血統コラム

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ヒント スピード型の分水嶺

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どうして速い馬にならなかったのか。

どうして、そのまま中距離タイプに育たなかったのか。

ロードカナロア

サクラバクシンオー

思えば、サクラバクシンオー産駒で最初に重賞を制したのは、今やクラシックの登竜門として実際の格以上の価値を誇るきさらぎ賞の勝者・メジロマイヤーだった。

すぐ後に高松宮記念を勝つショウナンカンプが登場したから、メジロマイヤーがしばらくして、また同時期に行われる小倉大賞典を勝ったことなど、もうほとんどの人が忘れていることだろう。

プリンスリーギフトを3本とも5代以内に持つ彼が、皐月賞に挑んでいるのだ。

結果は伴わなかったが、3歳春に路線を短距離に定めた父とは、やはり異質な道を進むことになる。

ロードカナロアはいったいこの後どうなっていくのだろうか。

主な活躍馬は、

<同父のエース>

ステルヴィオ

アーモンドアイ

<今一つ?>

ダノンスマッシュ

アンヴァル

アンフィトリテ

何となく、イメージ通りの馬ほど、明けてからの本番に向けた戦いの中で、ポカが続いている印象は拭えない。

本格派に育つ系統という素地は、すでに母父としてクラシック路線で結果をまずまず出しているストームキャットの血を持つことで、能力を担保されている。

しかし、サクラバクシンオーがそうであったように、本質で距離延長を好むタイプは、なかなか古馬になってからは苦戦することが予想される。

第一、気性的に距離不安が付きまとうのが通常だろう。

万が一にも、3歳春の2400タイトル奪取は有り得ても、菊以降の古馬長距離タイトルに縁があるようには思えない。

ディープインパクトはサンデーサイレンスよりも長距離カテゴリーへの適応が遅いようで、ライバルのスタミナが平準化したことにより、一昨年はついに菊花賞馬が誕生した。

一方、短縮条件では今年もシャイニングレイが伏兵ながら人気より走らなかったし、ゆっくり動いていく方が合う父似の馬の方が結局走る。

互いのいいとこどりであるロードカナロアに、べらぼうに得意な条件があるわけではない可能性を感じる。

まだ本物に育ちそうな短距離型は出ていない点は重要だ。


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