2016年札幌記念 レース回顧

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札幌記念 -回顧-

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ネオリアリズムが出てきた理由が気になっていた。
言わずもがな、モーリスの調教パートナーであり、ある意味ではラビットになる可能性もあった馬。
ルメール騎手が考えたのは、恐らくは、モーリスにとって走りやすい状況を作り出すことであり、彼ももうベテランだから、小回りの道悪で先手を奪えるのであれば、もっと先に明るい兆しを見出したいパートナーにとって、敢えて今まで積み上げてきたことと逆の仕掛けをする絶好のチャンスを逃す手はないと、どこかで勝ちを狙わないといけない立場にあるとも感じていたのだろう。

あのディープ潰しのクリストフ・ルメールである。
正攻法というキーファクターは、最後までとっておくから、たまに大仕事をするのだ。

リアルインパクトの弟だから、どういう条件がぴったりであったかは、それこそ言わずもがな。
奇しくも、その安田記念を勝った2頭の走破時計が、共に1:32.0だった。
今のマイルのビッグタイトルとしては、まあ平凡な決着であった。

お互い、先行ポジションにつけて力を出し切る何とも男らしい競馬をして、リアルインパクトの安田記念ではストロングリターンを連れてきた。
今回弟ネオリアリズムは、モーリスに手も足も出させなかった。
恐らく、この奇妙なリンクは、堀厩舎の充実と同時に、厩舎のトップホースになった瞬間、その中で最も調教で併せやすい、そういう稽古になりがちな2番手にも、今までと違う展望が生まれることを暗示しているのではないだろうか。

昨年までの立ち位置はあまりにも違ったが、1年ずらして3歳春までのモーリスと比べてみたら、それは似た者同士の言ったら宝の持ち腐れコンビなのである。
京都新聞杯にモーリスが出ているときに、ネオは未勝利をやっと勝ち上がった頃。

まるで、早生まれと遅生まれの同級生が、大人になった時に再会して、小さかった頃は全てにおいて遅生まれの子が勝っていたのが、まるっきり立場逆転となったことを実感する瞬間と似ている。
まあ、ネオの方が20日ほど遅れた共に3月生まれの馬だから、そんなに差はないのだろうが、人間にも早熟、晩熟というのはある。

馬の一生は人間に四分の一くらいだから、5歳になった今、走ることに関して何一つ不安のなくなった時期だからこそ、今までと違う展開があっても全く不思議ではなかったのだ。
「本当に不意打ちだったのか」

モーリスは、道悪にも弱点を抱えていた可能性はあるが、今回の敗因はひとえに、自分の型にハメられたかどうかの差そのものだろうと思う。
テン乗りではないルメール騎手とモーリス2度目のモレイラ騎手は、その乗り味を知っているからこそ、力を出し切れないでいたネオには違う可能性を求め、モレイラはモーリスに香港の時の末脚を求めた。

外国人騎手は決まって、多頭数の競馬では内に入れたがるが、モレイラは馬を信じすぎて、いい位置を取るということに少し積極性が見られなかったように思う。
何せ、今まで味わったことのないような感触を掴んでしまったのだから。

今回は独りぼっちではないと知ったモーリスも、競馬場の中でネオリアリズムを見た瞬間、すごく気持ちが落ち着いて、それが少々勝負に向けてはマイナスになってしまったのか。
いつも付き纏うゲートの心配は杞憂に終わったが、結果は安田記念と見た目の上では同じ。

秋天に行くか迷うところだ。
マイルCSは超高速決着にでもならない限り彼にレースになるだろうが、どうやって闘争心を平均的に引き出して上げたらいいのかと考えていくと…。
父と母方の血を考えたら、案外、ジャパンCを真剣に狙いに行くのも面白いとも思うが、ネオを交わすどころか、謎めいた魅力で穴人気していたレインボーラインに追い詰められてしまったから、まずは香港のステップを探すことになっていくだろう。


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