2016年金鯱賞

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金鯱賞(2016)検証

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マイネルラクリマは、2年くらい前ならもっと速い流れを作れたかもしれないが、特に欲のない休みがちの8歳馬である。
単騎でハナを切ったとて、その流れは考えるまでもなくスローだ。

それが楽逃げする状況で、まだ準オープンクラスのパドルウィールが、折角の重賞出走で無駄にすることはないと、松山騎手はいつもずっと前の2番手追走。
それでマイネルラクリマが60秒を遥かに上回るペースを作ったのでは、リードホースが役目を果たしてくれていると感じただろうシュミノー騎手のサトノノブレスには、結局、最悪の流れになった。

内と外に入った実績上位の菊花賞好走馬の出が良く、人気のヴォルシェーブに乗ったデムーロ騎手は、スローになることは想定済みも、隣のサトノノブレスも早く内に入れたいという意識があったから、やや挟まれる形になって引かざるを得なくなった。
昨年のレーヴミストラル同様、回ってきただけに。

こういう展開で結果を残していたヤマカツエースとシュンドルボンが、自慢の末脚を繰り出し、1、3着。
今年も何だかよくわからない、ローカル重賞の切なさが蔓延する競馬になってしまった。

寒暖差が異常に激しい日本列島にあって、多少はまともな関西圏でも寒い日は多かった。
勝ったヤマカツエースがプラス20kg。
休み明けの菊花賞好走馬より多かった贅肉は、よくわからないままターフに復帰しただろうマイナス6kgのデニムアンドルビーに分けてあげても余るほどで、昨年の結果を見る限り、ヤマカツエースの季節がやってきたということなのだろう。

今年の春には見せられなかった器用な脚が、この日のレースを制するために残しておいたかのように、見事に使えていたのが、何とも憎らしい。
あと、日本の騎手が頑張ったということは、評価しておく。



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