2017年京王杯2歳S レース回顧

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京王杯2歳S -回顧-

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前半のかなり緩い流れと手頃な頭数の競馬。
ヨーロッパの競馬を熟知するクリストフ・ルメールにとって、1枠1番から無難に出たあとのレースイメージは、あまりにも簡単だった印象を持つ。
決して早熟ではない欧州型のチャンピオン血統に、本質ではアメリカのクラシックディスタンスを制するに相応しい配合を施されたゴーンウエスト系のレイヴンスパスという組み合わせから生まれた「ダーレー」のタワーオブロンドンは、恐らく抜群の適性を誇るだろうこの1400戦で、前走以上の末脚を炸裂された。
カシアス推しの筆者とて、その圧倒的なスケール感にうっとりであった。

かつて、夕日に向かって疾駆する米産の至宝・グラスワンダーが圧勝した舞台。
そんな引き合いを出すに相応しい走りは、間違いなく、藤沢調教師の手腕だけでより輝いたという面もあるのだろうが、単純に、タワーオブロンドンは素晴らしいサラブレッドなのである。

近親にはブライアンズタイムを加えることでより持続力を加えられたディーマジェスティという才能がいて、軽いイメージはないが、今のところ、朝日杯制覇はほぼ内定の状態。
すでに関西遠征をしており、これが初めての東京での競馬。
前走計算内ながら減らした体は、この日は4kg増で、更にたくましさを増した印象もあった。
広い阪神外回りでまた踊るように突き抜けるシーンを、我々は目撃することになりそうだ。

カシアスはアサクサゲンキの内を通るか外を通すか迷っていた部分もあったが、鞍上の浜中騎手も認めるように、決してこの辺りの短距離カテゴリーがベストの馬ではないということを、最後の伸びで示した。
この流れで、最後は前を進んだ2頭を力でねじ伏せている。
血統背景に共通点の多い勝ち馬には完敗でも、こちらにはいつ再成長のスイッチが入るかわからないキンシャサノキセキを味方につけられる。
1年後には逆転していても、何ら不思議ではない。



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