2014新潟記念

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新潟記念(2014)見解

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”不思議な傾向”というのは、神秘的で踏み込んではならぬ神のみぞ知ることだとされ、そのうちに定説へと昇華する場合もある。

この新潟記念にもそれがある。ディープ産駒が勝てないことだ。2010年の産駒デビューで、実質的には初年度産駒が4歳になる一昨年からの2年のみのデータなのは、もちろん百も承知だが、この辺の距離の重賞ではことごとく連対馬が登場しているわけだから、ちょっと気になる。

高速馬場で、かつ上がり勝負になるのも周知の事実。何故だ。七夕賞でも小倉記念でも、展開さえ向けば来ているのに。

 

何故だか、昔から函館記念とのコネクションがあったりするので、双方連対馬がまだ出ていないから、そこに何かしら共通項があるのかもしれないが、トランスワープやパルブライトのデータを凝視した所で何が出て来るわけでもない。論拠にするには薄っぺらすぎる部分はあるが、買いかぶりを防止する理由くらいにはなる。

一応、勢いをつけてきたクランモンタナを3番手に挙げておくが、それならダコールとかエックスマークとか…。あくまでも上がりが速い競馬。ただ差してくるだけでは、きっと届かないのだと思う。

あのトーセンラーだって、差し損ねているのだ。

 

ディープが負ける。それを負かすということにかけて、このハーツクライの右に出る者はいない。

ジェンティルドンナ・ハープスターといった時代を彩る名牝たちに、ハーツ産駒が本当に屈辱的な形で苦杯を嘗めさせたのは、その劇的な登場を世に知らしめるに相応しい舞台で決闘し、雌雄を決したあの日と全く同じ構図である。

 

この中に、そんな性質を色濃く受け継いでいる馬は、サマー2000チャンピオンにリーチの掛かったメイショウナルトを置いて他には見当たらない。何せ、ハーツクライ産駒は彼1頭だけだ。

ランク付けはともかく、7頭もディープ産駒が出走するのとはあまりにも対照的。故に、ディープを軽視したわけだが。

 

メイショウナルトを切る理由など山ほどあるわけだし、57.5のトップハンデでは本命だけは避けたいというのが人情だが、七夕賞で-10kgの後でも小倉記念に増減なしで挑めた、その体調の万全さはどうにも捨てがたい要素。

切りたくなるのも人情なら、拾いたくなるのもまた人情。

左回りコースは総じて、直線が長く引きつけても最後は競り負けてしまうことが多かったが、自分の型を田辺騎手と一緒に築き、小倉では自分のペースを作れなかったのに最後まで渋とく粘ったから、うまく後続を引き離して先行できれば、もはや回り云々は関係なくなる。幸い、今回は先行型も少ない。

 

彼らの作る人馬一体のリズムは、他の仕掛けを遅らせたい意識をより増幅させるとみる。良ならこちらもツーカーの仲と目される、ユールシンギングと北村騎手のコンビにも同等の期待をかけたい。条件はぴったりだ。



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