2017年紫苑S

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紫苑S(2017)検証

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勝負所で大分に外へ振られてしまったが、三分三厘の仕掛けが絶妙だった岩田騎手駆るディアドラが、最後はスムーズに内をロスなく回ってきた関東馬2頭を何とか捉えきり、人気馬の面目を保った。

ハーツクライの人気馬を筆頭に、眠れる才能の開花の機会を思って、ここを飛躍の舞台にしようとした陣営の願いは叶わず、皆圏外に消えた。
一方、あれだけ速い馬場だった函館で、特段目立った時計の勝負にならなかったものの、夏の北海道の1000万条件でワンツーを決めていたポールヴァンドルとカリビアンゴールドが、今度は着順入れ替えてカリビアンの先着。

レースを振り返れば、あそこにいればそれはなあ・・、という絶妙な好位付けからの抜け出しも、カリビアンゴールドの接戦に対する因縁は、いかにものステイゴールドの傾向で、これは痛し痒しも仕方がないところか。
中山でのキャリアの豊富さに加え、オークスで揉まれた経験では、その点で負けず劣らずのディアドラとは、臨戦過程を考えると、レースの安定感ではカリビアンゴールドが上かもしれないが、ゴール前の脚を見るとワンパンチ足らないのかもしれない。
時計が速いのも得意ではないだろう。

勝ったディアドラは、よっぽど道内の移動が負担だったのか、前走は大幅体重減でありながら、今回移動距離は大差なくとも、この暑さでオークスとトントンの体重で出てきたから、こちらの478kgの方がいいに決まっている。
京都でやっとこさ5月に2勝目を挙げて、そこから中1週のオークスで掲示板確保。
中京デビューの馬が、この夏は北海道に適鞍を求めて、苦しい競馬をしてきたという経験は、休み明けの関東馬にはない。
昨秋の関西遠征失敗の痛手は、早くもトライアルの段階で今年は結果に表れてしまった。
ディアドラの初重賞制覇にかかった時間を考えれば、天才型のハーツクライ2頭には、まだ叱咤が足らない気もしないではない。


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