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2004.12.26 中山 「有馬記念」3歳上G1 芝2500M

競走馬には走るコースごとに得手不得手というものが、多少なりともある。
これは無数とも思える(大げさ?)予想ファクターのひとつではあるが、この
ファクターを重視した予想のヒットは多い。今回の有馬記念もこの点を重視
して軸を決めたいと思う。

以前よりその素質を高く評価し、歯がゆい結果が多かったゼンノロブロイだ
が、ついに完成の域に達したのか?秋の天皇賞とJCを連勝。それも強い内
容でのものだった。ここで有馬を勝つと特別ボーナス(賞金) 2億円も加算さ
れることになる。


【過大評価に要注意!】

同じ藤沢和厩舎でもあり、昨年のシンボリクリスエスとイメージがダブって
しまい、さらに負ける気がしなくなってくる。しかし、ここにきて一気に完
成の域に達したのではなく、たまたま好走の条件が整ったために勝ったので
はないか?と考えることができなくもないのである。

これは高配当を狙う際の考え方のひとつであるが、人気馬を過大評価してい
ないかどうかを考えるのも、予想過程としては重要である。先週の阪神牝馬
ステークスはダイワエルシエーロ(まさか、最も不利な大外枠とは…)が 3着
でハズしてしまったが、前走がピークだったとして 1番人気のオースミハル
カ(9着)の評価を下げたのは正解だった。

有料情報とした、そのひとつ前の 10R北摂特別でも人気のエメラルドアイル
を▲と評価を下げて、◎○で馬連1,210円、3連複7,100円、3連単25,670円の
的中となった。ゼンノロブロイが断然人気となるなら、なおさらマイナス材
料を探したくなってくる。


【ゼンノロブロイでどうしようもないのか?】

さて、秋緒戦の京都大賞典でナリタセンチュリーとの追い比べで負け、天皇
賞で圧勝したが、今秋の東京は今までとは違う、かなり特殊な馬場だった。
4角から直線にかけてインを回った馬が断然有利で、外を回った馬が伸びて
こないのだ。乗り役に言わせると、内は引っ掛かりが良く、雨の後も乾きが
早かったそうだ。

だから、稍重の天皇賞はなおさら乾きが早いインを回る馬が有利で、その点
リンカーンやテレグノシスなど大外を回った馬は全然伸びず、インを回った
ゼンノロブロイの強さが際立つこととなった。

JCについても、期待された 3歳勢が、コスモバルクとデルタブルース以外
は、ハイアーゲムもハーツクライもホオキパウェーブもだらしなかったし、
外国馬もイマイチだった。そして、Mペースではあったがラストから 2ハロ
ンが 11秒4-11秒9と一気に速くなり、コスモバルクなど先行馬にはキツイ決
め手比べのレース。またしてもゼンノロブロイの強さが際立つこととなった
のである。

そしてこの 2戦ともに東京コース。冒頭に書いたようにこの馬は東京が特に
合っている可能性がある。3歳時は、東京で青葉賞を勝ってダービーが2着。
神戸新聞杯で圧勝したものの、今考えれば相手に恵まれた一戦だった。その
後秋の天皇賞までは勝ち鞍がひとつもなかったのは、そのへんの適正の問題
なのではないだろうか。


【やはり、中山の得意なバルクから】

ということで、この中山ではゼンノロブロイを過大評価しないことにする。
一方、コスモバルクであるが、中山では弥生賞を勝って皐月賞が 2着。そし
てセントライト記念ではレコード勝ち。まさに中山巧者であり、今回はコー
ナーが 5回と多く、スタート地点もスタンドから離れており、(改善された
とはいえ)折り合いが最大の課題であるこの馬にとっては好材料である。

以上のように、中山に替わるという点で考えるとコスモバルクに逆転の可能
性はあると考えて◎。今回は北海道に戻っていない。この間ビッグレッドフ
ァームでの坂路調教ができないのは気になるが、今までと違い1000Kmを越え
る長距離輸送がないことは、それ以上にプラスである。(できれば、金曜に
でも美浦の坂路で15-15程度の調整をしてもらいたい。)

○はゼンノロブロイ。過大評価はしないが、一皮むけたのは確か。コース替
わり以外のマイナス材料はない。

▲はタップダンスシチーとしたいところだが、順調に使っている馬を優先し
てデルタブルースに。1000万を卒業したばかりで菊花賞を勝ってJCが3着。
まだ上昇する可能性もある。

そして△がダイタクバートラムとツルマルボーイ。ここに有力馬3頭をエン
トリーさせるとは、さすが橋口師。ハーツクライはちょっと足りないが、こ
のダイタクかツルマルのどちらか一頭が直線一気を決めそうな気もする。

△の最後に、タップダンスシチー。昨年の有馬記念は重のJCを圧勝したあ
とが順調ではなかったような気がする。勝てないことを分かってか、レース
前の佐々木師の力のない笑顔が印象的だった。極限のレースをしたわけでは
ないので、仏まで行った疲れはもう残ってないだろう。

ただ今回は仕上がり切っていないようだ。このレースで引退の予定だったが、
ここで有終の美を飾る自信は陣営から伝わってこない。そして、突然、引退
撤回のニュース。来年も現役続行なら、仕上がり途上のここで目一杯のレー
スは考えられない。よほどの展開利でもあれば、といったところか。


◎コスモバルク
○ゼンノロブロイ
▲デルタブルース
△ダイタクバートラム・ツルマルボーイ・タップダンスシチー



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