2016年 アメリカジョッキークラブC レース回顧

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アメリカジョッキークラブC -回顧-

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普通に乗ったら、普通に勝てた。
+12kg以外は、特に嫌う理由のなかったディサイファ。
出来がどうかということ以前に、古馬のGⅡで勝ったことのある馬が、不振であるとか、休み明けであるなどの確たる敗因となるような事情を抱えていたから、単純に力が違ったということ。
武豊騎手の30年連続重賞制覇や、AJCC初勝利のおまけもついてきたこのレースは、近10年で傑出した勝ち時計「2:12.0」で決着し、その価値は歴代2位の時計ということ以上に、大舞台に向けた始動の一戦として、文句なしの競馬となった。

マイネルフロストが中団の内に控え、行く気になればいくらでも先行できるスズカデヴィアスが作った流れは、60.8秒という想定よりは速い、古馬の重賞らしいしまったペース。

京都とはいえ、3歳春の時点で2:11.3でGⅡを勝っているサトノラーゼンが、その流れに乗っていたと思われる好位の3番手追走からもわかるように、誰でも力を出せる展開であった。
結果として、それが消えたくらいで、脚の使い方が難しいライズトゥフェイムが大きく敗れた以外は上位で入線している。

時計のターゲットが正しかった人気のディープ2頭だったが、直線の手応えは見るまでもなく、本来の中団のポジショニングから末脚勝負に出たディサイファの圧勝。
あの位置からなら、誰が乗ってもも勝てるだろう、という人気に応えることにかけては右に出る者なしの武豊・差し競馬の妙技が繰り出され、あとはその他大勢という、10年位前によく見た光景が、ゴールシーンでは展開された。
さもありなんといった雰囲気を醸し出してこその武豊。
久々に、見事な手綱捌きを鑑賞することができた。

さて、そんな人馬一体だった勝者とは対照的に、勝ちに出たはずのサトノラーゼン&ベリーは切ない直線失速と相成った。
伸びあぐねた伏線は、パドックでひどくチャカついていたせいもあるのだろうが…。
「本音を言えば、ダービー後は…」
であろう。

馬を作る過程で、ダービーを目指し、実際かなり強い馬を相手に勝ちに行って2着。
そこで惨敗したキタサンブラックが、皐月賞前の勢いを取り戻したのとは対照的に、あの時掲示板に載った5頭は、皆休養か、以後未勝利である。
まあ、皐月賞でも好走したドゥラメンテとリアルスティールに関しては、さすがにそのまま萎んでしまう可能性はないだろうけれど、その他3頭は、完全に推進力を失ったボロボロの帆船と化して、今漂流しているのだ。

悲しいかな、前年のダービーも、時計こそ特段のハイレベルのものではなかったが、1、2着馬は、3歳馬相手には格の違いを見せていたが、以後未勝利。
3着馬・マイネルフロストはここに出てきていたのだが、少し平凡すぎる競馬に終始したせいで、4着止まり。

ミホシンザンやスペシャルウィークの例があるから、一見するとそういった馬に有利な競馬のようにも映るが、世代の中心馬だったかどうかと問われれば、それはNOだ。
メジロブライト、マツリダゴッホ、トーセンジョーダン、ルーラーシップ…。
クラシックに縁がなく、かつ距離が延びてこそ、実力を発揮できるタイプに向く厳しいGⅡ戦。

同じ人気馬でも、スーパームーンやショウナンバッハが、近走の内容の割に人気を集めながら、騎手の技量も合せて結果を出したあたり、7歳馬のワンツーは奇異に映る部分もあるが、芯のしっかりしていない状態で使ってきても、このレースは勝てないということが、皮肉にも証明されてしまった。
時計は速かった。が、それに乗じて結果を出せないとなると、GⅠを展望する段階に現状ではなかったということだろう。


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