2016年武蔵野S

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武蔵野S(2016)検証

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モーニンはちょっと我慢させすぎの印象のある追走だったが、前走のアウォーディーとの一騎打ちに消耗が大きかったのか、斤量だけの問題ではないような不本意な競馬で、得意のスピード勝負も不発。

休み明けながら、得意とする東京でしっかりと末脚を伸ばした3歳のゴールドドリーム。
流れに関係なく、後方一気がほぼ狙い通りにハマったように見えたカフジテイクもそう。
普通は勝ち負けくらいの内容だし、そういう時計であったのだが、全く勝負にならなかった。

時折誰よりも勝負強く、時計の感覚に鋭いところのある田辺騎手が、1400馬のタガノトネールを覚醒させ、昨年の先行押し切りからの僅差の2着を遥かに上回る内容で、クロフネの日本レコードに0.5秒差と迫る1:33.8で勝ち切ってしまった。
恐らく、ついてくる馬はいるだろうとの計算はしていたはずだが、鞍上としても、乾坤一擲の好騎乗は積極策の時に集中しているから、コパノリッキーのフェブラリーS1度目の勝利の経験に照らし合わせれば、意外と予定通りだったかもしれない。

2歳の特別戦も、結構流れたところで、先行粘り込みの2頭が馬券に絡んでいた。
重馬場でハイペースでも、春になる前の東京の大一番では、先行残りはよく見られる傾向。
それに繋がるこの武蔵野Sだから、タガノトネールの適性だけの問題ではあったが、そういえばフェブラリーS前のモーニンの評価を思い出してみれば…。

単調なタイプを多く出す一族だが、弟のタガノエスプレッソ同様、渋とく粘り強く走れるのが身上。
連チャンで安定感のある結果を残せることもない血筋は、田辺騎手のような勝負師タイプにはこういう化学反応を見せる可能性が大いにあった。

しかし、ドリームキラリが絶好調とはいえ、逃げ粘って掲示板に残っている。
東京マイルの実績を買われた人気の2頭は、力を出し切れなかった印象だ。
デイリー杯を勝ったジューヌエコールも同じだろう。


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