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原点回帰の名血馬

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小倉記念の週は、アグネスタキオンとゼンノロブロイの血が各地で躍動した。

早世のアドマイヤオーラが送り込んだ次世代のスター候補であるクロスクリーガーは、ファンから受けた多くの支持に応え、レパードSを快勝。
一緒に出ていた同父のノボバカラと共に、打倒ノンコノユメ<母父アグネスタキオン>に誓いを立てるのであった。

クロスクリーガーはブライアンズタイム、ノボバカラはフレンチデピュティが母父。またノンコノユメの父はトワイニングで、これはかつて名うての砂巧者を数多くこの世に生み出したフォーティナイナーの直仔だ。
ならば、米二冠のサンデーサイレンスとボールドルーラーの直系の孫にあたるロイヤルスキーを父に持つアグネスフローラとの交配により誕生したアグネスタキオンの本質的なダート適性が現れてきても不思議はない。

先月七夕賞を勝ったグランデッツアのように、先行して粘りこむことが得意な馬を多く出したアグネスタキオンの傾向からも、こうした流れはごく自然なことと捉えるべきかもしれない。

アメリカンスターの組み合わせから誕生したゼンノロブロイ。
南米の血を持つその仔ペルーサは、フランス出身のルメール騎手の手腕により、高速の中長距離戦での強さを改めて体現するような走りを取り戻すことに成功した。
でも、日本競馬のレベルは高いから…。
ペルーサの過去は必然的であり、未来が明るいとも言えない。キレないのは事実だ。

一方、アズマシャトルの方は、例年より多少時計はかかる小倉のグリーンターフを、直線の後半からジャックして初重賞制覇を果たした。
坂のあるコースよりは速く走れるに決まっているから、1:58.0は常識的な範囲での走破タイムともいえる。
でも、こんな速い時計で走り切るロブロイ産駒は、なかなかいない。先述のペルーサのその昔の青葉賞の内容は素晴らしかったが、条件が揃わないと、速い競馬で勝ちきれないのは父とそっくり。
ただ、そういう血が残っていくと、サンデー系の多様性は無限に拡大するだろう。


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