2018年京成杯オータムハンデキャップ

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京成杯オータムハンデキャップ(2018)検証

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位置取りが競馬の展開を左右することは、往々にしてある。

直前の雨馬場で、まるで次元の違う競馬で突き抜けたファインニードルのように、流れに合わせて競馬をすることは、正しい結果に繋がるものだ。

ミッキーグローリーはどうだったか。

スマートに乗ることが多いルメール騎手だから、パツンパツンのモリモリマッチョマンではないけれども、単純に体が大きいミッキーグローリーが真ん中より外の枠で、内枠にはそれなりに主張したい馬もいるという組み合わせ。

超高速ではなくなった中山だから、勝ち時計の逆算と前が止まりそうなポイントは、少しはわかりやすくなった。

中団外目から、じわりじわりとエンジンをかけていく競馬。

対して、枠を利して好位付けは簡単だった競馬も上手なロジクライは、なまじ前に行こうという意識だけは盛んな連中のすぐ後ろで、自身の消耗より、前でやり合った面々を捌くのがいかにも難しそうな展開に置かれてしまった。

その内にまた、競馬のスタンスを変えようと三浦騎手とアグレッシブに位置をとる形に挑戦しているロードクエストが、理想のポジションにつける。

前走は強引だったミッキーグローリーは、距離が血統的には延長が望ましいのに、母の印象だけではなく、弟のカツジ共々、気性的な問題と兄は体の使い方に制限がかけられる死角もあって、この辺の距離がピタリと合う印象はあった。

ルメール騎手は、勝利インタビューでも、前々走で騎乗した内容を加味して、その点について触れている。

34.7-46.9-58.1→1:32.4

このラップに逆らわないゆったりの進出は、実にクレバーかつ勝負強い騎手の騎乗と思える。

直線は思惑通り、じっくりと上げていく形でスムーズにエンジンをかけることがベストという皆が認識したとおりの競馬を体現することで、追い込み一手のワンカラットなど、勝てば官軍のマイルチャンピオンを目指して戦った面々をいなして、大いなる成長を重賞制覇という形で示した。

終始ロジクライと単勝オッズではせめぎ合いをしていたミッキーグローリーが、勝ち切れば文句なしのチャンピオンになれるロジクライから、ほんのレース5分前くらいで1番人気に入れ替わった。

お目が高いという見立てもできる。ルメール騎手の機運の高まりなど、推せる材料はそれなりにあったミッキーグローリーが、みんなの夢を奪って、理想的な競馬をした中での勝利で一気のランキングごぼう抜き。

皆が力を出し切れる条件で、オープンキャリアだけでなく、競走馬として戦った絶対数を見比べた時、勝ち馬の上昇力は、ファインニードル同様、ここではまるで違ったという感想が、このレースの全てであろう。

好調というほどの馬はあまり多くなかったレース。

結果的に、上位人気馬ばかりの競馬になったし、今後の展望もその面々の取捨に重きを置くのが定石となる。



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