2016年 根岸S レース回顧

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根岸S -回顧-

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無難に先手を奪ったシゲルカガをいつでも競り落とせる位置につけ、その後、自分より内にいた3頭にやりたい競馬をさせて、直線は、とにかく不利のないように丁寧に追い出しのタイミングを測って、すっきりした好位抜け出しの形で、恐らく、異常なほど調子のいいタールタンを抑え込み、堂々フェブラリーS優勝候補に名乗りを上げたモーニン。

+10kgというと、いかにも冬の休み明けの仕上がり途上のそれに映る数字だが、見た目にはそんな太めに見えるということもなく、いい意味で3週後の大一番に備えた余裕残しの作りと、単に500kgを超える馬ということもあって、400kg台中盤の芝の馬のようなマイナス材料は、少なくとも今回に関しては全く感じられなかった。

武蔵野S組や東京1400、1600の秋の準オープンを制した馬が大きく支持を集める中、レースが近づくにつれ、どんどん単勝の支持が集中していったのも、単純に脚抜けのいい馬場でもなく、時計勝負になっても、ほぼフェアな重賞戦らしい展開が、もうレースをする前から皆わかっていたせいで、どうもモーニンには敵いそうもないなという諦めと唯一の4歳馬であるという期待感が、2.2倍という数字に反映されたのであろう。

レースぶりも、外枠を引いた人気馬の割には、シゲルカガの前々走・カペラSで見せた32秒中盤のテンのスピードを考えたら、行き過ぎであったとも言えなくはないのだが、3走前の阪神の1000万特別で、良馬場ながら1:23.7で楽に勝っていることを考えたら、武蔵野Sの自身の1400通過推定タイムの1:22.4くらいでは走れるだろうことは、戸崎騎手ならわかるはずだ。

結果、強気というより、馬の走る気に変に逆らうことなく、外枠からのスタートをフルに活かした結果が、1:22.0という、稍重馬場では傑出したレースレコード走へと繋がったのだ。
現状のスピード能力通りのレース結果なのである。

2着タールタンも、ちょっと前にこのコースで、1:21.9のコースレコードタイで勝った記録を持っている。
左回り巧者で、距離が延びるよりも短縮することで渋とさを活かす競馬が実は合っているグレープブランデーも、タガノトネールが1:22.3で阪神戦を勝っているけれど、GⅠを使った後にもう一つ厳しい競馬をした後の休み明けという点を考慮すれば、武蔵野Sよりはタフな競馬になったから、経験の差で先着できたことにも納得できる。
アンズチャンも自己のベスト時計を重賞で更新して5着。

こんなところで、時計の記録を引き合いに出したからどうということはないのだが、なかなかフェブラリーSとのコネクションが出て来ないこの根岸Sは、時計の勝負になり過ぎると本番で通用しないということではなく、GⅠに対応できる底力を時計で示せるかどうかが重要なのだ。

雪の影響で不良馬場になった時に勝ったノボトゥルー、ワイルドワンダーは、良馬場で行われたフェブラリーSでも好走している。
フェラーリピサや昨年のエアハリファがだめだったのは、休み明けで走り過ぎたことと、その前走でも重賞を連対していた影響があるように思う。
上がり馬はフレッシュでないといけないし、ワイルドワンダーのように東京を自分の庭のようにしている馬であれば、叩き台のレースであっても、逆説的にGⅠでも好走できる能力を前哨戦からでも証明できる。

重、不良の勝者を差し置いて、4歳、キャリア6戦目の馬がレコード勝ち。
モーニンの持つ高いポテンシャルは、秋を待たずして、GⅠの舞台で如何なく発揮されることだろう。

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