血統予想・コラム

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京王杯2歳S -回顧-

読了までの目安時間:約 3分

 


前半のかなり緩い流れと手頃な頭数の競馬。
ヨーロッパの競馬を熟知するクリストフ・ルメールにとって、1枠1番から無難に出たあとのレースイメージは、あまりにも簡単だった印象を持つ。
決して早熟ではない欧州型のチャンピオン血統に、本質ではアメリカのクラシックディスタンスを制するに相応しい配合を施されたゴーンウエスト系のレイヴンスパスという組み合わせから生まれた「ダーレー」のタワーオブロンドンは、恐らく抜群の適性を誇るだろうこの1400戦で、前走以上の末脚を炸裂された。
カシアス推しの筆者とて、その圧倒的なスケール感にうっとりであった。

かつて、夕日に向かって疾駆する米産の至宝・グラスワンダーが圧勝した舞台。
そんな引き合いを出すに相応しい走りは、間違いなく、藤沢調教師の手腕だけでより輝いたという面もあるのだろうが、単純に、タワーオブロンドンは素晴らしいサラブレッドなのである。

近親にはブライアンズタイムを加えることでより持続力を加えられたディーマジェスティという才能がいて、軽いイメージはないが、今のところ、朝日杯制覇はほぼ内定の状態。
すでに関西遠征をしており、これが初めての東京での競馬。
前走計算内ながら減らした体は、この日は4kg増で、更にたくましさを増した印象もあった。
広い阪神外回りでまた踊るように突き抜けるシーンを、我々は目撃することになりそうだ。

カシアスはアサクサゲンキの内を通るか外を通すか迷っていた部分もあったが、鞍上の浜中騎手も認めるように、決してこの辺りの短距離カテゴリーがベストの馬ではないということを、最後の伸びで示した。
この流れで、最後は前を進んだ2頭を力でねじ伏せている。
血統背景に共通点の多い勝ち馬には完敗でも、こちらにはいつ再成長のスイッチが入るかわからないキンシャサノキセキを味方につけられる。
1年後には逆転していても、何ら不思議ではない。

 

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レース回顧

京王杯2歳S -予想-

読了までの目安時間:約 3分

 


伝統と格式の著名な2歳の重賞レースながら、11頭立てというのは、いくら重賞競走激増の昨今とはいえ、やや少なすぎるきらいはある。

それも仕方ないと思わせるのが、有力とされるオープン馬が素晴らしい実績を誇っている点。

  • アサクサゲンキ<1200持ち時計断トツ、小倉2歳Sはハイペースを好位抜け出し>
  • カシアス<恐らく史上初の函館12003戦全て、1分10秒以内で走破の当地チャンピオン>
  • タイセイプライド<1400戦を2戦2勝、左回り実績断トツ>
  • タワーオブロンドン<好調の藤沢厩舎所属、関東馬には珍しい関西圏のオープン勝ち>

 
選り取り見取りということで、ここは全部押さえる事にした。というか、他は買わないと決めた。

◎カシアス
○タワーオブロンドン
▲タイセイプライド
△アサクサゲンキ

半姉ラビットランの覚醒具合を考えたら軽視禁物だろうが、2歳重賞で3戦目勝ち上がりのアサクサゲンキのようなタイプが重賞連続好走というのは、殆んど稀。
実質的には3強の組み合わせだろう。
上位に支持した3頭は、浜中、ルメール、ミルコらが2、3戦全て騎乗している点、また負けを経験しているということでも引き出しが多い分、特に本命と対抗の信頼度は増す。

函館で1か月半という短い開催の中で、中1週→中2週という経験に加え、カシアスという新馬6番人気の馬が、重賞勝ちをできる要素などほとんどない中での2勝であること、血統構成に似たところのある叔父ファイングレインというバックボーンも含めると、前走のギリギリ差し切り勝ちながら、返って、今後のこういう広い馬場での競馬や距離を延ばした時の対応力で、休み明けの不利をあっさり跳ね除ける経験値を持っている気がする。
相手は重賞を未経験で、重賞馬はマークされる競馬を嫌おうが嫌わまいが、変化のつけ方に敗因を求めることが多い時期で、3回とも策が違うのは有利な点ばかり。
追って味があるマイラーである可能性を、この舞台で大いに示したい。

 

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