2018年マーメイドS

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マーメイドS(2018)検証

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トーセンビクトリーの浜中騎手が、しれっとというか、策を考えるまでもなく、スローの逃げに出たように見えたから、これはうまいことハマったなと思って見ていたのだが、そんなに甘くない、超波乱が通常のマーメイドS。

まさか、外差しの印象が強いアンドリエッテがインを強襲し、伏兵陣を代表して、本当は雨が欲しかったはずの馬が、こうして激走するような展開になるとは…。

来そうな馬が来たというか、消えそうな馬は逃げたトップハンデのトーセンビクトリーを含め、みんな消えたレース。

思えば、アンドリエッテはチューリップ賞2着馬。

ワンブレスアウェイも、1年前までは連続連対を長く続けて、その後の飛躍が大いに期待された馬である。

おしくらまんじゅうのような勝負どころの争いから、スムーズに抜け出してきたアンドリエッテは、前走のパールSから斤量一気に4kg減の51。

雨が降っても、そうとはならなくても、この展開であれば、きっとこの馬が上位争いに加わっていただろうということが、何となく想像がつく、初めて目撃した彼女の勝負強さであった。

良馬場で行われた影響はあったとはいえ、1:59.1では、明らかに重賞としての質は高いとは言い難い。

しかし、自分の武器が自身のキャリアではなく、このような斤量面のアドヴァンテージだった時に、大きく動きが変わる馬もたまにいる。

中央場所という要素がそこに加わることで、単純に勢いに勝る条件戦好走馬にだけチャンスが現れない、こういった小難しい結果が頻発してしまうのがこのレースの特性。

ほとんど自分の競馬に終始して、力を出し切ったようなところもあるミエノサクシードや、1角までの位置取りがスムーズではなく惜しかったヴァフラームなどが、2馬身も前と離される力関係でもない。

コース取りは全てだったが、斤量の盲点は最大の取捨のポイントだということが、はっきり見えた一戦だった。


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