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ヤマニンゼファー死す

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92、93年安田記念の連覇に加え、セキテイリュウオーとの一騎打ちが語り草となった93年秋の天皇賞優勝など、輝かしい実績を残したヤマニンゼファーが、16日朝、老衰のため死んだ。29歳だった。

「今年の冬に体調を崩し、見学を制限していましたが、最近は落ち着いて、前日まで変わった様子もなく、突然のことに驚いております」
ヤマニンでお馴染みの錦岡牧場で余生を送っていたが、当牧場の引木晶則氏も急な出来事に、少々戸惑いも混じったコメントを出している。

同期には顕彰馬のトウカイテイオーなどがおり、本格化前のサクラバクシンオーを封じた時はニシノフラワーに敗れ、引退レースで今度はバクシンオーに初タイトルを献上したスプリンターズSも印象深いレースであった。
カミノクレッセの安田記念参戦の際、田中勝春騎手の初戴冠を誰が予想したかというような勝ち方から始まり、紆余曲折を経て、最後まで乗ることになった柴田善臣騎手の名を上げることに大いなる貢献を果たすなど、ゼファーにまつわるサイドストーリーは枚挙に暇がない。

そういえば、ラストイヤーの93年は、ビワハヤヒデとの年度代表馬論争でかなり盛り上がったことでも、長く競馬を見てきたファンの記憶に刻まれているだろう。
この時期から、短距離型の名馬が客観的な視点で評価される機会を得たのも間違いない。
98年、最後のスプリンターズSでよもやの敗北を喫したタイキシャトルは、短距離馬としては初の年度代表馬に選出された。

ヤマニンゼファーには、父内国産馬としての誇りもあった。
もはや死語となったその言葉も含め、思い出の実に多い馬である。
さようなら。

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