ストームキャットとシアトルスルー<ダート血統の進化> / 最新・血統セミナー

ストームキャットとシアトルスルー産駒の適正・傾向と馬券対策

近年、芝のマイルタイトルを獲得しているストームキャット系の馬が多い。

  • ゴスホークケン<バーンスタイン>
  • エーシンフォワード<フォレストワイルドキャット>
  • エイシンアポロン<ジャイアンツコーズウェイ>
  • アジアエクスプレス<ヘニーヒューズ>

また、最近息を吹き返したボールドルーラー系のシアトルスルー経由の系統で昨年よく走った馬も複数いる。

  • インカンテーション
  • ベストウォーリア
  • サトノプリンシパル
  • タールタン

彼らは、かつて庭にしていた高速決着の芝ではなく、原点回帰とも映るダートの各路線で活躍した。アメリカン野郎の台頭は、成長途上期の風物詩である、 「自由と革命」 の旗印を掲げた急進勢力と既存組との闘争のように見える。

芝の更なる高速化に対応できなかったということでは、ゴツめのノーザンダンサー系、かつて名馬を数多く送り出したセントサイモン系やトウルビヨン系も同じ。

中でも、箸にも棒にも掛からぬ散々な結果しか残せなかったストームキャット系は、GTでは間違いなく人気で消えるパターンを定着させ、悲哀を漂わせた。 シーキングザダイヤの不滅の大記録・GT2着9回は、テイエムオペラオーの年間無敗記録と比肩する永遠なる金字塔だ。

円高の影響と平成大不況が、馬主の減少傾向に加え、外国産馬の購入意欲を殺いでしまったことは間違いない。 ディープインパクトが強かった頃は、特にそれが顕著に表れた馬柱であった。その流れが、在来牝系出身者によるダービー2連続制覇に繋がった側面もある。

前記のGT馬が、複数タイトルを獲っていないのはこの話の肝。 時計が速いといいタイプとタフさがより必要とされる馬場向きの馬は、要するに出番が少ないのだ。 ダート向きの本質と対応可能な条件とが、全く以てきれいにリンクしている部分は、日本の主流にはなりえないことを証明している。

あと気になるのが、ストームキャット系のスタチューオブリバティ産駒が函館2歳Sを制した際、フレンチデピュティーヨハネスブルグの産駒を連れてきて以降、

  • ミュゼスルタンーアヴニールマルシェ
  • ジャストドゥイング
  • クラリティスカイ
  • シャイニングレイ

等、フレンチデピュティかクロフネの血を持つ現3歳の良血馬が続々オープン戦で賞金加算に成功。当面の見通しを立てることができた

年が明けても、きさらぎ賞では母父ヴァイスリージェント系のサンデー系がワンツー。 翌週の共同通信杯も、ストームキャットが母父のディープ産駒が、またしてもクラシック出走に目途をたてた。 先週のアルビアーノもGT除外のない賞金まで到達。また昨秋は、

  • ラキシス<ストームキャット>
  • ショウナンパンドラ<フレンチデピュティ>

らが活躍。 今年は現在まで、サンデーに次ぐBMSランキング2位につけているフレンチデピュティ。 ストームキャットも、絶対数を考えたら同様に優秀な成績だし、ヴァーミリアンやアドマイヤドンの産駒が芝の重賞を勝ったことも同一線上の出来事だろうと考える。

時計の壁をいつ超えてくるか。いや、超えられないからこそ、その価値があまりキレないことで生まれる、他とは違う出番をモノにする力に繋がるのだ。 だから、通常手は出しづらいのである。

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