2016年 第77回オークス レース回顧

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優駿牝馬 回顧

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シーザリオが届いたことを思えば、シンハライトのこの末脚は驚かない。
まあ、鞍上としてみれば、08年のやや物議を醸した直線の攻防が、奇しくも、今回は隠れた支持を集めていたデンコウアンジュの進路を少々妨害する形で、またしても100点満点の競馬とならなかったが、あのコースをとらなければ、恐らく、この2分25秒台で決着するオークスでは、チェッキーノを交わせたかどうかだろう。

オークスは溜めが大切。
中団やや後方の位置につけた人気の両頭は、どちらかというと、剛腕系騎手という評価ではないから、スムーズに回ってきて、直線の決め手を活かす競馬になりやすいこの一戦では、陣営としてもベストチョイスの鞍上であった。
直線の瞬発力比べで、チェッキーノはシンハライトには敵わなかったが、お互い、この距離がベストということはない。
他の馬も同様。
だから、前回の内容が重要なのだ。

前走で着外だった馬がオークスを勝ったのは、過去10年でも2度だけ。
桜花賞は大混戦で、ともに波乱の結果。
今年はそうじゃなかったから、当たり前のような堅い決着となった。

シンハライトがスムーズさを欠いた直線の攻防の原因となったのは、スタート直前のゲート内の態勢が少々悪かったせいもあるのだが、池添騎手がインタビューでもやけに落ち着き払ってように、思った以上の派手なパフォーマンスをするわけでもなく、終始大人の対応をしていたことからも、恐らくは、最初から後方待機になることは計画内だったのかもしれない。

ダービー同様、このオークスも久しく逃げ切りは決まっていない。
勝ち方は知っているわけだから、焦ることもない。
ましてや、齢も近い福永騎手の自在の手綱を近くで見てきたのだ。

一瞬、例年なら出られるかわからないが、今年は比較的狙って使える立場にあった2勝馬のビッシュが抜け出したのだが、外から、スムーズに仕掛けることに成功したチェッキーノがねじ伏せにかかったところ、その間から、両騎手とも、一瞬は消えたと思ったはずのシンハライトがやってきた。

3歳牝馬に、結果的ではあるが、1000Mで1分を切るような展開を力でねじ伏せる競馬は、さすがに、ハイレベルの一戦では厳しい。
仕掛けのタイミングの差はあったが、本当は、GⅠで揉まれた差であり、これも結果的になるのだろうが、桁違いのスピードマッチになったチューリップ賞の経験もそう、ディープらしいしなやかさと小さく見せない体つきで何とか持ちこたえたシンハライトに、一日の長があったのは事実だろう。

この時点では、シンハライトに勝つ術を全て繰り出したとしても、勝手に揉まれて戦意を喪失するか、押して出して掛かってしまう自滅の展開に期待するしかなく、それは東京2400Mでは、限りなく確率の低い展望であり、思った通りの結果になったというファンの期待は、ヒモ荒れにならなかった点以外で、全て叶えられた。

秋を展望すると、ビッシュはもう一度賞金加算のレースを使わないといけないが、ジュエラーもメジャーエンブレムも、秋の京都に照準を絞って使ってくるはずから、新たな作戦の組み立てが必要になるだろう。

決め手に自信のあるシンハライトは、京都の内回りに対して、鞍上含め陣営がどんな策を練ってくるのか。
万全の復帰が叶ったとして、ジュエラーは、桜花賞と同じ競馬を選択することのなるのか。
デムーロ騎手も、オークスだけは気合が入っていたようで、好結果を出している。何かいい策を思いついたかもしれない。

2000Mくらいなら対応可能だろうメジャーエンブレムは、重たい血統の割に、スタートがスムーズならかなり渋といから、余程の執拗なマークがない限り、コーナー4つなので、出てくれば厄介な存在だ。
オークスの4着以下も、勝ち馬と0.4秒差で不利のあったデンコウアンジュが9着と、候補も多いと思える。
その下の10着が、さすがに展開が合わず、キャリアからも苦しい先行を強いられたエンジェルフェイスだ。これが0.6秒差。

時計が速かったとはいえ、8月末から時計を出し始める彼女たちの調教の動きは、是非とも気にしたい。
4着ジェラシー、5着ペプチドサプルは、相手なりに走る馬で、鞍上も実績十分の大ベテランだった。
こういう名手が、その馬の持つ才能を一気に開花させる隠れたスイッチを押すことはよくある。

早くも、トライアルが楽しみになってきた。
このレベルならば、直行でも好勝負の馬は多いだろう。
距離が延びて、各馬の様々な可能性が見えてきたのか、妙に射幸心を煽られる妄想の夏休みが始まった。
決して、クラシックホース安泰の世代ではない。


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