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異才

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果たして、彼らのゴールは一体どこにあるのだろうか。

2011年生まれで同期のモーリス、ゴールドアクターは、前年の厳しい戦いの経験を活かし、昨年無敗のままシーズンを終えた。

6戦6勝の年度代表馬・モーリス。

圧巻の秋シーズン。GⅠのマイルCSを前哨戦として、香港のトップマイラーを打ち負かす足掛かりにする、その踏み台にした競馬は盤石のものがあった。

香港でのレースぶりにも納得がいく。

4戦4勝で、グランプリホースにまで上り詰めたゴールドアクター。

父が勝てなかった有馬記念。祖父は2勝。みんなで獲った3つ目のタイトルは、未来に繋がる軌跡。

正しい古馬の在り方を示す、もしかすると、最後の大物になるのかもしれない。

見た目には鈍重で、鋭さを欠くように見える地味な配合。

ただ、彼らが示した能力は、スローペースなら他のサンデー系と同じように鋭い反応を見せるといった、ある意味特殊なものだった。

多少のスピード比べなら、容易にこなしてしまう。

サンデーサイレンスが父の代で3代目、仔の代では4代目のところに入っているのだから、それは納得のキレ味なのだが、いくら気難しいモガミが入っているとは言えども、モーリスのマイラーとしての資質は、デビュー戦の1400Mの新馬で示した1:20.6を論拠とすべきだろう。

より地味に、かなり渋いキョウワアリシバ、マナードといった大舞台には縁のない血を含むゴールドアクターに至っては、ほとんどスクリーンヒーロー自身の持つ種牡馬としてのポテンシャルがダイレクトに伝わる形で、分身として成長を遂げたのである。

遠因となるのかどうか。彼らが生まれた年、各々生まれた日の間に、あの大きな出来事があった。

日高の牧場は、美浦、栗東よりは、ずっと震源地は近い…。

昨年の3歳世代から、上半期ではあるが2頭の重賞馬を出したスクリーンヒーロー。

そして、つい先日の根岸Sにもプロトコルという個性派が出走していた。

ヴィクトワールピサが悲願のドバイWC優勝を果たし、オルフェーヴルは無人の野を突き進むヒーローとなった年。

「速すぎない馬の時代へ」

ということなのか。

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