コラム「今週の特別な話」
       遠回り馬券師(1〜3) 1万円が241万円に*現実の話 過去のコラム(03.1.2〜04.1.15)



先週の天皇賞(秋)は…(2004.11.04)

お約束のG1レースではあったが、馬場状態の判断がつかず、会員情報とし
て天皇賞のご提供は見送った。もし、推測で判断してたら「馬場の中程は状
態が良くなってきても、イン側は回復が遅れ比較的渋った状態となるため、
外から差して来る馬が有利です。」とかコメントしていたかもしれない。

しかし、最近はこの推測があぶないのである。ローラーをかけても発表した
り、しなかったり。通常の雨上がりの馬場とは逆に、天皇賞は4コーナーで
インを回った馬が断然有利だったように思える。流れが遅かったこともある
のだろうが、外を回った馬にいつものような伸びがなかった。

特に外枠から外々を回った◎リンカーンは最もこの馬場に影響を受けた。言
い訳はやめろ!と言われそうだが、これも一つの情報として、読者の皆様に
知っていただきたいのだ。

今回、JRAの馬場造園課がどのような処置を施したのか実際のところは分
からないが、公正な競馬と競走馬の安全のために行われていることは信じて
疑わない。

メルマガやウェブで公開し、会員の皆様にご提供しなかったレースが、昨年
のオークスの万馬券のように高配当を的中させてしまったケースが多々ある
が、今回はその逆となってしまった。秋G1シリーズの後半戦は、大外一気
の末脚で挽回だ。




ライブドアに1票
(2004.10.07)

パ・リーグに空いた1つの席をめぐって、ライブドアと楽天のイス取りゲー
ムが行われている。先に仙台を選んだライブドアが現地では圧倒的な支持を
得ているが、実際のところ有力視されているのは楽天の方である。

後出しジャンケンが有利になるようではスポーツ精神に反するし、楽天には
財界のおエライさんがバックで応援しているようだし、そんなところが地元
で人気がない所以だろう。

いま、ワケのわからない面々がどちらを選ぶか審査を行っているようである
が、ファンに支持されるかどうかという最も重要なファクターが置き去りに
されてしまっている。

プロ野球は球団経営者のものではない。野球ファンのものである。現にファ
ンが球場に行かず、1つの球団が消えてしまった。資格審査的なものならば、
どちらもO・Kなのではないか。となれば、その上で、地元ファンの投票で
決めるというのはどうだろう。

自分らで投票して決めたチームなら、末永く応援しようと思うはずで、外野
席がガラガラなんてことにはならないはずだ。

個人的には、同じ競馬好きでもあるライブドアの堀江氏に1票。これからは
ちょっと寒いが、意地でTシャツ姿を貫いてくれ。


ちょっと楽しみな3連単
(2004.09.09)

新馬券“3連単”の全国発売スタートである。1〜3着を着順どおり当てる
となると、コンスタントに的中させるためには、かなり買目を増やさなけれ
ばならないが、それなりに配当も高そうではある。

しかし、理屈どおりに、単に買目を増やすだけで対処できるものであるよう
には感じられない。今まで以上に精度の高い予想をするために購入するレー
スを自分自身で制限するくらいの覚悟が必要である。

たとえば、確実に勝てるであろう馬からの馬券に限定して8点買いくらいで
5000円の配当を5回に1回当てることができればプラス回収となるが、
やや人気薄を軸に買目を2倍に増やした16点買いで万馬券を、5回に1回
当てることと、どちらが簡単か?たぶん前者のほうが、かなり簡単だと思う。

しかし、実際のところ、どのくらいの狙いでどのくらいの配当をゲットでき
るのか。念のためシミュレーションしなければならない。

ちなみに、確実性の高い予想(たとえばジャスト研究会のA予想)では、馬
連よりも馬単のほうが、回収効率が高かったが、同じことが“3連単”でも
いえるのではないだろうか。しばらく様子を見なければならないが、ちょっ
と楽しみではある。



人間のレースにも感動(2004.09.02)

オリンピックが終わった。何年ぶりに金メダルを何個とったとか、そんなこ
とはどーでもいいが、“人間”のレースを見て、これほど感動を味わったの
も久しぶりだった。

なかでも、ノーマークだった(あまり期待されてなかった)だけに、競泳女子
800メートル自由形で金メダルを獲得した柴田亜衣さんには感動した。

おーっと、日本人が決勝に残ってるじゃないか!2番手で先行?なに?自己
ベストを2秒も上回るペース?こりゃー失速するぜー、と思っていたが最後
の直線でジワジワと追いつき追い越してしまった。

これは競馬でも時々見かける光景である。逃げ・先行馬が後続からプレッシ
ャーをかけられ、速いペースでスイスイと失速せずに好タイムで勝ってしま
うケース。これが実力どおりなら問題はないのであるが、本来持っている実
力の120%くらい出してしまうことがあるのだ。

「まぐれ当たり」とか、いわゆるフロックではない。火事場のバカぢからの
ようなものだ。その後凡走を続けることで、「あのときは120%出しちゃ
ったんだな」と、分かるのであるが、またいつか120%の走りをしないと
も限らないので、馬券を買うほうとしては困った存在ではある。

全ての馬が100%の力を出し切っているわけではない。連闘というキツイ
お仕置きもすぐに忘れてしまい、いつも80%の力しか出していない馬もい
れば、いつも真面目に100%の極限の走りをしている馬もいる。しかし、
すべての馬がいつも100%完全燃焼したりしたら、競馬はもっと簡単でつ
まらないものになってしまうかもしれない。

柴田亜衣さんが次の大会でどのような泳ぎを見せてくれるのか、“凡泳”す
るかどうか?かなり興味があるのだが、たぶん、ニュースとかワイドショー
では取り上げてくれないまま、終わってしまうんだろうな…。


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 ところで、競泳女子200メートルバタフライで優勝したポーランドの
 オティリア・イェジェイチャクさんが、金メダルを競売にかけ、その収
 益を白血病などの難病をかかえる子供たちの救済に役立てたいとのこと。

 インチキをしてまで金メダルを獲ろうというヤツもいれば、こんなにカ
 ッコよくて美しい話もある。「より強く、より潔く」こそオリンピック
 精神だ。

 ちなみに私は女子競泳だけに熱中してたわけではないので誤解なさらな
 いでください。女子バレーにも女子卓球にも女子マラソンにも感動しま
 した。

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美浦の坂路、ただいま工事中(2004.08.19)

美浦トレセンの坂路コースで今、延長工事を行っている。調教時計の計測区
間が600Mから800Mに延長される(コース全体では400M延長)。栗東トレセンの
坂路と同じ距離となり、ある意味平等となる点は好ましいことだ。

しかし、この間、坂路を使用できないために困った状況となっている。坂路
調教を中心に行っていた馬が、しぶしぶウッドやダートコース主体の稽古に
切り替えているのだ。

昨年の10月にウェブサイトのコラム「今週の特別な話」で、あのビリーヴが
セントウルSで勝てなかった理由のひとつとして、夏の函館滞在の間、坂路
調教ができなかったことも影響しているのではないかと書いた。

普段の調教メニューが変わると、筋力のバランスが今までと変わってしまい、
競走馬のパフォーマンスそのものが変化してしまう、という私の持論である。

この調教メニューの変更で注意しなければならないのは、坂路を中心に調教
してきた馬たちであるが、後肢の瞬発力が落ちてくるので、特に、芝のレー
スを使っている馬たちには注意が必要だ。

さて、十数年続いている関西馬優勢の“西高東低”状態。この坂路が延長さ
れることで関東馬は関西馬に追いつくことができるのか?その点については
別の機会に考えてみたい。



厩舎いろいろ(2004.08.05)

小倉も最終週となると滞在馬のエントリーが目立ってきたが、滞在させた
くても調教メニューを変えたくないなど、諸事情で滞在できない馬もいる。
今週そして次開催以降は輸送を繰り返す馬の疲れ・夏バテに要注意だ。

輸送とともに使い詰めにも気をつけたい。外野から見ると使いすぎ?と思
われる馬もいるが、使いながら仕上げていく方法もあれば、使われないこ
とには変わってこない馬もいるので判断は難しいが、あえて見送るという
逃げ(?)も必要である。

記録的な猛暑となっている今夏、海水の温度が例年以上に高いことで日本
近海で発生する台風や豪雨など、われわれ人間も引き続き警戒が必要であ
るが、競走馬にとっても、例年のデータが通用しないほど、この暑さに影
響されている可能性がある。

あきらかに夏バテの馬は、基本として使われることはないが、それに近い
馬はけっこう使われている。 8着までは賞金も入るし、走れば手当ても付
く。ハルウララの高知競馬ほどではないが、走ってナンボ、着を拾ってナ
ンボの世界である。余裕のあるところばかりではない。

あまり好きな言葉ではないが、「厩舎いろいろ、馬主もいろいろ」という
わけである。主権者、いや、馬券購入者であるわれわれはそのへんまで見
極めなければ、夏競馬では勝てないのだ。

 ■夏競馬で特におすすめの厩舎

 大久保洋吉厩舎  坂口正大厩舎  白井寿昭厩舎  瀬戸口勉厩舎
 橋口弘次郎厩舎  松山康久厩舎



猛暑にご注意(2004.07.22)

今年の夏はいつもと違う。新潟・福島、そして福井での記録的な大雨につづ
き、今週は千葉や甲府で最高気温が40度を越えたらしいが、この異常気象に
は今後も引き続き注意しなければならないような気がする。

ところで競馬においても、例年のような調子で予想していては馬券は獲れな
い状況となる可能性がある。使い詰めや、頻繁な輸送、等など…。実績と同
様に出走馬のローテーションや追い切り、関係者の話も含め、出走馬の体調
には十分配慮しなければならない。

そして走る馬だけでなく、予想する人間もバテてしまっては当たるものも当
たらなくなってしまう。栄養と睡眠を十分とって週末に備えたい。

なお、ジャスト研究会のウェブサイトには「夏競馬限定の予想ファクター
というページがある。2002年に作成したもので、一部当時のネタも含まれて
いるが、まだご覧でない方はご参考まで。



“はくぼ競馬”ってなに?(2004.07.15)

今週から始まる2回函館、続く1回札幌開催で、はくぼ競馬が実施される。
ばんえい競馬とか、なにか特殊なレースが組まれるわけではない。レースの
行われる時間帯が1時間ほど後ろにずれるだけのことである。第1レースの
発走時間が10時55分で、最終12レースの発走が17時10分である。

メインが第9レースとなるが発走時間は今までとほぼ同じ15時25分。第10レ
ースが平場戦。第11レースと最終12レースが特別レースとなり、この2つの
特別レース名に「函館はくぼ」「札幌はくぼ」を付して施行される。

ファンとしては、新潟や小倉で最終レースが終わったあとに、第13レース、
第14レースがあるような感覚である。主催者としては、競馬をゆっくりと楽
しんでいただきたい、とかなんとか表向きの理由があるのであろうが、これ
は売上げアップを目論んでのことなんだろ?と、バレバレである。

ところで、この「はくぼ」という日本語を今回初めて知ったのは私だけであ
ろうか。だとしたらちょっと恥ずかしいが、「はくぼ(薄暮)」とは、暗くな
り始める日没の時間帯のことで、夕暮れのことらしい。最終レースでハズれ
て、たそがれて帰るにはピッタリの時間帯ではないか!

まー、そんなことがないよう、頑張りましょう。それから、函館・札幌のメ
インレースは第9レースで、第11レースではないから買い間違えないよう注
意が必要だ。でも、必ず間違える人がいるんですよね。書いている本人がた
ぶん一番あぶないんだろうけど……。



勝ちパターン
(2004.07.08)

調子のいいときは競馬の予想なんて簡単だと思ってしまうが、逆のケースも
あって、なんとか挽回しようとすればするほど、確率が下がってしまうこと
がある。それは、たぶん自分の「勝ちパターン」とは別の予想になってしま
うからだと思う。

いくら予想の実力があっても、どのレースで勝負するかの見極めを間違うと
いい結果は出せない。自分の得意とするレース、狙い馬が確実に好走できる
レースなど、勝負レースの選定方法はいろいろあるが、自身で統計をとり、
「勝ちパターン」を見つけ出すことも可能だ。

そのためには購入したレースを必ず記録しておく必要がある。その記録のな
かで、どのようなパターンのときに一番利益が出ていたかを探ってみる。こ
の方法で以前、一つの「勝ちパターン」を客観的に見つけ出すことができた。
その結果、「もしかしたら、当たるかも」程度の馬券は買わなくなった。

春のG1戦線も終わり、いよいよ本格的な夏競馬。個人的な感じ方ではある
かもしれないが、見て楽しむというよりは馬券を獲って楽しむ季節の到来で
ある。がんばらねば。

ところで、ジャスト研究会のメルマガ「馬券名人養成プログラム」の予想を
うまく利用して高配当をゲットしている方がおられるようだ。◎流しはもち
ろん、配当次第では○-▲や○-△も押さえるといいらしい。複雑な気分では
あるが…、上手く活用していただければ幸いである。



クラス編成で3歳馬は?(2004.06.24)

先週から競馬の新しい1年が始まった(やっぱり少しオーバーか)。3歳馬と
古馬の混合戦が始まったわけだが、3歳馬については、大方が苦戦するだろ
うという予想をうらぎって、なかなか善戦している。

1000万クラスについては3歳馬の出走頭数が少ないので、500万クラスに
ついて先週の成績をザーッと見てみた。すると、阪神・福島・函館の計26
レースで10頭が連対。阪神に限れば8レースで5頭が連対と3歳馬を軽視
した方は、相当やられてしまったのではないか。

やはり3歳馬の成長にあわせた6月から8月までの斤量(古馬に対し3K減)
は、相手関係よりも、馬自身にとってかなり有利な場合がある。この点、よ
り成長して古馬に近づく8月になれば、さらに有利となるはずだ。

まして、前開催までの3歳限定戦でも素質馬がそろったハイレベルのレース
で善戦してきた馬など、この斤量であればいきなり古馬相手に勝つこともあ
る。(土曜の阪神7Rで勝ったトウカイエレガント=単勝1,010円など。)

さすがに上のクラスで上位争いをしてきた馬は軽視できないが、単に降級馬
といっても上のクラスでそれほど顕著な成績がなかった馬もいるし、明らか
に降級するまで待っていたという休み明けの馬などは人気を裏切ることもあ
る。使いながら仕上げていくような厩舎の管理馬は特に注意が必要だ。

先週も書いたが、出走馬それぞれの能力をジックリと比較しなければならな
いことに変わりはない。しかし、あえて言えば、ハイレベルのメンバー相手
に勝ち切れなかった3歳馬が3Kの斤量差を生かし高配当を演出するかもし
れないということ。要注意であると同時に、穴馬券ゲットのチャンスでもあ
る。



クラス編成で始まる?新しい1年(2004.06.17)

すこしオーバーに言えば…、今週から競馬の新しい1年が始まる。ピンとこ
ない方も多いと思うが、競馬関係の仕事をしている方や、ペーパーオーナー
ゲーム(POG)をしている方なら、正月をむかえる時ほどではないにしても
この感じは理解できると思う。

今週から、競馬の番組がガラリと替わるのだ。毎年、夏に行われるクラス編
成である。2歳馬が新馬デビューし、3歳馬は古馬と一緒に走ることになる
(菊花賞など一部のレースを除く)。よく、夏競馬の対策として、3歳馬と古
馬のどちらが強いか?という傾向と対策のようなものがこの時期、マスコミ
でよく特集されたりする。

そのなかで、あいかわらず、古馬、特に降級馬が有利という話は総体的には
当たっている。ただ、2年前に「世代間の基礎重量差に関しての改善」とい
う処置がとられ、古馬に対する3歳馬の斤量が基本的に軽くなったので、そ
の点を無視した統計はちょっと正確さを欠くかもしれない。

2年前に変わった3歳馬の斤量に関する決まりごとの詳細を知らない人が、
当時、この競馬を職業にしている人のなかにも、かなりいた。
馬齢重量でいえば、2001年までこの時季の3歳馬は55Kであったもの
が、2002年からは6月〜8月の3ヶ月間、54Kで出走できることにな
り、さらに2200m以上のレースについては6月に限り53Kとなった。

しかし、それでもまだ古馬に有利であることには変わりはない。たとえば
1000万で上位争いをしていた馬が500万に降級してきたら、逆らうだ
け無謀ではあるが、単に古馬というだけで3歳馬より強いと決め付けるのは
馬券を買う立場としては大まかすぎる。今までとおり、各馬それぞれの能力
をジックリと比較しなければならないことに変わりはないのである。

なお、「世代間の基礎重量差に関しての改善」に関しては当時JRAの詳し
い方にお聞きして書いたものがあるのでご参考まで。一応、2002年に作
成したページであることをご承知いただきたい。
夏のクラス編成について
知り合いに競馬通の方がいたら聞いてみてもらいたい。たぶん知らないだろ
うから、あなたのハナが少し高くなるかもしれない。



メリットのある情報(2004.06.10)

予想が上手くても馬券下手、という話はよく耳にする。メルマガで発表して
いる、このところの予想がそれに近い状態のようだ。情報を活用するほうも
その使い方、組み立て方がうまければ馬券上手になれるし、その逆もある。

安田記念で◎に推したローエングリンは、超ハイペースであったこともあり
3番手で折り合うことができた。 しかし、折り合ったからといってもワンペ
ースの脚質は変わるわけもない。やはり逃げてこその馬であり、いかにペー
スが速くても控えた時点で負けが確定していたのかもしれない。

結果は、▲ツルマルボーイと○テレグノシスで1・2着。タテ目で馬連配当
は 3,120円。この馬券を獲られた方もおられたようだが、予想としてはハズ
レである。潜在能力とデキを重視した今回の予想では、この上位 2頭を高く
評価したことと、人気のファインモーション(13着)を切ったことで、かなり
効率のよい予想になったと思えたのだが…。

この春は、皐月賞 4,660円、NHKマイルC 1,340円(第一本線)は馬連的中。フ
ローラSは馬単 7,410円的中。 京王杯スプリングCは◎-○で馬単 6,450円
をズバリ!…と、なかなか順調だったが前半にくらべ後半は芳しくなかった。

しかし、この春、利用の仕方はそれぞれだろうが、メルマガ予想だけでもふ
つうに買っていれば収支は十分プラスだったのではないだろうか。オークス
では、印上位馬を 3連複のボックスで購入し『6万馬券』をゲットした方も
おられたように、上手くご利用いただければ、さらに何倍もメリットのある
情報となっていたことは間違いないのである。

また、来週からはじまる夏競馬は、かなり高い確率で消せる馬もいれば、確
実に勝てる馬もいるので、穴馬券も本命配当も高い確率で獲れそうだ。昨年
は会員情報で『7連続的中』もあるジャスト研究会の夏競馬。どこかでデカ
イ配当もズバッ!と当てるつもり。これからもご期待いただきたい。



高速馬場に反対(2004.06.03)

競馬はJRAだけでも、年に36開催で計288日ある。そして3,400以上もある
レースのなかの1つであったにすぎない……とは割り切れなかった日本ダー
ビー。やはり競馬ファンが一番獲りたいレースであったに違いない。

結果について言い訳はしない。光ファイバーほどではなくとも、ISDN並
みの速さで気持ちを切り替え、メリットのある見解を今後お届けし続けるの
みだ。 G1の谷間で、京王杯スプリングCの馬単6,450円を◎→○で的
中させたことがマグレでないことは、過去の実績から推し量っていただきた
い。

さて、今週から東京・中京ともに芝コースの仮柵が移動される。中京はAか
らBコースへ。荒れた馬場の内側3Mを覆うことになり、やはり先行有利。
一方東京はCからAコースに。仮柵で6M(向正面は4M)も保護され、よみ
がえった馬場が現れるのだ。

内側が荒れていたにもかかわらず、先週の東京コースは、かなり時計が速か
った。芝コースではレコードが2つも更新された。ダービーもそうだったが
内側をさけて馬場の中ほどを通る馬に有利なコースでもあった。そして今週
の馬場は内側がクッキリした幅の広いグリーンベルトとなり、これで、さら
に高速馬場となりそうだ。

しかし、時計の速い馬場に何の意味があるのだろう。レコードが塗り替えら
れることで競走馬が進化していることをアピールしたいのか?それとも競走
馬とジョッキーを今まで以上に危険にさらしたいのか?

この速すぎる馬場は世界標準ではないような気もする。だから日本国内の招
待レースで、日本の馬が海外の強い馬を負かしても、素直によろこぶことが
できないのだ。単に軽い馬場向きのスピード血脈が主流となるステージがで
きあがってしまっては、世界的に(特に芝丈の長いヨーロッパで)活躍できる
馬作りができなくなってしまうのではないだろうか。

そういえばヘソまがりな私は、日本で調教された外国産馬が海外のビッグレ
ースで勝ったときも、心の芯からよろこべなかった。このヘソが直るとは思
わないが、「高速馬場に反対」を1票。



面白いゲーム?(2004.05.27)

誰もが勝つと思い込んでいた断然1番人気のダンスインザムードが、先週の
オークスで、まさかの4着。イレ込みが原因とする説もあるがパドックから
見せていた首を上下に振るイラつき様は今回が初めてではない。確かにあの
鼻息の荒さで2400Mは長すぎたのか。それとも14Kの馬体増か?牝馬は解ら
ない、と簡単に片付ける人もいる。

ダンス本命はファンの統一見解のようでもあったが、相手馬の評価は分かれ
た。なぜ○○を切ったのか、なぜ××を押さえないのか、というご質問もい
ただいたが、これは数あるファクターの中でどれを重視するかという問題で
もあり、悩んでしまった。

当方の予想が、どのファクターを重視しているか?それはハッキリと言い切
ることはできない。予想するレースごとに違うような気もするが、基本的な
競走能力(潜在能力)を重視することが多い。

オークスの予想も競走能力そのものを重視した。馬券にはならなかったが、
印(評価)通り上位4頭が1〜4着を独占した。順序が当たってないので意味
のないことかのしれないが、全くマト外れではなかった。これからも馬券検
討の参考の一つにしていただければありがたい。

しかしダイワエルシエーロが途中からハナを奪い、そのまま押し切ることを
誰が予想できたか?元々行くことを宣言したわけでもない。福永騎手が考え
に考え抜いて、どうやら前の晩に決めたことらしい。

この福永騎手であるが、天才と呼ばれた父と比較され続け、長嶋一茂的な悩
みもあったに違いない。しかし、レース後の「今日は父にちょっと近づけた
かなという気はしています。」というコメントには大いに納得。

予想者と同じく、騎手も勝つためになんだかんだと考えている。そして訳の
解らない負け方をする大本命馬もいる。競馬予想は神様にお聞きする以外に
100%はありえないのかもしれないが、ある程度までは予想できるし、研
究を続ければ、どんどん当たるようになってくる。だからこそ、競馬は限り
無く面白いゲームだと思えるのだ。



たまたま当たった?(2004.05.20)

先週、メルマガで予想した京王杯スプリングCは、狙い通り◎→○で的中し
馬連で3,600円、馬単は6,450円の高配当となった。

短距離の重賞戦線で常連となっている面々が出走していただけに、テンの3F
は33秒台のレースラップを予想していたが、やはり33.8秒と1400にしてはハ
イペース。前走、ユッタリとしたペースのマイル戦で楽な勝ち方をしたマチ
カネアカツキ(1番人気)がこの急流に対応できるとは思えず無視していたが
4着まで来た。

自身のペースを守り、もう少し後方から追い上げていれば、かなり際どかっ
たはずで、この予想と結果を振り返ると、「たまたま当たった」という感じ
がしなくもない。これとは逆に「たまたまハズれてしまう」ことの方が多い
競馬という不確実なゲーム。当たりハズれに一喜一憂せずに、トータルでプ
ラスにできる予想を続けていかなければと思う。

と、言いつつも外国馬フィートソーファスト(3着)が少し気になっていただ
けに、もう少し手を広げていれば、3連複の3万馬券は獲れなくもなかった
かなー、などと思ったりもした。「たら」とか「れば」が出てくるようでは
予想家として、あまり潔くないよな。

さて、春のG1もいよいよ、オークス&ダービー。4歳チャンピオンの決定
戦だ。昨年のオークスは◎→▲で馬単の3万馬券を的中させることができた
が、今年はどうか。高配当は、ちょっと期待できないような気もする。



不安もある?カメハメハのダービー挑戦(2004.05.13)

NHKマイルカップは、タイキバカラが馬群の中に入れて抑えるという話だ
ったので、テンの3Fは34秒台と予想していた。 しかし、3角手前で暴走し
始め、33秒台の超ハイペースとなった。その結果、勝ち時計は1.32.5。

勝ったキングカメハメハについては、元々期待していた馬で、毎日杯の勝ち
っぷりを見て、皐月賞に出せば勝てると思ったくらいであった。しかし、マ
イルの経験がないだけにNHKで◎にはできなかった。

結果としてコスモサンビーム(2着)を◎に、「コスモとはほとんど差がない。
逆転もある」と解説した上でカメハメハの評価を○としてしまい、悔いの残
る予想となってしまった。

さて、ダービーもカメハメハで決まりか!?と一瞬思ったが、ちょっと気にな
る点もなくはないのだ。皐月賞を見向きもせず、NHKマイル〜ダービーの
連覇にこだわるマツクニさん(松田国調教師)ではあるが、レースレコードで
走った後、中2週のダービーで勝算はあるのか?

確かに誰が見ても余裕の楽勝であったし、同じ日の古馬500万で 1.33.2とい
う速い馬場で、走破時計1.32.5ならそれほど走りすぎたわけではない。馬場
状態のいい外側を走ったことも有利だった。だからそれほど反動を気にする
こともないという考え方もある。

しかし、東京のマイルで前半33.9-45.6と超がつくハイペース。 先団各馬が
思い切り失速する分、終いを生かす馬が実際以上に強く見えてしまったのも
事実。見た目ほどの楽勝でもなかったか。また、雨が降り続いていたので、
速い馬場ではあっても、古馬500万で 1.33.2が記録された7Rよりは時計の
掛かる状態であったので、やはりかなりの時計で走ったと言えなくもない。

さらに過去の実例が気になる。3年前に1.33.0で勝ったクロフネも、2年前
に1.33.1で勝ったテレグノシスもダービーではそれぞれ5着、11着と期待を
裏切っている。

このようにバランスのとれた見方をした上で、ダービーではどのような評価
をしたらいいのか、またまた迷うところではあるが、中間の状態を注目する
しかないだろう。

距離が伸びれば、さらに強い走りを見せてくれそうなカメハメハのダービー
挑戦。もっとも怖い存在はコスモバルクでもハイアーゲームでもなく、この
NHKを勝った反動なのではないだろうか。



未走3兄弟(2004.05.06)

“週末のロマンは月曜日にはじまる” ― この週刊競馬ブックのCMコピー
のように、多くの競馬ファンが楽しみにしていた天皇賞。あーだこーだと展
開を考えたり実績を比較したりしてたどり着いた結論、そして馬券……。

あのレースを上手く予想できなかったことを、まずは反省しなければならな
い立場ではあるが、後方のままに終わった4歳3強のあれは、一体なんだっ
たのか? 菅さんに「未走3兄弟」といわれそうな凡走だった。

早めのロングスパートを誰もが疑わなかったザッツザプレンティが、わざと
動かなかったのか、どうしても動けなかったのか?ザッツが動く前に仕掛け
るわけにもいかない後方の有力馬たちを知ってか知らずか、3コーナーでは
すでにセーフティリードだった人気薄の逃げ馬。

追い上げたい有力馬の“楯”となったザッツも、まんまと逃げ切ったイング
ランディーレも同じ社台の馬だったことから、一時は社台グループのチーム
オーダーではないかとも思ったが……。それはたぶん、考えすぎだったのだ
ろう。

勝ったイングランディーレは、9着だった昨年より0.3秒遅い時計で走っただ
けだった。これが全てを物語ってるとまでは言わないが、力と力のぶつかり
合いが見たかっただけに残念。グリーンチャンネルの「先週の結果分析」は
あまり見ていないが、たぶん、このレースは“低レベル”として扱われたの
ではないだろうか。



自己責任?(2004.04.29)

最近、マスコミの責任と影響力をつくづく考えるようになった。例のイラク
人質事件で“自己責任”論が話題になったからである。テレビのニュース番
組やワイドショーは、いかにも多くの日本人が彼らを非難しているように報
道し、コメンテイターや司会者などが逆に彼らを擁護するという滑稽なパタ
ーンがほとんどだ。

イラク問題については重大な関心事であるが、この“自己責任”程度の話題
について、いったい何時まで番組で扱うのであろうか。マスコミが勝手に火
をつけ、勝手に騒いでいるように思えてならない。

バッシングの原因がマスコミにあるということが、全く分っていないのだ。
もうこの話題は辞めてもらいたい。そんなヒマがあったら、我々の預けた年
金を何千億円もムダ使いした役人の責任を徹底追求するべきだ。

さて、競馬マスコミについても一言。イントゥザグルーヴがあの実績だけで
何故一番人気になったのか。正直に言って、マスコミの影響力がここまで大
きいとは…。結果については、レース中に骨折していたらしいので何とも言
えないが、これもマスコミを信じて馬券を買った競馬ファンの自己責任とい
う事なのか。



数字が走る(その2)(2004.04.22)

いま考えると不思議なほど、見事に、出目研究にハマってしまった。それは
競馬の“理論的解明”を本格的にスタートさせる前のちょっとした“遠回り”
であった。

出目の研究といっても単純な統計を延々と続けるばかりで、頭を使うことは
ほとんどなかった。思い付きを検証するための作業といった方がいかもしれ
ない。最初は「第 1レースの連勝の出目ごとに後のレースでどの目が出やす
いか」からスタートして、時間帯別、開催日別、競馬場別など……。

結局ほとんどの場合、長期的な統計ではそれほど傾向が出なかった。しかし、
(記憶が曖昧だが)開催日とレース番号、出走頭数のどれかを合わせた統計で
作った自作出目本が、ある程度当たったように覚えてる。

その出目本では強い目(強枠数または強数枠という)が 2点指定される。それ
をどのように活用するかで結果は違ってくるのだが、専門紙で本命の◎がグ
リグリついた馬を軸にして、その2点の強枠数に流すようにしていた。

この2点買いで 1回だけ万馬券を的中させたことがあった。そして、2つの強
枠数の馬がそのまま 1・2着に入り、枠連では珍しい2万馬券となたこともあ
る。軸にしていた断然 1番人気の馬は沈んだから馬券は獲れなかったのだが
やっぱりこれは凄い!と思いつつ愕然とした覚えがある。

しかし、軸の選び方が甘かったこともあり、トータルではマイナスになった。
これでもか、これでもか、と改良を重ねた。そして何度目かでキッパリと諦
めることにした。そのまま続けていたら、どうなっていただろう。なんとな
くではあるが、いくら続けても完成できなかったとは、思えないのである。



数字が走る(その1)(2004.04.08)

20年ほど前の話である。ごく基本的な競馬予想の理論だけは知っていたつも
りであったが、そのような正統な知識だけでは競馬で儲けることは、不可能
なのではないかと思っていたことがあった。

その何年か後には、狙う馬と購入するレースをどのように選べば、プラスに
なるかを研究し始め、そしてその何年か後には、ある確信を得るに至った。
しかしその前に、「出目」というものに異常なほど興味をそそられて、独自
の出目研究に突入してしまったのである。

「競馬は、馬が走っているのではない。数字(枠番)が走っているのだ。」

今考えると、なかなか上手いことを言ってた。場外馬券場のそばで出目本を
売っていたオヤジのセリフである。科学的で正統的な競馬予想を極める前に
出目というわき道にそれてしまった一つの原因が、このセリフにあったよう
な気もする。

何冊かの出目本を買ってしまった。そこにあったデータが、全くのデタラメ
か、なんらかの統計によるものなのか、未だに分らない。しかし、当たると
きは、穴も本命も関係なく気持ちよく当たる。しばらくは出目だけを頼りに
ほとんど真面目な馬券検討をサボることになった。

結局、当たるときは当たるが、もちろんいい時ばかりではない。しかし、あ
の快感が忘れられなく、自分で過去のデータを集め、統計をとることにした。
いろんな角度から、さまざまな統計をとった。出目を極めれば、毎週毎週の
細かい検討をせずに、楽に儲けることができると思ったのだ。

当時はワープロでさえワードプロセッサーとかなんとか言って、50万円くら
いした時代だ。もちろんパソコンなどは存在せず、統計は全て手作業。単純
で気の遠くなるような作業であったが、そこには夢があった。
(次回へ続く)



ジョッキーという仕事(2004.04.01)

武豊ジョッキーが先日、高知競馬に出張したときの感想を、ホームページに
書いていた。興味深かったのは黒船賞やハルウララのことよりも、騎手の報
酬についてコメントしていたことだ。

ハルウララの出走したレースの1着賞金がたった11万円で、その5パーセント
の5500円が騎手の取り分となるわけだが、仮に5着だとその取り分は300円に
しかならない。その点を説明したうえで、「命をかけて乗るジョッキーにと
って、それは酷な見返りではないでしょうか」と。

地方のジョッキーがJRAに移籍したいのも、なるほど、という気がする。 そ
んな事情があるからかもしれないが、地方のジョッキーには我武者羅なハン
グリー精神を感じる。そしてジョッキーだけでなく、馬もタフである。

以前こんなことがあった。水溜りができるほどの不良のダートコースで、安
藤勝ジョッキーの騎乗馬が水溜りを避けて斜行。他馬の進路を妨害してしま
った。なんで避けたのだろう?地方の馬は水溜りを避けたりはしないのに、
というのが安藤勝の素朴な疑問だった。

中央では、馬が水溜りを避けることを予想していないといけないらしい。ジ
ョッキーと同様、数をこなさないとやっていけない地方の競走馬。中央の馬
に比べ血統も落ちるし使い詰め、決して速くはないが中央の馬よりも、ある
意味タフなんだよなーと感じたエピソードである。

中央も地方もジョッキーという仕事が危険であることには違いがない。しか
し、もっとも危険なのは障害レースのジョッキーである。危険であることを
承知で果敢に騎乗している彼らは勇ましいスポーツマンである。

先日、新人の竹本貴志ジョッキーが障害レースで落馬し重体である。騎乗技
術がどうのこうのと書いている人もいるようだが、あれはアクシデントだ。
なんとしてでも回復できることを祈る。そして、ターフに復帰できるよう頑
張ってもらいたい。



馬場を読めば、馬券も読める?(2004.03.25)

先週土曜の中山は雨だった。4週続けてAコースを使用した開催の最終週で、
日曜のメイン、スプリングSは稍重での競馬となった。 テレビ中継では、な
かなか良い馬場状態になった云々と言っていたが、なにを基準にそんなこと
を言ったのだろうか。

確かに土曜から比べれば回復したということになるのかもしれないが、馬場
の内側はコーナー付近でかなり荒れだしていたし、直線でも内側と外側では
見た目でも大分差がでてきた。

ということでスプリングSは、直線で外から差してくる馬に有利と読んだ。
本命はブラックタイドにして、見事 1着。しかしヒモが……。
かなりの素質を感じて押さえた11番人気のダイワメジャーは 3着。クビ差で
万馬券を逃してしまった。

さて、開催は替わるが、中山は引き続きAコースが使用される。5週続けて仮
柵の移動がないのも珍しい。良馬場でも、馬場の内側が荒れているので、大
外から差す馬に有利となる。ペースが速くなりそうなレースでは、大外一気
の穴馬に注意が必要だ。

一方、中京は先週から仮柵が設けられBコースに。 それほど馬場が荒れてな
く今週もなかなか速い時計が出そうだ。最終週となるが、内と外の差はそれ
ほど考えなくていい。土曜が雨にでもなれば別だが、追い込み専門で大外一
気の馬が人気であれば、◎にするメリットはない。



勝ったらどうする?ハルウララ(2004.03.18)

さー、いよいよ来週、105連敗中(2/29現)のハルウララに武豊が騎乗する。
交通安全のお守りにもなる記念の単勝馬券が、北海道地区と南関東 4場でも
買えるそうだ。しかしこの単勝馬券、たぶん当らないと考えれば、ほかの勝
つであろう馬の馬券を買った方がいいような気がする。この日ばかりは大口
で買っても、さほどオッズに影響もしないはずだし、かなり期待値の高い馬
券になるはずだ。

しかし、競馬に絶対はない。鞍上は先週、現役最強のクセ馬ブルーイレヴン
を4着まで持ってきた天才ジョッキーだ。 なにか秘策を考えているかもしれ
ない。こんなときは「ハルウララが何着になるか?」を当てる馬券でもあれ
ば面白いのに、なんてくだらないことを考えてしまいそうだ。

こんなことを書いているうちに、なんか本当に勝っちゃいそうな気がしてき
た。日本一のジョッキーが乗って、日本中が応援するのだから、勝っても不
思議ではないはずだ。でも、もし勝ったらブーイングだろうな。交通安全の
お守りは、絶対に当たってはいけないのだから。



新人デビューの憂鬱(2004.03.11)

当然のことではあるが、また新人デビューの時期がやってきてしまった。地
方から移籍した新人たちについては、大リーグでデビューしたときの松井と
同様、だれも新人扱いなどするわけもないのだが、問題は、騎手学校で卒業
式に記念ムチを贈呈された若者たちだ (記念ステッキと呼んだほうがカッコ
いいと思うが)。

初々しい彼らに対し、馬券をはなれたところでは応援をしつつも、正直困っ
てしまうことが多い。多分、ベテランジョッキーたちも、若葉マークをつけ
た彼らと一緒にレースをするのは、やりにくいはずだ。軽自動車に乗ってま
っすぐ走っているだけならともかく、レスポンスはいいが扱いにくいスポー
ツカーに乗ってる場合もあるからだ。

私たち馬券を買う者にとってはなおさらで、新人だから単に消してしまえ、
というわけにもいかない。3K減だけでかなり助かる馬もいれば、能力断然の
馬に乗ってくることもある。何より一番困るのは、今度出てきたら勝負だ!
と以前から狙っていた馬に乗られてしまうことだ。こんな時は正直、どうし
ていいか分らない。

しかし、そんなことをいつまでも言ってはいられない。とにかく、今は彼ら
の実力を、できるだけ早く見極めることだ。昨年もホームページのコラムに
書いたが、長谷川の騎乗能力をいち早く見抜いて「才能あるかも」と皆さん
にお知らせしたとおり大活躍。3K減の恩恵とともに何度かお世話になった。

しかしまー、初めのうちは、できることなら走らない馬に乗って、一生懸命
技能を磨いてほしいものである。そして、こっちが買わないときに思いっ切
り走って、早いとこ全員が初勝利を飾ってもらいたい。



お手馬で狙い撃つ!万馬券(2004.03.04)

勝負馬券の狙い馬に、いつもと同じジョッキーが騎乗していれば、予想の自
信度合はともかく、安心して観戦できるというものだ。ファミリーカーのよ
うな素直な馬ならともかく、スロットルの加減が難しい昔のスポーツカーみ
たいな馬ならなおさらである。

その馬の専属みたいにいつも乗っているジョッキーなら、気性や癖などがよ
く分っており、その馬の力を十分に引き出すことができるというわけだ。こ
れがいわゆる、お手馬というやつだが、競馬のジョッキーにお手馬があるよ
うに、予想する者にも、その個性を知りぬいたお手馬といえるこだわりの馬
がいる。

ここから先は、予想者のお手馬についての話である。お手馬については、い
つ、どんな時に好走するかを自信をもって推理でき、厩務員さんよりもよく
知っているゼ!というくらいの思い込みがあるものだ。

ジャスト研究会にもお手馬が何頭も揃っているが、お手馬を狙い撃ちして高
配当を的中させる「お手馬理論」の実例を簡単にご紹介するので、参考にし
ていただきたい。

まず、最初はメイショウフクヒメという牝馬。昨秋、京都の1000万条件・ダ
ート1400M戦を休み明けで使ってきた。 久々で休養前の成績は今ひとつとい
うことで人気薄。その前の休養明け緒戦は 4着だったし、前走も凡走だった
が、その敗因は分っていた。どちらも重、不良と路面の堅いダートが嫌で、
集中して走れなかったのだ。

ちなみに当方のメモには、牡馬相手の1000万でも勝てるだけの裏づけととも
に「馬場が堅いと走らないセンシティブ(感じやすい)なお姫様」と記してあ
り、良馬場なら、休み明けでも力を出し切れると踏んだ。B予想として推奨、
見事 1着で万馬券の的中となった。

その逆に、先週のダイタクデヘラー(1阪2・7R)は、ダートの重馬場で現オー
プンのドローアウターに差のない 2着がある。 メモには「あと30Mあれば差
し切れた。脚抜きのいい馬場でスゴイ末脚を見せる馬だ」と記してある。前
走は届かず 4着で人気薄。しかし当日は午前中が雨の予報!絶好(?)の馬場
を見込んで推奨した。ハナ差2着で馬単の大回収は逃したが、馬連・3連複で
好配当的中だった。

また、相手関係次第では、お手馬をなにがなんでも◎にする必要はなく、○
または▲にしてもO・Kだ。昨年のオークスではスティルインラブを◎に公開
予想としたが、お手馬のチューニー(13番人気)を▲にして馬単33,950円的中
となった。 このように、GTレースならともかく、平場の下級条件馬をそこ
まで調べるファンはほとんどいないだろう。だからこそ、高配当が獲れると
いう理屈なのだ。

名前が好きな馬でも、馬券でお世話になった馬でも、気になる馬がいたら徹
底的に調べ、追いかけて、自分のお手馬にしてみてはどうだろう。お手馬が
増えれば増えるほど競馬が面白くなるし、毎週、出馬表を見るのが楽しみに
なってくるはずだ。



得意種目
(2004.02.26)

競馬必勝法についての考え方には色々あって、たくさんの人が自分なりに研
究し、試行錯誤をくりかえしているのではないだろうか。その中で、ひとつ
確かなことは、毎週毎週、午前も午後も、全レースの馬券をのべつ幕なしに
買っている人は儲からないということだ。

しかし、そのような方も、ある限定された部分ではプラスになっていること
がある。「ダートの1200Mはよく当たる」「メインは得意」とか「去年の8月
はトータルでプラスだった」等々……。

まさか、「今年も8月が来るまで競馬を休んだら?」とは言えないが、自分
の得意なレースを持っている方は、“その部分”だけに磨きをかけるという
のも、馬券で勝つ一つの方法である。

例えば、「1000万クラスのダート戦には自信がある」方は、そのクラスのメ
ンバーの成績データを集中して集め、そのレースビデオだけを何度も繰り返
して見るなどして研究を重ね、その道(?)のスペシャリストになればよいの
である。そして、その得意なレースだけを買い、ほかは一切買わない。

けっして簡単なことではないかもしれないが、漠然と自信のあるレースだけ
に絞るという方法よりは確実だ。このように自分の得意種目を作れば結果も
良くなるし、競馬が今以上に面白くなるはずだ。



記憶に残るダート王(2004.02.19)

いよいよというか、早くも今週 GTレース第一弾、フェブラリーSだ。 とこ
ろで、いまだに“フェブラリーハンデ”と言い間違えてしまうのは私だけで
あろうか。頭がボケてしまったのか……。いや、たぶん記憶に残る最強のダ
ート馬を思い出として引きずっているからである……という事にしたい。

その昔、 2年連続で最優秀ダート馬に選ばれたアンドレアモンというダート
王がいて、当時はフェブラリーSも “フェブラリーハンデ(キャップ)”とい
うレース名であった。名前の通りハンデ戦で、強い馬が重いハンデを背負っ
て勝てば、その馬こそズバ抜けて強い真のダート王として認められた時代が
あったのだ。

記憶に自信がないので、インターネットで調べてみた。アンドレアモンがフ
ェブラリーハンデを勝ったのは1985年で、ハンデは58.5Kだった。 しかしそ
れ以外に別定のオープン特別などでは、60K前後を背負い砂の上で暴れまわ
っていた記憶があるが、インターネット上では上手く探し出せない。まー、
記録上はどうであれ、私の中で、彼こそは今でも史上最強のダート馬なので
ある。

さて、アドマイヤドン君、仮に58.5Kのハンデを背負わされたとして、フェ
ブラリーを勝つ自信はあるかね?



競馬四季報の問題点(2004.02.12)

競馬四季報は、血統や過去の成績が簡単にわかり、競馬ファンにとっては
“バイブル”のような存在である。時計や着順などは、馬場差や相手関係ま
で詳しく調べたいところだが、過去の成績全体をタテに見ることで分ってく
る事もあるので便利である。騎手の乗り替わりや斤量、コース、馬体重、そ
して季節による成績の良し悪しが、時系列で一目瞭然なのだ。

さて、この競馬四季報であるが、専門紙などの成績欄(能力表)に載っていな
い“古い”成績を調べる際に便利であるが、出走数の多い条件戦の馬では四
季報を見ても成績が載っていないケースがある。年に 4回しか発行されない
ため競走成績の掲載が追いつかないのだ。この、四季報にも専門紙にも載っ
ていない“やや古い”成績は、過去の新聞や競馬ブックをひっくり返して調
べなくてはならない。

この点、何とかならないものか。たいした違いはないが、新刊を少しでも早
く手に入れたいという方には、年間購読がおすすめである。月曜発売のもの
が2、3日早く宅配で送られてくるので書店で買うよりも 1週間早く使えるし
特製のテレカももらえる。

名前が名前だけに、「年に 5回以上発行できない」と言われそうだが、特集
その他がなくてもいいので、「春夏中間号」とか「夏秋中間号」のようなも
のを平場戦マニア(?)のために発行してみてはどうだろうか。その分、多少
は売上げも上がるかも……。



調教だけでは分らない?(2004.02.05)

先々週の話になるが、以前から注目していたファンドリワールドが小倉の壇
之浦特別(1000万・芝1200M)で勝った。 その気になっていれば、12番人気で
単勝が4,260円、総流しなら馬連190,030円も獲れていたが、馬券には手が出
なかった。 しかし昨年の京都で寒桜賞 (3歳500万・芝1200M)を勝ったとき
は、自分はもちろん、会員の皆様に推奨して予想はズバリ的中した。そのと
き予想メールに記した根拠はこうだった。

「坂路調教では以前から好時計をマークしておりましたが、今週は上がり
 23秒9 − 11秒9 というとんでもない末脚を披露。 今まではダートだけ
を使ってきましたが、これだけの瞬発力があれば芝で使わない手はあり
ません。」

栗東の坂路でこのときは 4Fが52秒3だから、テンからある程度飛ばしていた
ことになる。それで残り2Fを23秒台でまとめるということは、それだけでズ
バ抜けた能力の持ち主だということができる。坂路調教で実績をあげている
山内厩舎に、前半を15-15くらいで流して、終いだけ一杯追うという調教パ
ターンがあるが、それでもラスト2Fが24秒台なら優秀な方である。

しかし、ファンドリワールドが 500万を勝ったあと調子が下降し凡走を続け
たことからも調教で一時的に好記録を出したからといって、その後も好走す
るとは断言できない。調教はそのときの調子を計るバロメーターと考えたい。
しかし調教で走らなくてもレースで好走する例は、ご存知のとおりたくさん
ある。軽い追い切りでもレースで好走する馬のほとんどは、すでに仕上がっ
ているから強い調教はしない(不要)という場合が多いのだ。



桜花賞へ向けて(2004.01.29)

399日ぶりに岡部騎手が復帰した。 丸めた頭を見て驚いたが、以前の岡部か
らは想像もつかないナイーブな姿がそこにはあった。復帰したその日に勝て
た事について、テレビ神奈川のインタビューでは声を詰まらせていたが、見
ていたこちらも目がウルウル。短期のオーバーホールの予定が、左ひざの手
術、そして長期のリハビリ。悲観した時期もあったのではないか。

若い時には分らないが、年齢を重ねてくると思ったようにトレーニングがで
きなくなってくるものだ。短気になって、無理な筋トレやストッレッチをす
るだけで筋を痛めてしまい、しばらくは運動ができなくなってしまうことも
ある。そんな感じだからなかなか計画通りにはいかない。

これは、極限の争いをする若い競走馬たちにとっても同じである。ハードな
トレーニングも脚元と相談しながらという場合がけっこうあって、そのへん
が改善されると急に強くなったりする。また、精神的にも同様で、無理な調
教やキツいレースを経験すると、走ることに抵抗を感じて能力があってもい
い成績を残せなかったりする。

岡部はこの日、2881回目の勝利を、超良血馬ダンスインザムードの鞍上で飾
った。2歳馬、明け3歳馬には、なるべくムチを使わないようにしているとい
う彼らしい騎乗で、逃げたツィンクルヴェールを交わすときにチラッと後続
との距離を測り、2着馬とはわずか3/4馬身差に抑える全く無理をさせないレ
ースだった。

この楽な勝ちっぷりで、ハイレベルのメンバーが揃った10R 古馬1000万特別
の勝ち時計に0.5秒差の1.34.3という頼もしい走破時計。 このコンビで、な
んとしても桜花賞まで順調に駒を進めてもらいたい。




条件戦でこそ狙いたい素質馬 (2004.01.22)

掲示板に載ったり載らなかったり、時々馬券になったりならなかったりとい
う馬が、500万・1000万という条件戦にはたくさんいる。 現級でギリギリの
実力しかない馬は、好走したあとに反動(疲れ)が出る心配もある。
 私はこのようなレースでは、上のクラスに行っても好勝負可能な、素質を
持った馬を狙う。たとえ足踏みしても、高い確率で必ず勝ち上がるからだ。

単に現級を勝てる実績(時計や着順)があっても、それだけでは勝ち上がれな
い。大抵の場合、その程度の馬は 1レースに何頭もいる。軸馬の連対率を上
げたかったら 1つ上のクラスで上位に入れるくらいの時計なり素質を持って
いる馬から狙った方がいい。

例えば、先週、中山のダート1800Mで未勝利を勝ち上がったダイワメジャー。
3歳500万でも好勝負できる馬だ。勝ち時計1.56.4は一見遅いように思えるが
中山のダートは、今かなり時計が掛かっている。これは翌日の古馬1000万で
4着に相当し、よほどの相手が出てこない限り連勝のチャンスだ。







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