2017年京都2歳S レース回顧

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京都2歳S -回顧-

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武豊騎手は、長らくタイムフライヤーの伯父にあたるタイムパラドックスのパートナーだった。
前走は豪快に大外を独走したタイムフライヤーだが、馬体の大きさの割にしっかりと身の詰まったパワー型という印象に似合わず、意外と使える脚が短いという配合的な死角を、どこかで理解していたのだろう。
マークして最後に競り落とす。

一流の騎手だから、そういうのを事も無げにやってのけてしまうのが世界の武豊なのだが、こういうときは、経験もモノをいう感じがしたゴール直前の逆転劇だった。

筆者もそれなりの自信をもって推したグレイルは、メンバー中最高馬体重でありながら、全くムチムチ感はなく、むしろ黒鹿毛の馬体は西日に映え、より逞しさをたたえると同時に決して決め手に乏しい欧州マイラーの死角など全く感じさせない好馬体が目立っていた。

そういう馬は、正攻法で戦うと確実に自分の力を出し切れる。
今回は、もう少しだけステップアップさせるために前に馬を置いて、課題をクリアさせていくという差し馬にするためのトレーニングも試してみたが、最後は、使える脚、もっと言うとより万能性で上回るグレイルが、変に器用すぎてパワーが出し切れなかった感じのタイムフライヤーに、もっと先を見据えた中での武器の違いを顕在化させるように、こちらが今回は外から伸びてきた格好だ。

兄はマイルベースの中距離型であるロジチャリスで、母父はロックオブジブラルタル。一族にブラックホークとピンクカメオのマイルタイトルホルダーがいるグレイルは、父がハーツクライということもあり、トモがしっかりするのに時間を要する配合イメージにピタリと合う、3歳秋以降の活躍は見込まれる。
鞍上も認めるように、加速するまでモタモタしたところがあったし、早熟ではないことも証明できたことは、新たな才能の朱減という結論で、衆目の一致するところになりそうだ。

 

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2018年4月28日 東京10R 春光ステークス
1着 マイネルクラース  4番人気(指数1位)
2着 トウカイエントリー 7番人気(指数2位)
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