競馬予想会社の社員になるまで(9)

大金を払い戻した謎の人物

ひたすら続けてきた研究成果が現われ、2点買いで大穴馬券を的中させた私は、1階の払い戻し窓口に並びました。確定を待ち、配当が表示されるとどよめきが起こりました。「マンシュウだ、マンシュウ!」という客もいて、並んでいる者同士でなんとなく連帯感のようなものが生まれたようでした。

私はこの日の馬券を、追い上げ式で買っていく予定で、この第9レースまでは1点1000円ずつ、的中がなければ次の第10レースは1点2000円ずつ購入することになっていました。このレースから1点2000円ずつにしていればよかった…と若干後悔はしましたが、それでも払い戻しは12万円以上で、これからはもっと儲かるんだという希望が胸の中に広がりました。

払い戻しの列に並んでいる人数はさすがに少なく、なお一層連帯感が増しました。特に私の前に並んでいた、私と同年代の客に対しては何か特別な親しみを覚え、話しかけようとさえ思いました(ただ思っただけで、内気な私はそんなことはしませんでした)。

しかし彼に対して抱いた親しみは、彼が払い戻し機から分厚い札束を引き抜いた瞬間、消え失せました。

「こいつ、あの万馬券を一体いくら買ったんだ!まさか1万?だとしたら120万か!」

後から知ったことですが、払い戻し機で換金できるのは100万円まででしたから、1万は買っていなかったことになります。しかしその買い目に対し少なくとも5000円は買っていたはずです。自分と同じくらいの若造(20代半ばくらい)がなぜ、ほとんど来るとは思えない馬の絡んだ馬券をそんんなに大きく買うことができるのだろうか?

自分の出目必勝法(?)が完成した喜びは、フッ飛んでいきました。よほどの馬券名人か、よほどの裏情報があるに違いない。もしかしたらどこかの競馬予想会社に入会して、そこの情報で買っているのか?彼が機械から札束を抜き消え去るまでの瞬間、いろいろなことが頭の中を駆け巡りました。

自分の払い戻しは後にして、彼の後を追いかけて正体を突き止めてやろうという衝動にもかられましたが、やめておきました。しかしその数年後、私は彼の正体を知ることになるのです。

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