2017年新馬戦 レース回顧

JUST競馬予想ブログ

新馬回顧<9/2・3>

読了までの目安時間:約 3分

 

台風の影響は最小限。
良馬場の土曜日は短距離カテゴリーの2戦。
札幌1500Mは、人気馬の手応えが馬体の作りの差として、勝負所で現れてしまった。
勝ったスズカフェラリーは、430kgの牝馬ということもあり、折り合い重視の後方待機策も、前を行く約100kg目方の多いサトノアレスの半弟にピタリと張り付き、手応え十分で4角を回ると、あとは突き放す一方。
スズカフェニックスのいいところだけを受け継いだこの決め手は、大一番でこそ発揮される。

新潟1400も人気馬同士の決着となったが、今度は大型馬・ランスマンのゴール前競り落としという展開に。
断然人気のダノンスマッシュが実にお行儀のいい競馬で抜け出しにかかるところ、小回りの遠心力をうまく使うようにして押し上げてきたこのダイワメジャー産駒は、父譲りの競り強さを初戦から遺憾なく発揮した。
コランディア系だから、平坦馬場も合う。夏馬だと馬主孝行にもなるが。

日曜の小倉と新潟は、芝の1800戦が組まれたのだが、ワンパンチ足らない人気馬同士の争いとなった。
小倉で最後に外から伸びてきて勝ったメイショウテッコンは、マンハッタンカフェでもダート向きの配合で、小回りで平坦なら対応可の馬にも見えた。
新潟は人気のサンリヴァルが末脚比べを粘り勝ちの印象といった具合も、ウメノファイバーの系統で、スパッとキレるようなタイプではない。
両者先行できるようならその方がいいのだろうが、それだと味が出ない可能性がある。

新潟ではダートの1200戦も行われ、セイウンスパイの粘り腰が見事だった。
父はミッドシップマンでミスプロの同系配合がなされた早熟型。
輝く時期はあまり長くないだろうから、どんどん勝っていきたい。

芝2000の未勝利戦が各場で行われて、それぞれ見どころがあったのと比べてしまうと、大分こじんまりとした印象しかなかった。
その未勝利組では、小倉のシャルドネゴールドが一番伸びしろがありそう。新馬でロックディスタウンに敗れていた馬だ。

 

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札幌2歳Sの勘所

読了までの目安時間:約 2分

 

色々ケチの付くことも増えた北海道戦を締める札幌2歳Sは、ここ10年で6度GⅠ馬が参戦していたレースと考えると、波乱傾向がやや顕著になってきた近年の流れに惑わされる必要など全くないように思う。

1800Mの新馬戦を勝ってきた馬は、ゴールドシップがコスモス賞を勝ってここに挑んできた以外、近年全く北海道組だと見どころがないのだが、ロジユニヴァース、アヴェンチュラ、レッドリヴェールなどの阪神から一息入れて使ってきた人気馬や、結果的にここではスピード寄りで3着止まりに終わったレッツゴードンキなど、少なくとも瞬発力やスピード能力の一端を示すことがすでにできていれば、この舞台を見事にステップのためのレースとして使える。

ただ、ここまで1800未経験だったロゴタイプが逃げて4着した以外、昨年のトラストを筆頭に、先行型の出世が極めて難しい状況だ。
ある意味、競馬のセオリーに則った傾向で、変に先行するのが巧い騎手が乗ってくると、いいリズムをその後に繋げられなくなる可能性がある。

新馬戦や初勝利の時と作戦変更するのは当たり前の2歳戦だけに、前走の結果をここ以降の戦法と直結させるのは難しい。
ただ、ここで出番があった馬はその後も小回りが得意であったり、高速決着を好まない傾向を示すのはほぼ間違いないので、アメリカ型の配合よりも欧州配合の馬から当たりをつけていくのが、札幌2歳Sを見るポイントになる。

函館、札幌で4日分の開催が削られた影響で、札幌戦オンリーの馬が新馬勝ちの馬のみになったのが波乱の原因だろう。
でも、タイトなローテを嫌う有力厩舎が増えたのも、穴狙い可能の傾向を後押ししているように感じる。

 

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