マンハッタン牝馬とネオ牡馬<個性診断> / 最新・血統セミナー

マンハッタンカフェ産駒の適正・傾向と馬券対策

2015年の3歳世代は、複数勝利馬こそ少ないが、マンハッタンカフェの仔がよく走っている。 昨年夏以降の平場の勝ち馬は、その8割が2歳の新馬、未勝利の勝者である。もう21頭が勝ち上がっている。

水仙賞勝ちのフォワードカフェは、その夏の福島で新馬勝ちした馬。上がり馬に引導を渡さず、自力で得意条件を探し当てたような走りだった。6月辺りは、ショウナンマイティやガルボも激走していた。

ただ、天皇賞親子制覇のヒルノダムールや、東京と大井で躍動したグレープブランデー以外の牡馬がいくら健闘をしても、真の頂点には立てていない。GT馬2頭も、負けた印象の方が強い。

それと比べれば、レッドディザイアやフミノイマージンが、男勝りの豪脚でGT馬を撫で切った姿の方が本質的な性向を表しているように見える。 サンデー系にセントサイモンの血が強く入り込むと、フジキセキやフランスの2歳GTでとんでもない時計で走る産駒を出したハットトリックなどが、妙にしなやかな馬をよく出す。 そして、今真打ち登場を目撃する段階を迎えるのであった。

3戦不敗のルージュバックの登場。 姉2頭が砂の中に埋もれてしまったことを考えると、母系の血統構成から煌びやかな未来予想図は描けない。でも、きさらぎ賞を勝ってしまった。もはや、その才覚を否定のしようがない。

彼女の中にあるデピュティミニスターやボールドルーラーとシアトルスルーの間隙から分岐したボールドネシアン系の血は、確かにダートを駆けるために必要な筋肉をつける要素にはなるものの、芝を走ると淡白な性質を示すが、彼女の場合、450kg台の馬体の機動性をフルに活用するバックボーンに転換しえたのではないだろうか。 単なる愚考に終わるか否か。もうすぐ答えが出る。

ネオユニヴァース産駒の適正・傾向と馬券対策

ヴィクトワールピサとロジユニヴァースを連続して輩出したネオユニヴァースも、マンハッタンと少し似ている。 最近は大人しいが、クラシック向きの春に力をつける馬を多く出すのが特長だ。 ちなみに、この馬の母母父はプリンスローズ系の中でも、特に気性の激しいことで知られるシカンブルの産駒・シャンタンで、母父クリスと共に、適性不明の嫌いがある。故に、外れの大きさもかなりのものだ。

マンハッタンに比べて、ネオはクラシック路線のど真ん中を進んだのだが、雨に不思議と恵まれたことで、繁殖能力への悪影響が少なくて済み、スペシャルなパフォーマンスを披露する才能を何頭か出している。

超良血のアンライバルドも、父の勝負運をフルに出して皐月賞を圧勝。 が、何よりもその天運を味方につけ、雨の影響を多分受けた次戦のダービーで、代表産駒の運命を分かつことになったのも皮肉である。 その2年後、ヴィクトワールが日本に光を取り戻すドバイでの快挙を成し遂げた。

牝系に軽さを求めるマンハと重厚さの継承が成功の鍵となるネオは、きっちりと個性を示し、その地位を堅固なものにしている。

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