一戦で、人気の主要種牡馬の産駒が勝ち切れず、違う傾向の大種牡馬の産駒が勝つという流れが同じ。

落としどころはその辺りしかない。

 

コラム   コメント:0

価値ある遠征に

読了までの目安時間:約 2分

 

16日月曜日、海の日に行われたマーキュリーCは、盛岡競馬場の2000Mコースで行われ、連覇の懸かっていた2番人気のミツバが、逃げ粘るヨシオを最後はきっちり捉え切り、見事な差し切りで優勝した。

2着から4馬身離された3着に人気を分けたフェニックスマークが入り、中央勢の上位独占となった。

良馬場での勝ちタイムは、2:03.5。

父カネヒキリが最後の勝利を挙げたレースで、今年こそのGⅠ制覇に向けた確かな足跡を残した。

ミツバにとっての敵は、常に自分自身が自在に立ち回れるかであり、今年未参戦のGⅠ出走の賞金獲得に向け、もう一押しが必要になるだろう。

また、夏季英国遠征を表明していた川田将雅騎手(32)は、現地の14日(土)のアスコット競馬場の1R一般戦で、アトレティコに騎乗し、20頭立ての15着に終わった。

「約8週間という今回の滞在期間を大切に過ごしていきたいと思います」

アトレティコは、拠点となるロジャー・ヴェリアン厩舎に所属する馬。

ちょっとした足慣らしだったとしても、貴重な実戦は全てを身になるものにしなければならない。

大きな価値を生み出すためのステップとすれば、本場のヨーロッパで直線の競馬を経験したことは大きいかもしれない。

日本では位置をとることにあまり執着する必要がないケースも多いが、ヨーロッパはそうではない。

本当の芝の競馬を知ることによって、川田騎手の引き出しがより多くなることが、ファンにとっては心強い要素となるはずだ。

 

ニュース   コメント:0

新馬回顧<7/14・15>

読了までの目安時間:約 3分

 

先週とは一転、各場晴天の下行われた土曜競馬。

その条件に相応しい芝短距離の新馬戦が、3場で施行された。

勝った馬はどれも見どころがあった印象。

初年度のパドトロワ産駒として初出走馬となったジゴロは、函館で直線突き抜けて5馬身差圧勝。

開幕週の頃の馬場ではなく、1分10秒台なら上々。

中京牝馬限定の1400では、ノヴェリスト産駒のローゼンクリーガーが逃げ切り勝ち。1:21.6は速すぎる気もするが、ハイラップからの押し切りなら文句なし。

福島は人気馬・ヨークテソーロが力の違いを見せつけた。

時計は平凡も、完全ヨーロピアン血統で、ダンチヒの同系配合というとっつきにくい配合でも、ここは小柄な牝馬の完成度が勝因だったか。距離延長で味が出る感じではないが、果たして。

福島はダートの短距離戦も組まれ、ジョウランがスイスイ行っての押し切り勝ち。

エスポワールシチー×ストームキャット×アリダーだから、早熟はないだろうけど、下げることはあまり意味のない配合と見る。

日曜は例によって、中距離戦中心の番組。

中京はマイル戦。ルーラーシップ×ミンティエアーの良血馬・エルモンストロが逃げ切った。

支持は割れていたが、この日はミルコは違うという騎乗を象徴するように、見事な溜め逃げであった。

こちらは1200Mの新馬も組まれ、人気馬同士の争いを先行押し切りでファンタジストが制した。皆似たような配合だったが、ロードカナロア産駒は彼だけだった。

福島と函館は1800戦。

福島で勝ったルーラーシップ×アイスフォーリスのカイザースクルーンもなかなかではあったが、どう見ても時計が出づらい状況で、レコードと微差で駆け抜けたブランボヌールの半妹・アフランシールは秀逸。

ハーツクライでこの時期は皆そうだろうが、ほどほどにズブさを見せつつ、直線は皆を交わした後に手綱を抑えながらも、後続を相手にせずの内容は魅力的。あとは、反動だけが気になる。

カイザースクルーンは、上手に走っていたが、差して勝負できるようになった方が、破壊力が増しそう。

 

タグ : 

レース回顧   コメント:0

バーデンバーデンC -回顧-

読了までの目安時間:約 2分

 

好調の夏馬同士の決着となったが、ゴールドクイーンの最後の伸びはちょっと不満が残る。

直線勝負は歓迎の洋芝要員だったタマモブリリアンが、最後の最後に前を行ったゴールドクイーンを差し切った。

偶に登場するダンスインザダークの短距離型は、結果的に函館を主戦場にする古川騎手のお手馬同士の決着で、いつもよりは時計の速い函館ではなく、いつもの感じになってきた福島という選択に妙味があったように思う。

ゴールドクイーンにとっては、恐らくは、夏のスプリントシリーズに向けた叩き台だったのだろうけど、何はともあれ、ゴールドクイーンは重賞馬だ。

51にオープン戦に出られることは、もう2度とない。

そういうところで競り負けてしまうと、上がり目がちょっと…、となってしまう懸念もある。

タマモブリリアンは毎年北海道に行って好結果を出し続けていた馬。

雨が降ってしまうと軽快な伸び脚が使えないが、この馬は得意とする速くなり過ぎない良馬場の1分8秒台の決着という注文に、今の外差し傾向の出ている福島はぴったりだった。

母のチャームダイヤも平坦巧者の短距離型。

もう少し速くなっても構わないという感じのゴールドクイーンにとって、スタートからしてやる気を感じられないタイセイプライドのあのアシストがあったわけだから、古馬に負けてしまったのはちょっと痛い。

もう少しパワフルさを身に着けられるかが、生き残りのポイントになるだろう。

直前の中京で圧勝したのは、函館記念快勝のエアアンセム同様、なかなか力を出し切れる状態にならなかった古馬・ラインルーフだった。

良馬場でレコードと0.2秒差。それも正攻法で叩き出したタイムは、価値がある。6歳世代はこれから、ダート戦線で狙い目か。

 

レース回顧   コメント:0