2016年京都2歳S

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京都2歳S(2016)検証

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1番人気のヴァナヘイムは、キレないイメージを少し払拭する騎乗をしたプラチナヴォイスの和田騎手が、ちょっと仕掛けを遅らせて直線に入ってからスパートした影響か、内にモタれた影響を今度はこちらが受けて、絶妙な仕掛けでスパートしたものの、こちらもササってしまって、少し先にモタれてから立て直されたプラチナヴォイスの進路を妨害してしまった。
スローの決め手勝負に合わせる競馬は、彼らの型ではない。

それらをマークしていたのが、3着の欧州血統のベストアプローチであり、このレースは鬼門のディープ産駒にあって唯一の参戦馬・カデナなどは2か月半で東京にも行ったのに、ここまで体重減なしのタフさそのままに、直線大外一気で、クラシック候補に名乗りを上げる結果に。
カデナの前走の内容は素晴らしく、今回もスパッとキレた母父フレンチデピュティで、マカヒキのような大成も期待されるのだが、今のところはGⅢの安定勢力という感じもしないではないので、相手のペースに自らハマっていってしまった人気2頭という印象を受ける。

母父ディープながら、キングカメハメハと母系の超A級社台牝系のヴァナヘイムは、この系統独特の2歳時モタモタ現象の一端が、ここ2戦見られる。
少し社台の一流牝系とは一線を画すとはいえ、オルフェーヴルなどは2月までGⅢとオープン特別で2着が1回ずつある程度の成績から、大きな出来事を経て、歴史的三冠馬へと昇華していった。

かく言う祖母エアグルーヴも、重賞勝ちは3歳になってから。
晩成型の血脈というより、2歳秋でも、まだ実力を出し切るところまでは至らないというのが、これまでの傾向として出ている。
ヴァナヘイムには、強烈な決め手はないかもしれないが、似たような配合のルーラーシップほどの変な癖はなさそうだ。
上手に競馬ができるようになるまで、もう少し時間がかかることが、これでよくわかった。


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