2018年函館記念 レース回顧

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函館記念 -回顧-

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先行馬にとって不利な展開ではなかったのだろうけど、好位にまでつけられた組の中では、ここ2戦追い込んでいたイメージしかなかったエテルナミノルとエアアンセムの位置取りはあまりにも絶妙。

エテルナミノルに呑み込まれたマイネルハニーの精神力は、もはや、立て直しの利かない状況にまで追い込まれた。

それをスムーズに内からゆったり仕掛けて、思惑通りの好位抜け出しを決めたのが、7歳馬のエアアンセム。

母エアマグダラも大変期待された馬ではあったが、よくある良血馬の体質面の弱さがもろに出て、3歳9月に勝ち上がったようなキャリアの持ち主。

そっくりそのままとまではいかないまでも、旧ホープフルSで2連勝を決めてからというもの、まるでクラシックシーズンに成長を遂げられず、最後は故障。

以後、課題克服のためのキャリアアップに勝利という結果を拒む稀有な戦績を刻みながら、この春の中山でようやく準オープンという越えられない壁を、一族の課題である勝負弱さを際立させる惜敗を続ていく中で乗り越え、オープンクラスの競馬も見せ場を作って、ここにやってきた。

函館など、クラス再編成の中で準オープンクラスに落ちた4年前の五稜郭Sで使われただけの馬。

シンボリクリスエスが必ずしも洋芝に合う産駒を出すとは限らず、最後はその血筋がダートいう禁断の果実に手を出すことだけは避けたので、未知数のちょっとだけ時計の出る函館の馬場へ適性は、実質初挑戦で◎という形で大団円を迎えるのであった。

藤岡佑介騎手は、近年の決め打ちだけではない高水準の騎乗で、重賞クラスの馬の質も一気に向上している。

とはいえ、最後は結果を出さなければならないのは立場。

その状況で今季重賞5勝目。

京都記念、日経賞、京都新聞杯に加え、その翌日のNHKマイルCでの非常手段を用いた実に鮮やかな手綱捌きを振り返るまでもなく、もう中堅騎手の中では川田騎手や田辺騎手らと同じで、いかに大一番で中身のある結果を残すか、という段階に入っている。

それが急ではないから、今度で乗り始めて3回目の実戦で、実のある勝利に繋げられたのだろう。

位置取りが全てではないが、前残りでも不思議ではなかった流れで、最後は自力勝負に持ち込めたのだ。

苦しい思いを何度もしてきた人馬だけに、ここが目標ではないことは明らかだったサクラアンプルールという同期の格上馬には、どうして負けられない展開となった。

そのサクラアンプルール。トップハンディは札幌記念で重賞未勝利馬ながら、57を背負っての勝利があるから、ここでは全く問題なし。

前回から騎乗する田辺騎手が、末の活かし方を工夫する中で、この馬としては普通の差しの競馬に持ち込んだ結果だが、この先を見据える中では、ベストライドだろう。

よく考えると、55という絶妙の斤量を得たせいか、エアアンセムの方は支持は上だった。

でも、2.5kgが重めの斤量の中での差であったことを考えると、少なくとも、サクラアンプルールは昨年より鋭さがなくなっているということはない。

その点、展開恵まれずながら、4着以下に敗れた人気の面々には、正直、物足りなさがあった。

7歳馬がうまく立ち回ったということよりも、人気に推された理由が近走の内容やスケール感であったわけだから、既に一定以上の斤量での戦いを強いられたからには、エテルナミノル辺りに苦戦していては、結構苦しい。

それぞれに持ち味があるのは分かるが、総合力で今回は及ばなかった印象がある。

 

 

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