ストレイトガール

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高速サンデーの風

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スプリンターズSをヘイルトゥリーズン系の馬が勝ったのは、デュランダル以来12年ぶりのこと。
そのストレイトガール。キンシャサノキセキ、ファイングレインなど中京に縁のある馬を多く出したフジキセキを父に持つ。
阪神Cで復活したロサギガンティアと同じだ。
母父は、レース史上唯一、3歳馬にして単勝2倍を切る高い支持に応え快勝したタイキシャトル。

前年の新潟での一戦は、特殊な馬場状態に加え、前走が全くレースにならなかったことでファンの判断がバラつきが出たために最初から2番人気だったので、その長短が相殺される形で、いつもより一段上の着順でゴールすることになった。
レース分析が今回のテーマではないにしても、見た目には昨年は恵まれた状況での勝利と言ってしまっても、異論は少ないだろう。

思い返せば、ナリタブライアン<ヘイルトゥリーズン系>が相応の評価を受けた中、二ホンピロウイナー産駒<ターントゥ系で共通>であるフラワーパークがGⅠ高松宮杯を制したことに端を発した変調は、概ね、ノーザンダンサー系かレイズアネイティヴ系もしくはミスプロ系が勝ち、たまに零細血脈が底力の示すという競馬体系の中で異質な傾向を維持し続けることで、大きなうねりを生むことはなかった。

ただ、量産型のヘイルトゥリーズン系の最強血統であるヘイロー-サンデーのラインが、
高松宮記念 05年アドマイヤマックスから7勝
スプリンターズS 97年タイキシャトルから3勝

期間も違えば、時に求められるスピード能力にもバラつきが生じる状況ではあるが、昨年も03年の時も、上位3頭はサンデー系。
来るときはわさっときて、来ない時はお呼びでないという展開だったことを示すデータだ。
今回のヘイロー同系配合馬の優勝が、明確なターニングポイントになる可能性は大いにある。

2着好走のサクラゴスペルも、オーシャンS2勝のヘイルトゥリーズン系同士の配合。
4代母がミスタープロスペクターを産んでいるという背景はあるにしても、サクラプレジデントが快速血統のはずがない。
このような特殊な血の結びつきは、新時代の幕開けを伝えるサインとなり得る。


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