2018年京王杯スプリングC レース回顧

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京王杯スプリングC -回顧-

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オッズからして大混戦、ゴール前も大接戦、淀みのない流れのせいで、ゆっくり出すことしかできないグレーターロンドンは殿追走。

それでもかなり前を追い詰めた4着だから、完全なる力勝負だった。

このレースレベルが、京王杯スプリングCでは標準となる。

1:19.5の大接戦では、意外と、ここで上がりという面も孕んではいるが、筆者もちょっと悩んで4番手にしたムーンクエイクが、見事なルメール騎手の手綱捌きに応え、混戦を制した。

アドマイヤムーン産駒で騸馬。

気難しい面が父譲りであることは、そのまま、短距離適性につながるというキャラクターそのままに、最後に評価を落とした時計勝負では…、の課題には、初の1400Mという藤沢厩舎らしいローテで、満額回答。

歴史的優駿・タイキシャトルと似ている面もある。格のある馬になるためには、まずは距離をこなしてから、しっかりと走れる条件に使いに行くということがだ。

バウンスシャッセや今は障害で活躍中のホーカーテンペストの下で、全く軽さを感じさせない正統派ヨーロピアン血統の母を持っているので、同じく時計勝負に適応力の限界があったアドマイヤムーンをつけてどうなるかという結論が、この大レースのレコードウイン。

これまで上手に走って、鋭さを隠していたようなムーンクエイクは、ようやく去勢後の体調面の不安定さから脱し、素晴らしい決め手で実力馬を制した。

うまく走れていれば、グレーターロンドンにもチャンスがあったのかもしれないし、それは先週のマイルCもそうなってしまうからタラレバはいけないけれど、このムーンクエイクとルメール騎手がもたらした執念を感じさせる競馬に、心打たれるものがあった。

1400Mで大きく変身しそうな馬が多いと思って見ていた筆者は、このいい意味での裏切りを快く受け入れている。

次は夏か、秋か。無理に安田記念を使わない可能性は大いにある。



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